宛先を間違えた添付ファイル付きのメールをダウンロードしないで済む方法はありますか。
ADSLやCATVなど,ブロードバンド環境を使った常時接続がかなり普及してきています。しかし,個人利用では電話回線を使った従量課金でのインターネット環境を利用している人もまだ多いのが現状です。また,ノートPCと携帯電話などを組み合わせたパケット課金での環境の場合にも,なるべく必要のないデータのやり取りは避けたいものです。
オンラインソフトには,フリーウェアの「MAIL DELETER Ver.1.20B」(入手先:http://www.alles.or.jp/~nekotaro/,作者:高橋
潤氏)など,メールをダウンロードする前に,不要なメールをサーバーから直接削除できるものがあります。MAIL DELETER Ver.1.20Bでは,POPサーバーにあるメールの送信元,メールのファイルサイズ,タイトルなどの情報だけをダウンロードします。その情報から不要と思われるメールを選択し,直接削除することで,接続時間の短縮や通信パケット数の節約を図ることができます。
メールをダウンロードしないということは,スパムメールやウイルスに感染している可能性のあるメールも,あらかじめ削除することで対処できることにもなります。これはブロードバンド環境でも当てはまることです。Outlook
Expressなどのメールソフトでダウンロードする前に,サーバー内にどんなメールがあるかチェックする癖をつけておくことをお勧めします。
(吉村剛彦)
「MAIL DELETER Ver.1.20B」の操作はいたってシンプル。
ダウンロードしたリストの中から不要なメールを選択し,削除するだけ。
Windows XPにも対応している