Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

ステップ 5 : アクション マップの表示

アクション マッピングには、開発者が特定のコントローラ ハードウェアに依存せずにゲーム アクションを定義できるという利点のほか、ユーザーによる再構成を容易にするユーザー インターフェイス (UI) が提供される利点もある。

UI は、テキストのみとグラフィックの 2 つの形式で表示できる。また、これら 2 つのオプションを表示専用モードまたは編集モードで表示できる。

UI を表示するには、事前にいくつかの設定が必要となる。DICONFIGUREDEVICESPARAMS 型を使って、プロパティ シートの情報を保持する。DICONFIGUREDEVICESPARAMSDIACTIONFORMAT 型の配列を格納する。この配列は、定義されたマッピング、それらのアクション マップに一致するユーザー名の配列、両方の配列のカウントに使用される。この例では、1 つのマッピングと一人のユーザーが定義されている。次のサンプル コードは DICONFIGUREDEVICESPARAMS 型の初期化を示している。

Dim m_cdParams As DICONFIGUREDEVICESPARAMS

    m_cdParams.ActionFormats(0) = m_diaf
    m_cdParams.FormatCount = 1
    m_cdParams.UserNames(0) = m_strUserName
    m_cdParams.UserCount = 1

構造体が初期化されたら、DirectInput8.ConfigureDevices を呼び出して、UI を表示する。これを、次のサンプル コードに示す。

    m_DI.ConfigureDevices 0, m_cdParams, DICD_EDIT

ConfigureDevices に渡されるサンプルはすべて DICONFIGUREDEVICESPARAMS 型と、UI でユーザー構成が可能であることを示すフラグである。これについては、「ステップ 6 : アクション マップのユーザー構成」で説明する。