Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

DirectXSetupGetVersion

現在インストールされている Microsoft® DirectX® コンポーネントのバージョン番号を取得する。

INT WINAPI DirectXSetupGetVersion(
  DWORD  *pdwVersion,
  DWORD  *pdwRevision
);

パラメータ

pdwVersion
バージョン番号を受け取る変数のアドレスへのポインタ。バージョン番号が不要の場合は NULL でも可。
pdwRevision
リビジョン番号を受け取る変数のアドレスへのポインタ。リビジョン番号が不要の場合は NULL でも可。

戻り値

成功した場合は、0 以外の値を返す。

失敗した場合は、0 を返す。

注意

DirectXSetupGetVersion 関数は、DirectXSetup 関数を呼び出す前後にバージョン番号とリビジョン番号を取得するために使用する。DirectXSetup の呼び出し前にこの関数を呼び出した場合は、現在インストールされている DirectX コンポーネントのバージョン番号とリビジョン番号が与えられる。DirectXSetup の呼び出し後で、しかもコンピュータを再起動する前にこの関数を呼び出した場合は、コンピュータを再起動した後に有効になる DirectX コンポーネントのバージョン番号とリビジョン番号が与えられる。

pdwVersion パラメータに格納されるバージョン番号は、メジャー バージョン番号とマイナー バージョン番号から成る。関数から返されたメジャー バージョン番号は、DWORD の上位 16 ビットに格納される。関数から返されたマイナー バージョン番号は、DWORD の下位 16 ビットに格納される。バージョン番号と実際のバージョンは次のように対応している。

DirectX のバージョン pdwVersion によってポイントされる値
DirectX 1 0x00000000
DirectX 2 0x00000000
DirectX 3 0x00000000
DirectX 5.0 0x00040005
DirectX 6.0 0x00040006
DirectX 7.0 0x00040007
DirectX 8.0 0x00040008

DirectX のバージョン 4 は存在しない。

pdwRevision パラメータに格納されるバージョン番号は、リリース番号とビルド番号から成る。関数から返されたリリース番号は、DWORD の上位 16 ビットに格納される。関数から返されたビルド番号は、DWORD の下位 16 ビットに格納される。

次のサンプル コードは、DirectXSetupGetVersion から返された情報を取り出して使用する方法を示したものである。

DWORD dwVersion;
DWORD dwRevision;
if (DirectXSetupGetVersion(&dwVersion, &dwRevision))
{
    printf("DirectX version is %d.%d.%d.%d\n",
           HIWORD(dwVersion), LOWORD(dwVersion),
           HIWORD(dwRevision), LOWORD(dwRevision));
}

バージョン番号とリビジョン番号は、64 ビット データに結合して比較することができる。このとき、バージョン番号は上位 32 ビットに、リビジョン番号は下位 32 ビットにそれぞれ格納される。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  ヘッダー : dsetup.h で宣言。
  インポート ライブラリ : dsetup.lib を使用。

参照

DirectXSetup