ノートPCに内蔵された2.5インチのHDDを大容量のものに交換しました。おかげでノートPCは快適に動作するようになりましたが,今までノートPCに内蔵されていたHDDを,できれば自作PC上で使用したいと思っています。利用するためには何が必要なのでしょうか?
ノートPCに内蔵されているHDDのほとんどが2.5インチサイズのものです。ただしHDDの厚さは12.5mm,9.5mmなど,A4,B5,ミニノートPCの本体サイズで異なる場合がありますが,最近では9.5mmが主流のようです。自作PCユーザーの多くは3.5インチのHDDを使用していると思われます。3.5インチのHDDは2.5インチの同じ容量のものに比べて安価なので,新規購入のさいには3.5インチのほうが経済的です。3.5インチと2.5インチは全体のサイズだけでなく,インタフェースのコネクタ仕様や,電源供給のコネクタ形状が違うことも挙げられます。2.5インチのHDDでは,ノートPC用ということもあり,省電力で動作できます。しかし,コネクタの形状を変換し,安定した電源を供給したほうが安全といえます。3.5インチ用変換キットは秋葉原などで,1000円以下で購入できる場合があります。また,USBやSCSIなどのインタフェースを介して外付けできるユニットも市販されていますので,HDDを外付けしてUSB接続で利用することもできます。
(編集部)
2.5インチ用HDDを3.5インチ用に変換するコネクタ。電源コネクタも付いているので便利。内蔵HDDとして使用する以外にUSB接続キットなどを使って外付けHDDにすることも可能