ツーリスト・キャンプの朝はとても快適だ。出場者たちが思い思いに整備を始める。チームIBMも広瀬監督以下、AUTOの武田選手、MOTOの女性ライダー3人が、それぞれに整備を続ける。途中、岩城選手のバイクの点火系トラブルなどもあったが、とにかくできる限りの整備をして明日のスタートを待つ。 インターネット・スタッフも通信の準備を始めるが、インマルサットB-typeがどうにもつながらない。インド洋上の衛星から太平洋上のものに変えて、何とかe-mailを選手たちに届ける。

広瀬監督のコメント 一日あったおかげで、忙しかったけれど、セットアップできました。女の子たちが、日本にいるときと変わらないムードなので安心しています。舞い上がっていないですね。 トラブルはあるが、これが面白いところ、これがラリー。 みんなが無事スタートできる体制は整いましたよ。スタートしたら、いけるか、いけないか。ある意味じゃ、デジタルなんです。いけるかもしれない、いけないかもしれない、と考えたりするのはきょうまでなんですね。きょうでこのラリーの50％は終わりなんじゃないかな。残り50％を、それぞれの選手がどう作っていくか。楽しみは、いまからです。

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