Flash ATAの種類

PCカードのFlash ATAカードで,セイコーエプソンのカードは「SunDisk ATA FlashDisk」と認識されますが,ハギワラシスコムのコンパクトフラッシュは「IDE/ESDIハードディスクコントローラ」と認識されました。これらの相違点はどこなのでしょうか。


現在発売されているFlash ATAカードは製造メーカーによって,SanDisk系とそれ以外(日立製作所,松下電器産業製など)に分けられます。Windows 95ではSanDiskがOEM元のFlash ATAカードには「SunDisk ATA FlashDisk」(SanDiskの旧社名は「SunDisk」だったため,このように表示されます。Windows 98では「SanDisk」になっています)というドライバが割り当てられ,それ以外のカードの場合は「スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラ」というドライバが割り当てられます。
 どちらの場合もESDI_506.PDRというドライバが利用されており,書き込み/読み出し速度は変わらないが,SunDisk ATA FlashDiskのカードのほうが認識にかかる時間は短いようです。スタンダードIDE/ESDIハードディスクコントローラとなるカードで認識が遅いと感じているユーザーは,SunDisk ATA FlashDiskにしても問題なく動作するので,ドライバを変更するといいでしょう。
(笠原一輝)


Flash ATAには「SunDisk ATA FlashDisk」と認識されるものと,「標準IDE/ESDIハードディスクコントローラ」と認識されるものがある


「標準IDE/ESDIハードディスクコントローラ」と認識されるカードのドライバを,「SunDisk ATA FlashDisk」に変えると警告が出るが,問題なく使える