ライラ:
「反王」ケン・ラウヘルがこの領地の本来の領主だったグルディア公に対して起こした戦争です。グルディア公は先代王デューク・デフィールに忠誠を誓った領主の一人で、反王の摂政には反対する立場だったんです。それで見せしめとして侵略を受けることになったんですね。
今回の戦争はグルディオ領地の至る所に回復し難いほどの傷跡を残しました・・・戦争に巻きこまれ廃墟に変わってしまった農地は反王の命令によって復縁はおろか転がっている死体さえ片付けてはならない状態で・・・でも今一番問題なのは領民たちの心が荒んで来ているという事です。貴方もグルディン村のそばにある博打場でなにも考えずに熱狂している人々を見たでしょう?
領地がこんな悲惨な状態になっているというのに、父上はご自分の地位だけが大事なようだ・・・