現在もこの店には同じ名前の子がいる。しかしWalterがはまったのは先代のNちゃんやった。
笑うと顔がくしゃくしゃになる、どちらかと言えば可愛いタイプの女の子やった。
はまったのは、彼女がEcupの素晴らしい美乳であったことが第一の原因。小柄でスマート
なくせに、乳だけは美しく張りきっておった。触ると柔らかいくせに、信じられん弾力があり
先人が「ゴムまりのような」という言葉で例えたのが、まさに良く理解できる乳やった。
当然パイズリもできたわけやが、本人はフェラが一番自信があると言っておった。そして
その言葉通り、ズルズルと音をたてながら、首を上下左右に激しく振りながらしてくれるフェラは
ハード好みのWalterの嗜好にぴったりとはまったのである。
彼女はWalterのことを、「お兄さん」と呼んでいた。
初めて逢ったときから非常にフレンドリーやった。通う度顔を合わせるや否や首に抱きついてくれた。
なんでもないことやが、それが疲れたWalterにとっては慰めにもなった。そうや。
彼女は商売を感じさせないようにしてくれていたのや。Walterはそういう女の子にはどうしても
感情の移入を激しくしてしまうから、時間内にイかなくなってしまうのじゃ。
それでもWalterは満足であった。彼女の素晴らしい乳を触れる。キスできる。
はまり込んでいった。可愛くてしかたなく想ってしまったのやった。
彼女にはポケットベルの番号を教えていた。仕事中、昼前後になるとよくベルを鳴らしてくれた。
このころWalterのベルナンバーを知るのは、JIJIを始めとしたごく近い人間以外は彼女だけやった。
熱心に仕事をしていると、不意にベルが震動し始める。Walterは大きな期待でベルを見る。
しかし!ベルには無意味とも思える数字が並んでおるだけや。
Walterのベルは、数字表示のみで、文字表示機能がないので、文字情報は化けてしまう
のやった。悔しかった!
そんなある日、久しぶりに彼女に逢いに行った。見ると素晴らしい彼女の体には、くっきりと
ビキニの水着の日焼け跡がある。聞けば「バリに行ってきた」という。
ところが彼女を抱いていると、妙なことに気がいってしまう。彼女に元気がないのや。
「はーん、今日はそんなに気がないんやな。そんなこともあるやろう」と、気にせずにいた
のやが、いつもはお互いに燃えるようなキスを交わしていたのが常やのに、おとなしげに
受けるだけ。何か変やな。と思ったが、分からなかった。
しばらくしてWalterの仕事が忙しくなる。遊びにも行けないような状態のある日。
ベルが鳴ったのや。しかも今度は電話番号らしき表示が入っておる!
「彼女かいな?」と思った。しかし仕事が忙しい為に、うっかり消してしまったのや!
ようやく仕事が一段落した頃、WalterはBニーを訪ねる。しかし!
彼女は、急に店をやめてしまっていた。
後で分かったことやが、彼女がやめた原因は、いわゆる「親ばれ」やったそうや。
なんで、あの時電話してやらなかったのか。Walterは一生の不覚と悔やんでおる。
2.某店にて
この店だけは教えることはでけん。伏せ字もでけん。とっておきの店やったんや。それに 今でもある店やから、店に迷惑をかける訳にはいかんのじゃ。
この店はしきりで仕切った個室ではなく、マンションの個室に案内される。ということは
何をしても外にばれない可能性があるわけや。当然声も上げ放題なわけや。それも
さることながら、ここで知り合ったSと言う女が自他ともに認める「好きモノ」!。
体を合わせるや否やもうあえぎ出すという、極楽窮まりない女やったんや。
Walterは当然調子に乗る。この店は原則ゴムフェラなのやが、Sは指名二回目から
それも使うことを忘れて乱れておった。Sもかなりの巨乳やったのでWalterはパイズリを
リクエストするが、残念なことにSはパイズリのコツを知らない。
仕方なしに、この日は基本テクニックを教えておいて帰る。しかしSは、たとえ三本の
指を入れられようとも、ただただあえぎまくるだけで、拒否しない。それどころか
「入れてもええやろ?」と聞いても見つめるだけで否定しないのや。
「こいつはホンマモンの好きモンなんや!」
と思うた。事実本人もそれを分かっておるようやった。そこでプレイ終了後に、
「ホンマに入れたかってんけどなー、やっぱりあかんか・・・」と言ってみたところ、Sは
「いや、別にええんやよ。ええねんけれども自分から言うわけにはいかんやん?。」
こう言ってのけたのやった。
さて、今度こそSに本番したろうと思い、遊びに行ったところ、Sはいなかった。
それだけではない。店のシステムが若干替わっており、パンツは脱がないように
なっておる。
そう。Sの本番行為がばれて、Sはクビ! 店もイメージが落ちることを恐れてシステムから
替えてしまったのやった。
3.梅田のPンドラ2 祥子ちゃん
もうすでにこの子は店にはいない。が、本当に風俗遊びがおもろいものやと教えてくれたのは 彼女にほかならない。
はまった原因。それは彼女が信じられないほど着やせする女やったことが、第一の原因。 ご存じのとおり、Walterは巨乳フェチなので、着やせするグラマーにはめっぽう弱い。
まあ、そういう巨乳風俗嬢はいまではそうそう珍しくはない。がこのころはWalterも風俗遊びを
始めて日が浅かったので、ようやく出会った巨乳風俗嬢やったんや。
彼女の乳は、完全なおわん型。服の上からはどう見てもC-cupぐらいの胸にしか見えん。が、それは
下着で押さえ付けるからで、ひとたびブラをはずすと誰もが信じられないぐらい、素晴らしい二つの
盛り上がりが現れるのやった。大きさは92cmやったが、トップとアンダーの差が大きいので
カップ数がでかいのやった。(WalterはE-cupではなかったかと思うのやが・・・)
彼女にはまったのはそれだけではない。彼女は男が感じて声を上げることに、非常に喜びを
感じるという性癖があったのやった。
Walterはこの頃は初心者だけあって、出す声も控えめやった。ところが祥子ちゃんはプレイ中に
「気持ちいい?・・・声出してもいいのよ・・・」
と、たびたびささやきかけてくる。こうなったらWalterのタガがはずれる!。
恥ずかしげもなしに声を上げるようになってしまった。そうすると祥子ちゃんはさらにさらにと
快感の波をちんちんに送り込もうとするやないか!
強烈な快感がWalterの全身を駆け抜け、ぴくりとも動けなくなった後、Walterは聞いてみた。
「俺って、君にとってええお客やったんやろうか?」
「そうよ。あなた、完全に私のお客さんタイプだわ」・・・彼女は答えた。
その言葉には、大阪の
女にはないイントネーションがある。聞けば広島生まれやという。
「感じてくれるとね、こっちも燃えちゃうのよ」
「・・・・・」
そうかと思った。ただ金の為だけで風俗で働ける訳がない。そこはお金も去ることながら、
「裸の男と女が、ひとときの人情をも交わしあうところ」
であることが
初めてWalterに気付かせてくれたところであり、張本人が祥子ちゃんであったのや。
その後、彼女は店からいなくなった。Walterには
「若いうちに稼いで、そのうち店でも持つことにするわ」
と言っておったことを思い出す。彼女がきっと幸せになっていることを心から信じている。