Cドライブの空き領域を増やしたい

ブラウザでWebページを見て回っているだけなのに「Cドライブの空き領域が足りません」というメッセージが頻繁に表示されます。ディスククリーンアップでも解決できません。どうしたらよいでしょうか?



Cドライブはブート用のパーティションであるだけではなく,システムやさまざまなアプリケーションによって作業用のファイルが作成されるドライブです。またアプリケーションをインストールするさいに,デフォルトのインストール先ドライブに指定されている場合が多く,そのままインストールするなどして空き領域を消費してしまいがちです。
 Cドライブに空き領域が少なくなると,さまざまな状況でエラーが発生します。それらを回避するためには,日ごろからCドライブの空き領域を確保しておきたいものです。最低でも500MB以上,できれば1GBぐらいが理想的な空き領域です。
 まず最も簡単な方法はディスククリーンアップを実行することです。「Cドライブの空き領域が足りません」というエラーが発生すると,ディスククリーンアップの実行を促すメッセージが現れるので,そのまま実行してみましょう。このときに,すべてのオプションを有効にすれば高い効果が得られます。マニュアルで実行するには,スタートメニューから[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→[ディスククリーンアップ]で実行できます。日ごろからまめに実行するのもいいでしょう。
 さまざまなファイルの保存場所を変更するのも有効です。さらには,システムのスワップ領域を別のドライブに移すことです。Windows 9x/Meの場合にはマイコンピュータのプロパティを開いて,[パフォーマンス]タブで[仮想メモリ]をクリック,[自分で設定する]を選択して仮想メモリのドライブを変更します。Windows 2000の場合はシステムのプロパティを開いて[詳細]タブで[パフォーマンスオプション]をクリック,仮想メモリの[変更]ボタンでドライブの変更も可能です。
(折笠光裕)



仮想メモリの場所を変更するのは非常に有効。余裕があるのならば,速度が速いドライブのパーティションを一つ,仮想メモリ専用に割り当てたい



システムのテンポラリファイルを削除するのも一つの手。一時的な作業ファイルを削除しないで終了する,行儀の悪いアプリケーションは非常に多い。検索して一気に削除しよう