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運動不足は腰痛の大敵です。
車を利用することの多いアメリカでの生活では、とにかく運動不足になりがちです。そのために腰から下枝の筋肉が弱って腰痛に、ということになります。 デスクワークの多い人も要注意です。運動不足のほか、悪い姿勢も腰痛の原因になってしまいます。ヘンな姿勢のまま、つい隣のデスクの電話をとったりすると、ピリッと腰に痛みが走ることもあります。
腰痛には、内臓疾患からくる腰痛と背骨に原因のある腰痛とがありますが、運動不足からなる腰痛は、もちろん後者の背骨に原因のある腰痛です。
こうした腰痛は、いわば二本足歩行をするようになった人間の宿命的な病気ともいえます。 背骨は、レンガを滑り台のように傾斜させて積み重ね、そのレンガの間に椎間板というクッションを入れ、靭帯というヒモで連結した形になっています。 そして、レンガがずれないように、背骨と腹筋がコルセットの役目をしているわけです。運動不足や肥満によって背骨が弱くなると、コルセットがゆるめになり、レンガがずれやすくなります。 そんな状態の時に、重いものを持ち上げたり、床に落ちた物を拾おうとすると、急激に腰に負担がかかり、ぎっくり腰に見舞われます。
ぎっくり腰というのは、医学的には腰椎 捻挫といいます。 捻挫ですから、要するに背骨の関節の損傷ということです。 背骨を上から見ると、前方に椎間板というクッション、斜め後ろに一対の関節があります。椎間板は関節ではありませんが、関節様の組織であり、この部分に痛みが走るのは、たいていの場合、椎間板が損傷したと考えられます。
ぎっくり腰は椎間板ヘルニアの始まりであることが多く、何回がぎっくり腰を繰り返しながら椎間板ヘルニアになる人と、最初から椎間板ヘルニアになってしまう人とがいます。 椎間板は二重構造になっていて、織心輪と呼ばれる周りの硬い部分髄核と呼ばれるゼリー状の部分からできています。 その椎間板の損傷が大きくて中身の髄核が心尾輪の隙間からでてくると、椎間板ヘルニアとなり、はみ出した髄核が斜め後ろにある神経を刺激し、座骨神経痛を起こすわけです。