Windows Media Playerの画面キャプチャー

 インターネットで配信されているRealPlayerやWindows Media Playerの動画を忘れないように画面キャプチャーしておきたいのですが,うまくいきません。よい方法があったら教えてください。



 最近はADSLなどの影響によって,RealPlayerやWindows Media Player(以下WMP)を利用した動画コンテンツが増えているようです。しかし,その多くがストリーミング配信されているため,「このシーンを撮っておきたい」というときなどは,画面ごとキャプチャーするしか方法がありません。
 しかし,これらのプレイヤーで,再生した動画のスクリーンショットを撮ってみると,肝心の動画の部分だけ真っ黒になってしまいます。これは,どちらのプレイヤーも標準ではDirectXを使用して動画を再生しているために起こる現像なのです。
 動画をちゃんとキャプチャーするには,再生時にDirectXを使わないよう設定する必要があります。WMPの場合は,最初にスタートメニューから「システム情報」を起動します。続いてメニューから[DirectX診断ツール]を選択し,[ディスプレイ]タブを選択してから「DirectDrawアクセラレータ」を「無効」にしたあと,再起動すればOKです。また,RealPlayerの場合は,メニューから[環境設定]を選び,[パフォーマンス]タブ内にある「最適化ビデオを使用」のチェックを外すだけです。
 なお,ストリーミング配信されている動画の大半は著作権がかかわってくるため,撮影した画像を個人で楽しむ以外の用途では利用できませんので注意してください。(左藤カツオ)


 WMPやRealPlayerなどの動画再生ソフトのスクリーンショットを普通にキャプチャーしようとすると,肝心の動画部分が真っ黒になってしまうことが多い


 それぞれのプレイヤーでDirectXを使わないよう設定すれば,スクリーンショットも問題なくキャプチャー可能。WMPの場合は「DirectX診断ツール」から設定を行う