Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

D3DTLVERTEX2

トランスフォーム済みライティング済みの頂点 (色情報付きスクリーン座標) を、2 組のテクスチャ座標で定義する。

Type D3DTLVERTEX2
    color As Long
    rhw As Single
    specular As Long
    sx As Single
    sy As Single
    sz As Single
    tu1 As Single
    tu2 As Single
    tv1 As Single
    tv2 As Single
End Type

メンバ

color および specular
頂点の色およびスペキュラ成分を記述する値。
rhw
同次座標 (x,y,z,w) の同次 w の逆数。この値は、多くの場合、原点からオブジェクトまでの z 軸に沿った距離で 1 を除算した値と一致する。
sx、sy、および sz
頂点をスクリーン座標で示す値。表示される z 値の範囲内に頂点を置く場合、dvSZ のとり得る最大値は 1.0 までである。
tu1 および tv1
頂点のテクスチャ座標の最初のセットを記述する値。
tu2 および tv2
頂点のテクスチャ座標の 2 つ目のセットを記述する値。

注意

マルチテクスチャ処理の多くでは 2 組のテクスチャ座標が必要になる。D3DTLVERTEX2 はそのような処理での便宜を考慮して提供されている。

Microsoft® Direct3D® は、現在のビューポート パラメータ (D3DVIEWPORT8 型の xyWidth、および Height メンバ) を使用して D3DTLVERTEX 頂点をクリッピングする。システムは z 座標を常に [0, 1] にクリッピングする。

D3DRS_SPECULARENABLE が TRUE の場合は、テクスチャ カスケード後、アルファ ブレンディング前に、ベース カラーにスペキュラ成分が追加される。ただし、D3DTA_SPECULAR フラグを設定することにより、テクスチャ カラーに適用するスペキュラ成分を割り当てることができる。詳細については、「テクスチャ引数フラグ」を参照すること。

参照

D3DVERTEXD3DVERTEX2D3DTLVERTEX