いざモンゴルへ

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モンゴル日記 レポート IBM ENGINEER : 花田 英人 はなだ ひでと

8月15日(ETAP-1) 5:20起床、6:00朝食。 7:30リエゾン・スタート。 バスでウランバートルのスペシャル・スタート地点へ。 モンゴル語でのセレモニーが続く。 Inmarsatに繋がらない... インド洋上のは今朝7時に直っていたはずなのに...
手違いで荷物の到着が深夜零時頃になるらしい。荷物が届かないと食器が無いので、ペット・ボトルを二つに切った食器で食事をした。 荷物が着くまで星を見に行く。 満天の星の中に、人工衛星を数分のうちに2個発見。


8月14日 8時朝食。インマルサットに接続している酒井さん達から、つながらないという最悪のニュースが流される。 夕方、東にビームを振る。 入ってくる! シグナル・レベルがたちまち10を超え、機器の設置場所を変えて何とか通信出来る状態になった。作業は順調に進み、程なくWIDEからメールが大量に送られてきた。10:00頃には応援メールを取り出す事に成功。皆さんに読んでもらえるかしらん。
8月13日 09:00から最終ブリーフィング。 冒頭から「ただいまモンゴルではコレラが猛威を奮っており...」という大層なニュースがあった。 よって全員コレラの予防接種。出国ゲートを出ると、松山―ウランバートル間初就航を記念してパイロットとCabin attendantに花束贈呈などをしており、テレビ・新聞等の取材が行われていた。 着陸したウランバートル空港をあとにバスは観光客用ゲルに向かう。舗装はしてあるもののいたるところに凹凸の絶えない道を進むが、周りは本当に真っ暗やみになってしまった。
8月12日 14:00羽田全日空カウンター前集合、定刻に全員が揃うという、なんとも幸先のよいデキゴトが起こった。その後は何ということもなく松山全日空ホテルに着き、19:00から、ビア・パーティー。 モンゴルでの試走車から撮ったビデオをつまみにお酒を頂く。

8/14 インマルサットB-Typeがつながらない!

11:30頃、インマルサットとの通信のセッティングを開始した。M-Type(電話利用のみ)はすぐつながる。しかし、B-Typeが反応しない。場所を変えて再度セットするが、レベルは0か1程度。60台後半の数字が出なければいけないはずだが・・・。酒井が東京へ電話するも、すぐに結論は出ない。インド洋上の衛星を調べてみるとの返事。 午後からは、バルコニーへ運んでみるが、同じ結果。他のセッティングは終了している。衛星がつながれば、データのやり取りが始められる。


14:30、酒井、井元が、ウランバートルでのプレス・カンファレンスに出席するため、バスに乗る。前日同様、ひどい乗り心地だ。 プレス・カンファレンス終了後、会場からも東京へ連絡を取る。東京で全く同じセッティングでテストしたが、やはりつながらないらしい。 キャンプ地へ早く戻りたいが、ここでアクシデント。バスが故障して動かない。運転手がバケツを持ち出して、バッテリーの端子を洗い出した。そんなことで直るのか。?マークが、みんなの頭を駆け巡る。だいぶ時間が経ってから、別のバスが来た。日本製らしく、まだ新しい。乗り込むと何とBGM付きだ。


キャンプでは素晴らしい知らせが待っていた。太平洋上の衛星を試したらつながったとのこと。早速WIDEのスタッフが、e-mailをダウンロード。花田がプリントアウトしてインフォメーション・ボードに掲示する。出場者が声を上げながら見ている。よかった。 しかし、モンゴルから太平洋上の衛星はとらえにくいのだ。明日のキャンプ地で、東の方向に山があると厳しい。

8/13 日本からモンゴルへ レポート−モンゴル側スタッフ

9:00 公式ブリーフィング。いきなり会場がざわめく。ウランバートルで、コレラが流行っているという。現地では生水はもちろん、食べ物も一切口にしないようにと念を押される。馬乳酒を飲む機会はなくなるのか。 空港待合室で、コレラの予防接種。



14:25 松山空港を離陸。窓にいくらか雨が落ちている。ボーイング727。3列+3列、中央に通路がひとつ。テレビなし、音楽なし、しかし圧迫感もないのでけっこう快適だ。
20:00 飛行機が高度を下げた。白い点はゲルだろうか。

20:05 着陸。雨がちょうど降り始めた。雷の音が1、2度、聞こえてくる。しかしそんな天気のおかげで、ラリーレイド・モンゴル一行を、意外なものが迎えてくれた。虹である。曇った空に、90度くらいの円を描いている。このゲートをくぐって、旅が始まる。そしてバスに乗り換えた。




22:05 明かりが見えてきた。ここか、ここだ。みんな、声を上げる。期待通りにバスが入り口に向かったので、ホッとした。入り口正面にきれいな建物があり、その横にツーリスト用のゲルがずらりと並ぶ。ゲルの中には、ベッドが4つ。きょうはきっとよく眠れる。

22:30 食事をする。当分ビールは飲めないだろう。ゆっくりノドに流すことにする。 23:30 建物の入り口あたりをウロウロしていたら突然、停電。何も見えない。ドアの向こうは、深い海の底のようだ。そばにいた人のライトを頼りに、自分たちのゲルへたどりつく。就寝。