カスタムフィールドの種類

 

日付/時刻

このフィールドには、レコードに日付と時刻を入力できます。 「カスタムフィールド定義」ダイアログボックスで「タイプ」の「日付/時刻」を選択し、「時刻を表示」チェックボックスをオフにして、時刻を表示しない設定にもできます。 日付/時刻フィールドはインデックス化でき、インデックスフィールド、複数の値を入力できるフィールド、定義済みリストとして設定することができます。

注意: 日付/時刻フィールドでの検索時には、常に時刻が考慮されます。 つまり、時刻の値をフィールドに入力(アイテムをカタログに追加したときにオリジナルファイルから抽出するか、フィールドに時刻を入力)後、「時刻を表示」チェックボックスをオフにしてその値を隠した場合でも、検索時には時刻値を含めて検索が行われます。 例えば、「2000/10/22」を検索する場合、これは「2000/10/22 12:00:00」と解釈されるため、時刻が表示されていないときでも「2000/10/22 3:00pm」を含むレコードは検出されません。 これは、時間が表示されない場合でも同じです。

 

小数点

このフィールドには、小数点以下8桁までの精度で小数値を入力できます。 小数点フィールドはインデックス化でき、インデックスフィールド、複数の値を入力できるフィールド、定義済みリストとして設定することができます。 小数以下の桁数は、「精度」ポップアップメニューから選択します。

 

整数

このフィールドには、整数値を入力できます。 整数フィールドはインデックス化でき、インデックスフィールド、複数の値を入力できるフィールド、定義済みリストとして設定することができます。

 

文字列

このフィールドには、テキストを入力できます。 「長さ」テキストボックスで、フィールドに入力できる最大文字数を指定できます。 文字フィールドのデータは、1〜249文字(日本語ではその約半分)まで入力でき、複数の値を含んだり、定義済みリストとして設定することもできます。 文字列フィールドに、複数行のテキストを含めることはできません (複数行のテキストについては、「テキストブロック」を参照してください)。

 

テキストブロック

テキストブロックとは、最高32キロバイト(英語で約32,000文字、日本語で約16,000文字)までの任意の文字数を入力できる複数行のフィールドです。 このフィールドタイプでは、レコードに複数の長文を追加することができます(このフィールドには改行復帰文字を含めることができます)。

テキストブロックでは単語がインデックス化されるため、大きなフィールドでも非常にすばやく検索できます。 テキストブロックフィールドの並べ替えや、フレーズによる検索はできません。

注意: レコード表示では、テキストブロックのカスタムフィールドを編集する場合、1度に最高20行まで表示できます。

 

URL

このフィールドタイプには、ウェブなどのURLアドレスを入力することができます。 URLの構文が正しければ、そのデータはWindowsおよびMac OS(Internet Configが正しく設定されている場合)で利用できるアクティブなハイパーリンクになります。 アクティブなリンクを作成するには、 http、ftp、telnet、gopher、ローカルファイル、アプリケーションなどへの参照をURL形式で入力します。 URLデータ例としては、 http://www.extensis.com、ftp://ftp.extensis.com/pub/file1.zip、http://www.extensis.com/buynow/cgi?sku=012345、mailto:username@extensis.comなどがあります。

「URLの編集」ダイアログボックスにURLを追加して(「アイテム」メニューから「アイテム設定...」を選択)編集するときには、入力した「名前」がレコードに表示されアクティブなリンクとなります(「名前」が「URL」フィールドに入力された実際のURLにリンクされます)。 URLの名前は自由に指定でき、実際のURLに名前として用いる必要はありません。

 

注意: データをURLフィールドに読み込むとき(「ファイル」メニューの「読み込み」サブメニューから「フィールド値...」を選択)、URLフィールドは、 名前とURLアドレスの2つの値を持つ複数値フィールドとして取り扱います。 Portfolioに読み込むURLはこの形式でなければなりません。 URLの書き出しもこの形式で行われます。 詳細は、読み込みと書き出しを参照してください。

 

定義済みリスト

カスタムフィールドの定義済みリストを作成することができます。 フィールド入力データのリストを定義しておくと、カスタムフィールドにデータを入力する際にユーザーは入力するデータをリスト(マスターパレット)から選択できます。 URLおよびテキストブロック以外のすべてのカスタムフィールドの種類は、定義済みリストを設定できます。

 

 

定義済みリストを使うと、マスターキーワードリストと同じように常に同じデータをマスターパレットからデータフィールドに入力できます。 例えば、いつも取り引きのある業者のリストを作成しておいて、このリストから業者名を選択してアイテムのレコードに入力することができます。 定義済みリストからデータを削除しても、データがすでに割り当てられているアイテムからは削除されません。

 

複数の値を入力可(複数値リスト)

複数値リストで複数の値を含むカスタムフィールドを指定できます。 その一例にキーワードがありますが、これ以外にも複数業者名や複数の価格など、複数値リストを定義することができます。

 

 

複数の値を含むカスタムフィールドを設定するには、「カタログ」メニューから「カタログ管理...」を選択し、「カタログ管理」ダイアログボックスの「カスタムフィールド」タブで 「追加...」をクリックして、「カスタムフィールド定義」ダイアログボックスを開きます。 URLまたはテキストブロック以外のフィールドの種類を選択して、「複数の値を入力可」チェックボックスをオンにします。

「アイテム」メニューから「アイテム設定...」を選択し、 「アイテム」メニューから「アイテム設定...」を選択し、「アイテム設定」ダイアログボックスの「フィールド」タブでアイテムレコードにデータを入力します。 「カタログ」メニューから「カタログ作成オプション」を選択し、「カタログ作成オプション」ダイアログボックスの「マッピング」タブでオリジナルファイルからデータを抽出して対応するカスタムフィールドに割り当てるか、「ファイル」メニューの「読み込み」から「フィールド値...」を選択(Macintosh)、または「ファイル」メニューから「読み込み...」(Windows)を選択し、「フィールド値を読み込み」ダイアログボックスで読み込みます。

レコード表示では、複数値データを表示する行数を指定することができます(「表示」メニューから「ギャラリーウインドウのカスタマイズ...」を選択し、 「ギャラリーのカスタマイズ」ダイアログボックスの「レコード表示」タブをクリック)。 「レコード表示」タブのフィールドリストで、複数行を持つフィールドには、右端に行数が表示されています。 表示行数を変更するには、行数の部分をクリックして他の行数を選択するか(Macintosh)、行数の部分をクリックして開く編集ダイアログボックスに新しい行数を入力します(Windows)。 行数を選択しなかった場合は、デフォルトで1に設定されます。