深夜などに,処理時間が長いメンテナンス系のアクセサリを動かしたいと思います。任意の時間に,自動でソフトを起動するような設定ができたら便利なのですが。
Windows 98/NT4.0にはタスクスケジューラが付属しており,これを利用することで,指定した日付,時間に特定のアプリケーションを自動的に起動させることが可能です。分かりやすく説明するために,ここではWindows 98のタスクスケジューラを使って毎日特定の時間に特定のディレクトリを丸ごと別のディレクトリにバックアップするスケジュールを組んでみましょう。
初めに,バックアップ処理を行うバッチファイルを作成します。
ECHO OFF
XCOPY C:\DATA C:エDATABACKUP /S /E > C:\TEMP\BACKUP.LOG
PAUSE
このファイルを\WINDOWSの下にBACKSCE.BATという名前で保存し,エクスプローラから実行してバックアップ処理が正しく行われることを確認してください。
次にスタートメニューからプログラム→アクセサリ→タスクを選択します(画面2)。この画面から「タスクの追加」を選択し,タスクウィザードを使ってさきほど作成したバッチファイルのパス,バッチファイルを実行する日付,起動時間などを指定します(画面3,4)。登録が完了すると,タスクスケジューラによって自動的にバッチファイルが起動されるようになります。
(三谷直之)
画面2 タスクを新規に追加するときは,「タスクの追加」をダブルクリックする
画面3 タスクウィザードが起動するので,実行したい時間と,実行したい日,開始日を入力する
画面4 タスクスケジューラが動作中なら,アイコントレイに「タスク」が表示されるはずだ。
アイコンをダブルクリックすると,動作中のタスクの一覧が表示される