ブリーフケースの使い道

ネットワークカードなどをインストールするとWindows 95のデスクトップに出てくる「ブリーフケース」とは何でしょうか。またこれの使い方を教えてください。


ブリーフケースはフォルダーの一種で,名称も自由に変更できます。ブリーフケースの中にコピーしたファイルはコピー元の位置情報を保持しているため,コピー元のファイルとタイムスタンプ(更新日時)を比較することで最新のファイルに自動的に更新できます。このコピー元位置情報はブリーフケースを開きメニューバーの「表示」で「詳細」を指定して確認することが可能です。
 ブリーフケース内のファイルは個々にコンテキストメニューの「更新」を使って更新できるほか,メニューバーの「ブリーフケース」で一括更新やマークしたファイルのみの更新も可能です。
 使い方としてはフロッピーディスクにブリーフケースを作成し,ハードディスクからファイルをコピーします。このフロッピーディスクを使用してほかのPCでファイルを編集し,再度元のPCでフロッピーディスク内のブリーフケースの更新を実行すると,編集されたファイルのみがハードディスク内にコピーされます。ファイルが更新されたかどうかのチェックはファイルの更新日時を利用しているため,それぞれのPCの日時設定が正確でないと正しく更新されないので注意が必要です。
(坪山博貴)