インタフェースカードの内部ポートと外部ポート

USB 2.0のインタフェースカードを購入する予定です。外部と内部両方のポートを装備しているものがありますが,内部ポートの有効な使い方を教えてください。



USB 2.0やIEEE1394のインタフェースカードには,内部ポートを備えた製品があります。内部ポートによって将来的に,これらのインタフェースに対応した内部デバイスを接続することが可能です。性能面では外部と内部に差はありません。現在のところUSB対応の内蔵型ストレージデバイスは少ないものの,玄人志向のCD-RWドライブ「CRD-BP1500U」などがあります。USB 2.0やIEEE1394の内蔵型デバイス製品が少ない理由は,内部IDEインタフェースだけでも,通常4台まで接続できるからだと考えられます。パフォーマンスの点でも,Ultra ATA/100やUltra ATA/133が主流となっている現在では,内蔵のUSB 2.0やIEEE1394ではメリットがありません。
 しかし,内部ポートにも利点はあります。IDEのフラットケーブルに比べて,USBやIEEE1394のケーブルははるかに細く,取り回しが利き,同時にPC内の排熱がスムースにできます。フロントベイにアダプタを取り付ける場合に,PC背面の外部インタフェースからケーブルを回さずにPC内部だけで配線することが可能です。(吉村剛彦)




玄人志向のUSB 2.0接続で内蔵型CD-RWドライブ「CRD-BP1500U」(写真左)。
ドライブ本体にUSB端子を装備(写真右)。実勢価格は1万3000円前後。
問い合わせ:玄人志向 http://www.kuroutoshikou.com/




外部5ポートと内部1ポートを装備したアダプテックのUSB 2.0インタフェースカード「USB2connect 5100」。
実勢価格は7000円前後。
問い合わせ:アダプテックジャパン・サポートセンター
電話:03-5308-6120
http://www.adaptec.co.jp/