ノートPC用の汎用バッテリー

ノートPCには標準で用意されているバッテリーパック以外にオプションのバッテリーが用意されていることがありますが,マシン専用ではなく,多くのノートPCで使用できる汎用バッテリーはあるのでしょうか。



低電圧版モバイルPentium III やTransmetaのCrusoeの登場で,ノートPCのバッテリー駆動時間は飛躍的に増大しました。しかし,最近ではCPUの高速化に加え,DDIポケットのAirH"やホットスポットなどの出現により「モバイルでのインターネット常時接続」が実現し,外出先で長時間利用するケースが増えたことから,バッテリー駆動時間が以前にも増して重要になってきています。
 バッテリーを少しでも長もちさせるには,省電力の設定を徹底的に行うことが先決です。まずは「電源オプション」の「電源設定」をオンにし,メーカー独自の省電力設定がある場合は,操作に支障のない範囲で液晶の明るさやHDDの回転時間などを調整しておけばよいでしょう。さらにCrusoeやSpeedStepテクノロジーに対応したモバイルPentium III を搭載したノートPCなら,CPUの稼働率を変えるように設定しておくのも忘れてはいけません。
 これらの設定を行ってもなお持続時間が短いというのであれば,重量やサイズが増大するのを覚悟でバッテリーを大容量のものに取り替えてしまうのがてっとり早い解決策です。「それでもまだ足りない」という人や,「使用中のバッテリーはそのまま使いつつ,容量を増やしたい」というのであれば,「PowerBattery」や「BP16-33」などに代表される,電源コネクタに接続する外付けタイプの汎用バッテリーを利用するのがいいでしょう。(左藤カツオ)




アイ・オー・データ機器
(電話:076-260-1024 http://www.iodata.co.jp/)のノートPC用携帯バッテリー「BP16-33」(価格:2万8000円)。
100機種近いノートPCでの動作が確認されている。
電池定格容量は11.1V/3300mAh。より駆動時間を増やしたいなら,
外付けタイプの汎用バッテリーを利用するのも一つの方法である