Windows 2000を使っていて,Windows NTのように[Ctrl]+[Alt]+[Del]を使うとセキュリティが強化されると聞きました。なぜでしょう? また,有効にする方法を教えてください。
[Ctrl]+[Alt]+[Del]はWindows 98/Me/NT/2000ではタスクマネージャの強制起動キーです。これをWindows 2000の起動時に行うのは,タスクマネージャが標準で起動時に使用するプロセスとは違うプロセスが起動していないかどうかを監視する役目を持っており,「トロイの木馬」系のウイルスの発病防止に役立つからです。
[Ctrl]+[Alt]+[Del]を使うログオンパスワードの有効化方法は,Windows 2000 Professionalの場合は次のように設定します。
@ [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]から「ユーザーとパスワード」を起動
A [詳細]タブをクリックし,「ユーザーがログオンする前には必ずCtrl+Alt+Delを押す」のチェックを付ける
またWindows 2000 Server 以上の場合は次のように設定します。
@ [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]から「管理ツール」を起動
A「ローカルセキュリティポリシー」を起動
B [ローカルコンピュータポリシー]→[コンピュータの構成]→[Windowsの設定]→[セキュリティの設定]→[ローカルポリシー]→[セキュリティオプション]を開く
C 「ログオンにCtrl+Alt+Delを必要としない]をダブルクリック
D[有効]に設定して[OK]をクリック
以上のようにすることで,起動時に[Ctrl]+[Alt]+[Del]が求められるようになります。
(編集部)