ハブのカスケード接続

ハブの接続方法で「カスケード接続」というものがあると聞いたのですが,これはどのようなものなのでしょうか。


イーサネットの10Base-2では,1本の同軸ケーブルに芋づる式にハブを接続することで接続数を増やすことができます。これに対しモジュラープラグの付いた専用ケーブル(UTP。Unshieled Twisted Pair)で接続を行う10Base-Tなどでは,親となるハブに複数のハブを接続し,そこにまたほかのハブを接続するといったツリー構造のような接続ができます。このようにハブとハブをつないで,次々に接続する方法が「カスケード接続」です(写真)。
 10Base-Tでは最大2〜4階層などと機種によりカスケード接続できる数に制限が加えられています。最近の製品では専用ケーブルを用いて接続するスタック接続という方法もあり,スタック接続されたハブは全体で1台のハブとして動作します。
(智)


カスケード接続を行った場合
ハブ1台あたりのポートは1個減るものが多い