J3100-SXを復活させたい

CPUが386,メモリ1MB,HDD20MBのDynaBookがありますが,インストールできるソフトはあるでしょうか。


今,秋葉原で変った現象が起きています。中古屋に出回っていたJ3100,DynaBookが昨年の暮れから年初という短期間のうちに売れてしまい,店頭から姿を消してしまったのです。これはNIFTY SERVEのFTOSHBAにあるJ3100関連の会議室で,いろいろなライブラリに散在している,昔のJ3100やDynaBookに対応したオンラインソフトを検索し収録場所をまとめたリストや,古いマシンの活用法が提案された時期と一致しています。このように,昔のJ3100やDynaBookでも使うことのできるソフトはまだたくさん存在しているのです。もし,古いマシンの使い道を考えているのであれば,先のフォーラムにあるオンラインソフトのリストに目を通しておけばいいでしょう。
 Windows 3.1までは,CGAもサポートしていたので,Windows 3.1を使うことも可能ですが,昔仕事で,CGA環境のWindows 3.1を使わされた筆者の記憶をたどってみると,CGAではあまりにも狭すぎたという印象があるので,おやめになったほうがいいと思います。
 また,昔のマシンだと消耗品のバッテリーや増設RAMカードが手に入らなかったり,中古品ではマニュアルがなかったりしますが,これらのパーツに関してはチチブ電機(TEL:03-3253-3443)が積極的に取り揃えているので,ぜひ問い合わせてみるといいでしょう。意外な掘出物があったりするのでJ3100ユーザーは要チェックです。
 J3100-SSの中古価格は1万円前後です。目的が限られているならば,非常にお買得なマシンでしょう。V386シリーズならLinuxを載せることも可能です。ただ注意が必要なのは,載せられるHDDの容量です。DynaBookV386SX以前のマシンでは扱えるHDD容量がBIOSの制限で80MBに抑えられていましたが,当時東芝が行っていたROM交換サービスで200MBまで対応できるようになっていました。そのためROMを交換したマシンのための200MB HDDが出回っていましたが,中古マシンでROMを交換していないものは使うことができません。200MB HDDを使うつもりで中古マシンを購入するときには,ROMが交換されているか確認するようにしてください。これはROMのバージョンでも確認できます。TSETUPを起動して右上のあたりに表示されるBIOSのバージョンが1.5以上ならば200MBまでのHDDに対応しています。
(編集部)