Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

DirectPlay DPNSVR アプリケーションの使い方

Microsoft Windows では、複数プロセス間で単独の IP ポートまたは IPX ポートを共有することができない。通信ホストとして機能するアプリケーションでは、それぞれ異なるポートを使用しなければならない。この制約により、特に実行中のゲームを列挙するといった作業を実行するときに、以下のようないくつかの問題が発生する。

これらの問題に、DPNSVR アプリケーションは、列挙要求の転送サービスとして機能することによって対処する。アプリケーションは、ホストを開始するとき、動作中のポートを DPNSVR に知らせる。DPNSVR は、既知のポートで待機し、システム上のすべての Microsoft® DirectPlay® ホストに、すべての列挙要求を転送する。列挙要求への応答には、ホストが接続された実際のポートが含まれる。DPNSVR により、開発者は以下の利点が得られる。

多くのアプリケーションでは DPNSVR のサービスを使用するが、DPNSVR を無効にしなければならない場合もある。その例を 2 つ示す。

詳細については、「DPNSVR の使い方」を参照すること。