セゲム・アトゥバ:
昔から人間はわしらを恐れこの森の奥深くまで足を運ぶ事はなかった。しかし最近人間同士の戦いで敗れたものたちがここに入っては森を焼いたり森の食べ物をめぐってわしらと争ったりした。
人間たちは一体なにを考えている。この世界のすべての土地が自分のものだとでも思っているのか。この一帯の森と山は炎の神がわしらに授けてくださったものだ。だから、わしらは戦った。
しかし人間は強い・・・それは認めるしかない。このような状況が続くと不利になるのはわしらのほうだということも知っている。わしらが貴方に協力するのは力を欲する貴方の野望と、人間の力を借りてでも部族を維持しようとするわしの考えが一致したからだ。
・・・わしらは貴方たちやあの憎き火田民たちを道連れにして一緒に滅ぶ事もできた。そしてそのほうがわしらの自然な方法だった・・・しかしわしはあえてそうしなかった。
最近火田民村ではわしらの部族のトーテムに賞金をかけ、スライム・レースと部族間の資金線を断とうとしているらしい。お互いのため、この危機に賢明な対応をしてほしいな、「ボス」。