Windows 2000を起動するときに,NumLockが自動的にオンになりません。BIOSの設定は確認しました。
通常,キーボードの[NumLock]キーの状態はBIOSの設定によって決定されますが,Windows 2000の場合はデフォルトではユーザーごとにオフになるように設定されています。
もし,ユーザーログオン時において,パスワードに数値を設定している場合は,[NumLock]キーが無効に設定されているとテンキー入力が不便です。
ユーザーログオン時に,あらかじめ[Num Lock]キーを有効にしておきたい場合は,次の2通りの方法があります。
「レジストリ」を変更する方法
レジストリの編集手順は以下のとおりです。くれぐれも内容をよく理解したうえで,自己の責任において実行してください。
@レジストリエディタ(REGEDIT.EXE)を起動する。
A次のキーを開く。
HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Keyboard
B [InitialKeyboardIndicators]の値を「0」→「2」に変更する(画面9)。
Cレジストリエディタを終了する。
「窓の手」を利用する方法
レジストリ編集に自信のないユーザーは,マウス操作のみでレジストリを変更してくれるツール「窓の手 ver5.01 for Windows」を利用すると便利です。
窓の手を利用して設定を変更するには,下記の手順で行ってください。
@ 「WHAND501.EXE」をダブルクリックして,窓の手をインストールする。
A [スタート]→[プログラム]→[窓の手]を選択する。
B [ブート]タブを選択する。
C [起動時にNumLockをオンにする]にチェックを入れて,[設定反映]をクリックする(画面10)。
(佐野直樹)
ソフト名:窓の手 ver5.01 for Windows
ファイル名:WHAND501.EXE
作者:猪川正巳氏
ソフトウェア種別:フリーソフトウェア
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~vr4m-ikw/
画面9 [NumLock]キーのオンは,Windows 2000へのログオン時にテンキー入力を必要としているユーザーに有効だ
画面10 窓の手を利用すれば,[NumLock]キーをオンにする以外に,システムアイコンの変更やスタートメニュー
のカスタマイズなども簡単にマウス操作のみで実現できる