ASUSTeKのP/I-P55T2P4の初期バージョン(Rev1.0?)を使っているのですが,最近のマザーボードのようにマザーボード上にボタン電池がありません。自分で電池を交換できるのでしょうか。
SUSTeKのP/I-P55T2P4の場合,初期バージョンでなくてもすべてのRevisionでボタン電池は使われていません。安心してください(?)。
さてT2P4の場合,ISAバスの横に黒い長方形の箱で,表面に「DALLAS」という文字と目覚し時計が印刷された部品があるはずです。この箱が電池兼リアルタイムクロックとなっており,これを交換します。この部品,最近のマザーボードではあまり見かけなくなりつつありますが,ちょっと前のマザーボードには非常によく採用されていました。そんなわけで,秋葉原でもこのDALLASのSelf-Powered Realtime Clockは入手可能でした。海外でも,JDR Microdevices(http://www.jdr.com/)では昔は取り扱っていました。現在のオンラインカタログでは確認できませんでしたが,必要なら取り寄せを頼むことも可能でしょうから,部品の入手は不可能ではないはずです。VLバスや初期のPCIマザーボードから外して使う,という荒業もありますが,これらのマザーボードに載っているものも電池寿命がきていてもおかしくないので,やめたほうがいいでしょう。
ただし問題はこの部品がハンダ付けになっていることで,ハンダごてを使って取り外しと取り付けを行わなければなりません。もちろんサポートもなくなるので,腕に自信があり,かつサポートなしをよしとする覚悟がなければ,トライするのはあきらめたほうがいいでしょう。
(大原雄介)