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身体の中で脂肪を貯蔵するのは、脂肪細胞と呼ばれている特殊な細胞です。この脂肪細胞は皮下や腸間膜「腹膜内内臓脂肪が、つく部分」肝臓の周囲、胃に付着した大綱膜、睾丸や子宮などの性線、それに筋肉間などに集まって脂肪組織を形成しています。
脂肪細胞の数は、成人で約250億個といわれていますが、かなり個人差があります。脂肪細胞は生後一年までと、思春期に増加します。ところが成人してから肥満になった人の場合は脂肪細胞の数はあまり増えず、一つ一つの脂肪細胞を拡大させて間に合わせます。つまり子供の頃から太っている人は他の人より脂肪細胞の数が多くなるわけです。ですから、子供の頃から太っている人の場合、ぜい肉をとるのは大変になります。逆に言えば大人になってから太った人はダイエットも簡単と言う事です。
食事制限や有酸素運動によってエネルギーの摂取より消費を大きくすると、当然脂肪は減ります。その際、脂肪細胞そのものの数は減少せず、各脂肪細胞の容積が小さくなるだけです。脂肪細胞の数が多いほど減量も大変になるわけです。 いったん減量に成功しても、ちょっと油断して食べすぎたり、運動をさばったりすると元の身体に戻った言う話しをよく耳にします。さて脂肪細胞に貯蔵される脂肪の源は食事からとる炭水化物と油脂です。 両者は経路はちがいますが、いずれも消化、吸収の後、血中で中性脂肪となります。 血中の中性脂肪が必要以上に余ると、脂肪細胞が取り込んで貯蔵する仕組みになっています。 甘いものご飯などをたくさん食べると、インスリン分泌が増え、自然的にLDLの働きが活発になり、脂肪がどんどん貯蔵されていきます。 又、血中にVLDLやカイロミクロンが大量に存在する時も、脂肪細胞への脂肪貯蔵が促進されます。
こってりしたステーキなどの動物脂肪や甘いものは、摂取カロリーそのものをふやすだけではなく、血中のカイロミクロンなどを増やし、肥満をさらに助長するので要注意です。