Windows 2000を使っていますが,自己解凍の圧縮ファイルってどうやって作ったらいいのでしょうか?
自己解凍形式の圧縮ファイルはいろいろな圧縮形式で作ることが可能ですが,一例として,Windows 2000に標準で装備されている自己解凍ファイルの作成ツール「IExpress 2.0」の手順を示しておきます。英語版ですが,何のインストールもなく使え,インタフェースがWindows標準のものなので,受け取った人に安心感を与えることが可能です。
@[スタート]メニューから,[ファイル名を指定して実行]を選び,名前に「IEXPRE
SS」と入力して,[OK]を押す。すると,IExpress 2.0が起動する
Aそこで,[Create new SelfExtraction Directive file]を選んで,[次へ]を押す
Bすると,解凍パッケージの目的の選択が現れるので,[Extract File only]を選択する。そのときに,[Extract File and run an installation command]のほうを選択すると,解凍したあとにインストーラが自動起動するなどのオプションを付け加えることができる
C次にパッケージの名前を付けて,[次へ]を押す
D確認ダイアログの設定。これは自己解凍ファイルを実行した直後に出るメッセージを設定する
E次に,使用許諾の表示/非表示を設定する
Fファイルの選択になるので,[Add]を押して,自己解凍ファイルの中身のファイルを設定する。なお,このファイル選択は複数指定が可能
G「解凍したフォルダをどうするか」を,設定します
Hフォルダの解凍が終わったあとのメッセージを設定することができる
I次に保存するファイルのファイル名,ディレクトリを設定する
JSelfExtraction Directive fileのセーブを行う(次回以降,このファイルから同じ設定で作ることが可能になる)
K「Create Package」の画面になるので,[次へ]を押して,パッケージを作成する
なお,ここで作ったファイル(EXEファイル)は,Windows 95/98/98 SE/Me/NT
4.0/2000で解凍可能です。
Windows 2000に標準で装備されている自己解凍ファイルの作成ツール「IExpress 2.0」。表示は英語だ
自己解凍ファイルを解凍するときに使用許諾といったオリジナル設定を入れることが可能