Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

遅延設定

3D サウンド バッファとリスナーの設定を変更するたびに、再ミキシングが行われ、CPU サイクルを消費する。3D 設定の変更による処理性能への影響を最小限に抑えるには、3D 設定を変更する DirectSound3DListener8DirectSound3DBuffer8 のいずれかのメソッドの applyFlag パラメータで DS3D_DEFERRED フラグを指定する。その後 DirectSound3DListener8.CommitDeferredSettings メソッドを呼び出し、遅延されていたすべてのコマンドを 1 回で実行する。

  遅延設定は即時設定によってオーバーライドされる。たとえば、DS3D_DEFERRED フラグを指定してリスナー速度を (1.0, 0.0, 0.0) に設定した後、DS3D_IMMEDIATE フラグを指定してリスナー速度を (2.0, 0.0, 0.0) に設定すると、速度は (2.0, 0.0, 0.0) になり、CommitDeferredSettings を呼び出しても変更されない。