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中性脂肪はVLDLとカイロミクロンというリポタンパク質によって血液中に運ばれます。
このうち動脈硬化とも深い関係にあるのがVLDLです。 VLDLは肝臓で遊離脂肪酢などから合成された中性脂肪を運びますが、食べ物からとりこまれり、肝臓で作られたコレステロールも一緒に運びます。
そして水解され、組織にエネルギーを補給した後、最終的にLDLになります。VLDLも増えすぎると動脈硬化を起こす悪役と言うことになります。
VLDLが多すぎる状態では、善玉のHDLが少なくなっていることが多く、LDLの性質を変えて動脈硬化を起こしやすくもします。 その意味ではLDLに負けないような悪役と言えるのかもしれません。中性脂肪には、もう一つのカイロミクロンという運び屋がいます。 カイロミクロンは小腸で作られ、食べ物のコレステロールや脂肪が吸収されて出来た中性脂肪を体中に運びます。脂肪が小腸で吸収されるには数時間かかります。
食後12-16時間を過ぎてもカイロミクロンが血液中に残っているのは、代謝が悪いためで、これを高カイロミクロン血症といいます。 この場合、中性脂肪は100mg/deを超えていることが多いものです。
* VLDL −−−− 肝臓で作られる−−脂肪組織や食事の脂肪などから合成され、 中性脂肪を筋肉や脂肪組織に運搬する。 *カイロミクロン−−− 小腸で作られる−−食べ物から消化吸収されたコレステロー ルや中性脂肪で作られ、中性脂肪を筋肉 や脂肪組織などに運搬する。