CD-Rドライブ利用で重視すべきものはメモリかCPUか?

CD-R/RWドライブを使うときに重視すべきものは搭載メモリ量? それとも CPUパワーですか?



これは,環境によって変わるので一概にはいえません。しいていえば,メモリに関しては128MBあれば十分で,あとはCPUパワーということになります。しかし,2倍速程度で焼く分にはK6-2/233MHzでも十分間に合ったりするので,CPU性能だけとはいいがたい部分があります。むしろ,HDD性能のほうが効いてくるでしょう。つまり,十分な空き容量がある,フラグメントが少ない,そもそものディスク転送性能が高速,といったことのほうが重要なのです。
 一般にCD-R/RWを4倍速程度で書き込む分には,400MHz以上のクロックのCPU(K6/Athlon/PentiumU/V/Celeronのどれでも可),最低64MB,できれば96MB程度のメモリ,Ultra ATA/66対応のHDDがあれば問題ないはずです。ただ,書き込みをしながらほかの作業をするというのであれば話は変わってきますが,この場合は一緒に何をするかで要求性能が変わってきます。
 最近の12倍速ドライブともなれば,600MHzクラスのCPUと128MBのメモリ,最新のUltra ATA/66対応HDD(回転数は5400rpmでもいいですが,せめてプラッタ当たりの容量が5GBクラスの製品にしたい)あたりを揃えないと,時として間に合わないことがあるそうです(実際に筆者は試したことがありません)。そのうえ,別の処理を並行して行おうというのであれば,さらにマシン性能への要求は厳しくなるでしょう。
 ここまでくれば,最近やっとバルク品なども出回り始めたBURN-Proof対応のCD-R/RWドライブを使うのがいいかもしれません。これなら,まず失敗がないので,メモリ/CPUパワーへの要求は緩いものになります。もっともまだ出始めということもあってそれほど安くないので,そういう意味では必要なものは資金力だともいえます。
(大原雄介)



BURN-Proof対応のCD-R/RWドライブ,アイ・オー・データ機器の「CDRW-SB124BG」(5万9800円,TEL076-260-1024)