Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

音源位置の認識

現実の世界では、空間内の音源位置の認識は、複数の要素に影響される。これらの要素のすべてが音響的ではない。最も重要なものの 1 つに視覚がある。サウンド自体の手がかりには、次のようなものがある。

人間が音の位置を識別するための手がかりはこれだけではないが、ここに挙げたのは主要なものである。そして DirectX Audio の位置決めシステムはこれらの要素を提供する。3D サウンド用に最適化されたハードウェアは、異なる方向から発せられる音の高さやタイミングに対する耳たぶのエフェクトなど、ほかの手がかりもサポートできる。このエフェクトの背景にある数学的理論を頭部伝達関数 (HRTF) と呼ぶ。

ほとんどの場合、DirectSound は 2 つのスピーカまたはヘッドフォンで仮想 3D エフェクトを作成する。ただし、ユーザーがコントロール パネルでサラウンド サウンド スピーカ構成を選択した場合は、WDM ドライバを使用する 4 チャンネル システムを利用することもできる。詳細については、「DSBUFFERDESC」を参照すること。