Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic) |
3D プリミティブとは、単一の 3D 構成要素を形成する頂点の集合である。最も単純なプリミティブは、3D 座標系にあるポイントの集合である。これをポイント リストと呼ぶ。
多くの場合、3D プリミティブはポリゴンである。ポリゴンとは、少なくとも 3 つの頂点が結ばれた閉じた 3D 図形である。最も単純なポリゴンは三角形である。三角形の 3 つの頂点はすべて同一平面上にあるため、Microsoft® Direct3D® では三角形を使用してほとんどのポリゴンを形成する。同じ平面上にない頂点のレンダリングは非効率的である。三角形を組み合わせて大きく複雑なポリゴンやメッシュを形成できる。
次の図は立方体を示している。2 つの三角形で立方体の各面が形成されている。三角形の集合全体で 1 つのキューブ プリミティブが形成されている。プリミティブのサーフェスにテクスチャとマテリアルを適用して、プリミティブを単一のソリッド フォームのように表示できる。詳細については、「マテリアル」および「テクスチャ」を参照すること。
また、三角形を使用して、サーフェスが滑らかなカーブのように見えるプリミティブを作成できる。次の図は、三角形で球をシミュレートする方法を示している。マテリアルを適用すると、球はレンダリングしたときに曲面に見える。これは、特にグーロー シェーディングを使用する場合に当てはまる。詳細については、「グーロー シェーディング」を参照すること。