25 Aug 1996 8月25日第2回ラリーレイドモンゴル1996はすべての日程を終了致しました。
8月後半の開催は天候の不安定と低気温が心配されましたが、一日を除きほぼ全日程に於いて好天に恵まれ熱い闘いが繰り広げられました。二輪部門では昨年に続き博田巌選手が優勝し、見事に2連勝を飾りました。女性で唯一完走した関麻実子選手の健闘ぶりは、それは想像を超えるものでした。
四輪部門は少ない台数ながら非常に興味深い展開となり、前半首位をキープした横川選手、そして1度首位に立ちながらもPC不通過で3hr.のペナルテイを受け一時は優勝をあきらめた長谷見選手の猛追、そして首位に返り咲いたもののETAP-8デューンでのスタックで渡辺/斉藤組に遅れ、再び巻き返しをはかるもののマシントラブルにあい、追い上げきれませんでした。しかし、この上位3名の本当に熱のこもった闘いぶりには感動を覚えずにはいられませんでした。その他にもマシントラブルなどでリタイアして行った選手達にも惜しみない拍手を送らなければならないと思っております。本当に10日間、全ての参加者、役員、関係者が1つになって素晴らしいドラマを演じきって頂きました。モンゴルの短い夏ももう終わり、早い秋の、そして冬の支度にかかる季節となりました。来年、再びこの地で(7月21日〜の日程でFIAに申請中)このラリーがさらに素晴らしいものとして開催されます様に応援して頂いている皆様、関係者の皆々様に心よりの御礼とお願いを申し上げます。
第2回ラリーレイドモンゴル1996 大会会長 山 田 徹
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