Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

音色とダウンロード

音色を再生するために、シンセサイザはその音色がどのように聞こえるかについての情報を持っている必要がある。この情報は、ウェーブ サンプルおよびアーティキュレーション データで構成され、DLS コレクションに格納される。音色のデータは、ダウンロードすることによってシンセサイザで使用できるようになる。

通常、1 つの音色のさまざまなノートは、同じ 1 つのサンプルに各ノートのピッチを割り当てることによって生成される。ただし、DLS Level 2 を使用すると、異なるサンプルまたはサンプルの組み合せに基づいて各ノートを生成できる。ノートのベロシティをトリガとして、基本の音色の異なるサンプルを使用することもできる。

デフォルトでは、Microsoft のソフトウェア シンセサイザは Roland GM/GS コレクションの DLS データを利用する。デフォルトのコレクションには、General MIDI 規格で定義されている 128 の音色の DLS データが含まれている。カスタム コレクションには、任意の種類の音色を含めることができる。音色のウェーブ サンプルは楽器の音色に基づいている必要はない。サウンド エフェクト、演説の一部、作成済みの完全な小節など、録音された任意のサウンドを使用できる。

必要なデータはデフォルトのコレクションに含まれているか、セグメントに関連付けられたバンド オブジェクトによって参照されるので、ほとんどのアプリケーションでは直接コレクションにアクセスする必要がない。バンドは、音色とパフォーマンス チャンネルにマップされた設定とのセットである。バンドの音色を使用する前にダウンロードされるようにするには、いくつかの手法がある。

  Roland GM/GS Sound Set を修正することはできない。「法的情報」の「著作権に関する注意」を参照すること。

ウェーブ ファイルおよびリソースも、再生するにはシンセサイザにダウンロードする必要がある。