インターネットで買い物をするさい,カード番号などが漏れてしまわないか心配です。買い物をするときにこのサイトなら安全だ,と思えるようなチェック項目などがありましたら教えてください。
現時点での最低限の条件としては,SSLの認証/暗号化によるデータの保護を行っているかどうかでしょう。クレジットカード番号などを入力するようなサイトではまず採用されていますし,SSLを採用したページに移動するさいには通常通知が表示されるので分かるはずです。そのページのアドレスの先頭もhttp://ではなく,https://となります。
また,最近は電子商取引での認証を専門に引き受けるべリサインのデジタル認証を採用しているサイトも多く,この場合はベリサインがそのサイトの身分証明をするような形になり,SSLだけによる認証/暗号化よりはそのサイトの安全性が保障されているということになります。
ただし,クレジットカードを認証するための情報,カード番号,名義,電話番号などは買い物をする会社にインターネットを通じて渡ることになります。ここから先は電話やFAXなどを使用した通信販売などとまったく同じですから,インターネットが特別ということにはなりません。買い物をする相手先が信用できるかどうかは自分で判断するしかありません。インターネット上の場合は,最低でも会社情報がきちんと公開されていることは確認しましょう。
(坪山博貴)
画面3,4 SSL認証を採用したサイトでは,鍵のアイコンが下部に表示され,アドレスもhttps://に変わる
画面5 デジタル認証を行う日本ベリサインのWebページ(http://www.verisign.co.jp/)