Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic) |
Dolphin サンプルでは、イルカと海底にコースティック エフェクトを適用した、イルカが泳ぐ水中のシーンを示す。イルカはトゥイーニングと呼ばれる手法を使ってアニメーションされる。水中のエフェクトにはフォグを使用し、ウォーター コースティクスにはアニメーションしたテクスチャのセットを使用している。
ソース :(SDK ルート)\Samples\Multimedia\VBSamples\Direct3D\Dolphin
実行可能ファイル :(SDK ルート)\Samples\Multimedia\VBSamples\Direct3D\Bin
次の表は実装されているキーを示している。
キー | 動作 |
---|---|
F2 | 新しいレンダリング デバイスまたはディスプレイ モードの選択を求めるメッセージを表示する。 |
Alt + Enter | フルスクリーン モードとウィンドウ モードを切り替える。 |
Esc | アプリケーションを終了する。 |
このサンプルでは、複数の処理が行われている。まず、フォグを使用して海中の様子を表現する。フォグ パラメータは、InitDeviceObjects 関数に設定される。
ウォーター コースティクスは、32 種類のテクスチャのセット (Caust00.tga 〜 Caust31.tga) をアニメーションすることによって実現される。このコースティクスは、マルチテクスチャまたはマルチパス ブレンディング手法を使ってシーンにブレンディングできる。イルカの下側にはコースティック エフェクトを適用しない方がよいので、別のパスでアンビエント ライトを削除し、イルカを上から照らすようにした後、ディフューズ色がコースティック テクスチャにブレンドされている。
トゥイーニングを使用することで、イルカ モデルの頂点は、頂点の複数のセットから線形ブレンディングされている。ほかの頂点のセットのソース モデルは、3 つの位置のイルカのモデルで構成される Dolphin_group.x からロードされる。各フレームについて、これらのメッシュの位置と法線の組み合わせをブレンディングすることによって、最終出力のメッシュが生成される。
トゥイーニングの詳細については、「頂点トゥイーニング」を参照すること。
このサンプルでは、ヘルパー関数などのプログラミング要素から構成される Microsoft® DirectX® コードを使用する。このコードは、DirectX SDK のほかのサンプルと共有されている。共通のソース コードは、(SDK ルート)\Samples\Multimedia\VBSamples\Common にある。