DirectXをアンインストールすることはできるのでしょうか?
最新のDirectX 8ではインタフェースが大幅に変わっていて,インストール後に今までプレイできたゲームができなくなったり,動作が不安定になってしまうことも多いようです。そんなときに,DirectX 7にバージョンを戻したいという人も多いのではないでしょうか?
マイクロソフトの見解によると,Direct
Xはシステムコンポーネントであるため,アンインストールはできないことになっています。そのため,DirectXを復旧するにはOSの再インストールが必要になります。しかし,オンラインソフトにはDirect
Xをアンインストールするツールが存在します。下記のURLでダウンロードできます。
DirectXアンインストールツール
http://www.ebrink.com/dxun/Direct.htm
注意が必要なのは,Windows 98やWin
dows 98 SEの環境では,DirectX 6.1以前のDirectXコンポーネントのアンインストールを行うと,OSの再インストールが必要になることです。これは,DirectX 6.1のインストーラでは,Windows 98に含まれているDirectInputやDirectSoundのコンポーネントを置き換えないため,それらが消えてしまうからです。DirectX 7以降がインストールされていれば,DirectX 6.1のモジュールは残るので問題はありません。
こうしたトラブルを回避するために,アンインストールを実行する前に,「DirectX 診断ツール」を使って,ご使用のDirectXの状態を確かめてみることをお勧めします。起動方法は,[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実行]を開き,「DXDIAG.
EXE」を実行します。このツールは,現在インストールされているDirectXのバージョンがチェックできるだけでなく,Direct
Xの各コンポーネントのテストを行えます(画面6)。
(赤坂賢太郎)
画面6 「DirectX 診断ツール」では,DirectXのバージョンやコンポーネントの確認,機能のテストなどが行える