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コレステロールは細胞膜の成分ですから、万が一足りなくなると細胞膜は弱くなり、外敵の進入を防ぎにくくなります。 日本人に脳出血が多かった時代には、低栄養によるコレステロール不足から血管壁が弱くなっていた事もひとつの原因と言われています。
コレステロールには、他にも重要な役割があります。そのひとつは、ホルモン合成の材料になることです。 副較では副肝皮質ホルモン、性線では男性ホルモンや女性ホルモンといったステロイドホルモンが作られています。
もう一つ大事なのは肝臓で胆汁酸が、作られる時の材料になる事です。胆汁酸は、胆汁のなかに入って腸に運ばれ、脂肪の消化や吸収を助けます。普通一日に700mg位のコレステロールが胆汁酸に切り替わっています。 もしも、コレステロールが足りなくなって胆汁酸が十分に作られないと、食べたものの脂肪は十分に消化されず、下痢を起こしてしまいます。腸で役目を果たした胆汁酸の一部は、植物繊維に吸着されて便に取れ込まれ、体外に排出されます。 排出された分については、血液中のコレステロールが新たに使われる事になります。
ちなみに胆汁酸が順調に排出されないと、そのまま肝臓に戻って最良される為、その分コレステロールはだぶついてしまします。