ライラ:
ここ「北の森」は昔から特殊なオーク部族の領域でした。本来は大小数十部族が乱立していましたが、今から十年ほど前「アトゥバ」という部族の族長「隻眼の」セゲムがこのあたりの主な部族たちを悉く征服し始め、「アトゥバ部族連合体」という大きな集団を作り上げました。
彼は人間たちの戦争によって自分達の住処の「北の森」が失われていくのを恐れています。この頃この森で人間とオークの争いが絶えないのはそのせいです。しかしこの村の人々も彼らと同じ戦争の被害者なんです。戦争の混乱を利用して後ろで荒稼ぎをしているのは寧ろオークのほうなんですよ!