106キーボードをASCII配列にする

今までASCII配列のキーボードを使っていましたが,新しく国産のノートPCを購入しました。しかし,JISの106キー配列になっているためとても使いづらいのです。ASCII配列で使うことはできないのでしょうか。


ノートPCユーザーの間には広いキーピッチが確保できるという理由から101キーを好むユーザーが少なくありません。また,昔のDynaBookやMacintoshからの移行ユーザーなども,それらのマシンがASCII配列になっているため,やはり101キーのマシンを熱望しているようです。デスクトップマシンならば,キーボートを新しく買ってきて付け替えることも可能ですが,基本的にノートPCではキーボートだけを取り替えることはできません。数少ない例外として日本ディジタルイクイップメントのDigital HiNoteUltraが有償で106キーからUS101キーへの交換を行ってくれます。ノートPC購入の選択のポイントとしてこのようなサービスを考慮するユーザーも多いようです。
 このようなサービスが受けられないマシンを持っている場合でも,キー配置を101キーにすることは可能です。キーボードドライバを101英語キーボードに切り替えることで実現します。コントロールパネルのキーボードプロパティの情報タブでキーボードのドライバを変更します(画面1)。「すべてのデバイスを表示」を選択すると最初に「101英語キーボード」が表示されるので(画面2),これを選択し更新して再起動すると,キー配列が101キーと同じになっています。
 ただし,当然キートップの刻印と配置されているキーは変化しないわけですから,この違いはユーザーのほうできちんと把握しておく必要があります。変化するキーの一覧を載せますので,よく確認しておきましょう。シールなどをキートップに貼っておくのもいいかもしれません。また,この使い方は当然メーカーの保証外であることを認識しておくべきなのはいうまでもありません。
(編集部)


画面1 キーボードプロパティの情報タブでキーボードドライバを変更できる


画面2 [すべてのデバイスを表示]で101英語キーボードを選択する


+Shift
106キー 101キー 106キー 101キー
半角/全角 ` 半角/全角 ~
^ = " @
\ ブランク & ^
@ [ ( *
[ ] ) (
: ' ~ )
] \ = _
無変換 ブランク | ブランク
変換 ブランク ` {
カタカナ ブランク { }
+ :
* "
} |
_ ブランク

表 106キー/101キー変更対応