Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

GUID の使い方

Microsoft® DirectX® では、オブジェクトの識別などの目的で、グローバル ユニーク識別子 (GUID) を頻繁に使用する。GUID は実際には 128 ビットの整数であるが、通常は {AC330441-9B71-11D2-9AAB-0020781461AC} のように、対応する文字列で表される。

DirectX8 には、特定のプロパティなどのエンティティを識別するために使用される多数の定義済み GUID がある。メソッドに定義済み GUID を渡す必要がある場合、GUID は文字列型 (String) のデータとして処理されるため、文字列形式の GUID を指定する。最も簡単な方法は、文字列エイリアスを使用することである (存在する場合)。たとえば、DirectInput8.CreateDevice メソッドを使用すれば、標準キーボードのデバイスを作成するとき、実際の GUID 文字列ではなく GUID_SysKeyboard で受け渡しをすることが可能である。また、C++ ヘッダー ファイルからコピーアンドペーストするなどして、実際の文字列を使用することもできる。

GUID を作成するには、次の手順を実行する。

  1. DirectX SDK の \Samples\Multimedia\VBSamples\DXMisc\Bin フォルダで Vbguidgen.exe を実行する。
  2. Microsoft Visual Basic® アプリケーションに GUID を貼り付け、引用符で囲む。

DirectX8.CreateNewGuid メソッドを呼び出して実行時に GUID を生成することもできる。