イントラネットからのASPによるDB利用

社内イントラネットのWebからMicrosoft Accessのデータベースを検索できますか。


社内イントラネットで使用されるWebサーバーとして何を使っているかにもよりますが,手軽な方法としてはWindows NTでIIS(あるいはPWS)を動かし,アドインパッケージであるActive Server Pages(以下ASP)を導入します。
 ASPはVBScript,JScript,Perlなどを動かすためのスクリプトエンジンで,サーバー側にこれらのスクリプトで記述されたプログラムを置いておくことにより,ダイナミックなホームページの発行ができます。
 サーバー側で用意するのは.ASPという拡張子を持ったスクリプトですが,クライアントのブラウザにはこのスクリプトが実行された結果だけを返すようになっているので,ブラウザの種別はとくに意識する必要はありません。
 またASPのファイルにはスクリプトのほかに直接ブラウザに送信するためのHTMLを記述することもできます。
 データベースへのアクセスは,これらのスクリプト言語の中にある「ODBCを経由したDBアクセス関数」を用いるのが簡単です。具体的にはコントロールパネルにある「ODBC」から,使用するデータベースファイルとデータベースエンジンとを関連付け,このファイルに対してVBScriptからADODB(ActiveX関数)を経由して情報のやり取りを行うことができます。
 サンプルはASPをインストールするとチュートリアルとしても用意されているほか,VBScriptの言語仕様にもかなり細かく記述されているので参考になるでしょう。
(三谷直之)

例)HELLO.ASP
<HTML>
<BODY>
<% For i =3 To 7 %> ←1行強調
<FONT SIZE=<% =i %>> <% =I %> だけを強調
Hello World!<BR>
<% Next %> ←1行強調
</BODY>
</HTML>
これをブラウザで見ると,
<HTML>
<BODY>

<FONT SIZE=3>
Hello World!<BR>

<FONT SIZE=4>
Hello World!<BR>

<FONT SIZE=5>
Hello World!<BR>

<FONT SIZE=6>
Hello World!<BR>

<FONT SIZE=7>
Hello World!<BR>

</BODY>
</HTML>
以上のスクリプトがHTMLに展開されWed ブラウザで下のように表示される
ASPスクリプトファイルをHTMLファイルへ展開する