今月注目のオンラインソフト

Netscape6&7,Mozillaの検索用プラグイン集
Mycroft

作者:ricky

URL:http://mycroft.mozdev.org/

2種類の導入方法がある。画面のフォームから目的プラグインを探すもの(「Show entire list」ボタンのクリックの方がいいかも)。「all plugins for download」ハイパーリンク(画面下)から全プラグイン(tar.gz)をDL,手作業で導入するもの。「Mozilla」の既定値では「C:\Program Files\mozilla.org\Mozilla\searchplugins」にコピーする(全部コピーすると速度低下をきたす)
前画面で「Show entire list」ボタンをクリックした結果のリストから,一つずつプラグインをDLしている
「Slide Bar」の検索メニューに登録される検索サイト(ないしサイト内の検索機能)のプラグイン集だ。「Mycroft」とは,そのプロジェクト名。この10月末で193個が登録済みだ。特定サイトで情報を得ようとするときにとても便利だろう(ただし「Slide Bar」を呼び出すのが億劫かも)。
導入前に,「Preferences」ダイアロクボックスを呼び出し,「Navigator」の「Internet Search」で「Slidebar Search Tab Preference」の内容を「Basic」から「Advanced」に変更しておくこと。
「Slide Bar」の「Search」で「Edit Categories」を呼びだしたところ。「New」ボタンのクリックで自分用のカテゴリをつくり,ダイアロクボックス右上の「Category」ドロップダウンリストからそれを選択した後,左側にある「All Endines」リストから,右側の「Engines for this Category」リストに「Add」ボタンを使って,利用したいプラグインを登録する

 

コンテクストメニューから検索実行
Qlookup

作者:オープンソース

URL:http://qlookup.mozdev.org/

導入前のMozillaのコンテクストメニュー。「Web Search for “Mozilla”(ダブルクォーテーションで囲まれた文字列「Mozilla」がクライアント領域で範囲指定したそれと同じであることに注意)といっているのは,Mozillaに本来搭載されている「Slide Bar」の「Search」の機能
「Mozilla」のコンテクストメニューに検索エンジンを呼び出す機能を追加する。検索対象の文字列をクライアントエリアで範囲指定して右クリックをするだけ。
画面 QlookUp-01a.bmp
 導入前の「Mozilla」のコンテクストメニュー。「Web Search for “Mozilla”」(ダブルクォーテーションで囲まれた文字列「Mozilla」がクライアント領域で範囲指定したそれと同じであることに注意)といっているのは,「Mozilla」に本来搭載されている「Slide Bar」の「Search」の機能
「QLookup」導入で,コンテクストメニューはこんな具合に変わる。ここで,例えば,反転表示している「Lookup at goole.com」を選ぶと,クライアント領域で範囲指定した文字列を「Google」で検索し,結果を別タブページに表示する

 

アーカイバ用DLLを自動収集,自動インストール
caldix

作者:K. INABA

URL:http://www.kmonos.net/

入門者ではないあなたは,この画面の「カスタム(上級者向け)」オプションを指定して「開始」ボタンをクリックしよう
 「統合アーカイバプロジェクト」で提供されているDLL最新版を,自動DL,自動インストールする。ファイヤーウォール内側のとき,DLするDLLを選択したいとき以外は,そのまま「開始」ボタンをクリックするだけで済むはずだ。各DLLの更新情報の判定には,「統合アーカイバプロジェクト」サイトの<meata name=”WWWC” content= 〜 >を利用しているとのこと(賢い!!)。
「カスタム(上級者向け)」を選択すると選択肢がひろがる。当面必要のないDLLのチェックはずす,ADSL環境でダウンロードがうまくいかないとき「常時接続環境で利用」チェックを有効にする,などの方策がある

 

アーカイバ用DLLアンインストール ツール
uncaldix

作者:天野晃治

URL:http://www6.plala.or.jp/amasoft/index.html

アーカイバ用DLLが入っていると思しきドライブに設定して「検索開始」ボタンをクリックすると……
 K.INABA氏作の「caldix」の逆の動作,つまり,「統合アーカイバ」仕様の任意のDLLをアンインストールする。対応DLLファイルは22種類。検索ドライブを指定した後「開始」ボタンをクリックすると,対象DLLのリストが示される。で,このツール自体のアンインストールだが,「レジストリどころか,設定自体ありませんので展開したファイルをすべて削除するだけでOK」(作者談)とのことだ。
このような結果ウィンドウが示される。本ツールは,普段は自分のローカル アーカイブにしまっておき,必要なときに取り出して使うというようにできるだろう

 

MP3ファイルに歌詞を挿入,Winampで表示
Winamp Lyrics3 plugin & Lyrics Editor

作者:Alon Gingold

URL:http://www.hiker.org.il/

「Lyrics Editor」。歌詞ファイル(拡張子「LRC」)から,または,インターネットで検索(5個の歌詞サイトが登録済み)した結果からインポートする。あるいは,クリップボードから貼り付けたり,直接入力したりする。こうやって出来上がった「テキスト」にタイムスタンプを貼り付けると,プレイ中,歌の進行にしたがって,表示されている歌詞をスクロールさせることができるようになる
 MP3ファイルにはさまざまな情報を埋め込める。以前本誌の「満願●ネット(第6回)」で紹介した「SuperTagEditor」では,曲名,アルバム名,リリース日付,作曲者などを埋め込んだが,これら2ツールでは,歌詞,画像を埋め込み,「Winamp」で再生時に表示する。歌詞と画像を登録/編集するエディタとその実行用Winampプラグインでワンセットだ。ただし,プラグインはWinamp 2用なのでWinamp 3では使えない。3で運用するには,次項に紹介する「Winamp 2X Plugin Manager for Winamp 3」のお世話にならなければならない。
「Configure」ボタンのクリックで「Lyrics3 plugin」の環境設定が呼び出される。日本語対応のため,「Fonts and Color」の全フォントを「MS UI Gothic」に変更しておくとよい。ちなみに,MP3に画像を埋め込んでみたのだが,表示用「jpgbmp.dll」は「DSP Plugins」カテゴリとなるので,「Winamp 3」では表示できなかった。
画面 Lyric_Plugin-02.bmp
プレイ中。画面右半分が「Lyrics3 plugin」。「Winamp 2」,「Winamp 3」ともに,歌詞の日本語表示に問題はなさそうだ

 

Winamp 2用プラグインをWinamp 3で使う
Winamp 2x Plugin Manager for Winamp 3

作者:Nick Schweizer

URL:http://members.telocity.com/~schweitn/wa3
/wa2mgr/

DLしたら実行するだけと,あっけない導入だ。画面に示したように「PREFERENCES」ウィンドウのメニュー一番下に「Winamp 2.x Plugins」が加わる。自動的に「Winamp 2」プラグイン格納パスが「Plugin Path」に加わるはずだが,もしない場合には「Plugin Path」タブに切り替えて手動で加える
「Winamp 2」プラグインを「Winamp 3」で稼動させるためのWinamp 3プラグイン。サポートされるのは,”General Plugins”,”DSP Plugins”,”External Program Control”とのことで,用途は限定されるのだろうが,なにしろ「2」には膨大な量のリソースがあるわけで,大変ありがたい存在なのである。インストールされたプラグインを自動認識,その設定を制御,あるいは,外部プログラムに対してWinamp 2の如く振る舞う。