DirectX 8.0 の新機能
Microsoft® DirectX® 8.0 でサポートされている新機能のいくつかを以下に示す。
- DirectDraw と Direct3D の完全な統合
- Microsoft DirectDraw® と Microsoft Direct3D® は単一の DirectX Graphics コンポーネントに統合された。API は大きく変更され、より一層使いやすくなり、最新のグラフィックス ハードウェアがサポートされるようになった。
- DirectMusic と DirectSound の統合の強化
- Microsoft DirectMusic® と Microsoft DirectSound® の統合が、DirectX 7.0 よりも強化された。ウェーブ ファイルやリソースを DirectMusic ローダーでロードして、MIDI ノートと同期される DirectMusic パフォーマンスで演奏できるようになった。
- DirectPlay のアップデート
- Microsoft DirectPlay® コンポーネントは大きく拡張されて機能が増え、しかもさらに使いやすくなった。特に DirectPlay では、プレーヤー間の音声通信がサポートされるようになった。
- DirectInput のアップデート
- Microsoft DirectInput® に主要な機能が追加された。それは、アクション マッピングである。アクション マッピングを使用すると、特定のデバイス オブジェクトに依存せずに、入力アクションと入力デバイス間の接続を確立できる。そのため、入力ループが簡単になり、カスタム ゲーム ドライバ、カスタム デバイス プロファイラ、およびゲームのカスタム構成ユーザー インターフェイスの必要性が低下する。
- デバッグ ビルドが利用可能
- DirectX コントロール パネル アプリケーションを使用すると、DirectInput、Direct3D、および DirectMusic のデバッグ ビルドとリテール ビルドを切り替えることができる。この機能を有効にするには、SDK をインストールするときにデバッグ オプションを選択する。このオプションを選択すると、システムには DLL のデバッグ バージョンとリテール バージョンがインストールされる。リテール オプションを選択した場合は、DLL のリテール バージョンだけがインストールされる。