Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

Direct3DBaseTexture8.SetLOD

管理下のテクスチャに最大詳細レベル (LOD) を設定する。

object.SetLOD( _ 
    LODNew As Long) As Long

指定項目

object
Direct3DBaseTexture8 オブジェクトを表すオブジェクト式。
LODNew
ミップマップ チェーンに設定する最大詳細 LOD の値。

戻り値

最大 LOD 値に制限された LONG 値 (レベルの総数から 1 を引いた値)。以降のこのメソッドの呼び出しでは、以前に設定された LOD 値ではなく、制限された値が返される。

エラー コード

失敗した場合はエラーが発生し、Err.NumberD3DERR_INVALIDCALL が設定される。

エラー トラッピングの詳細については、Microsoft® Visual Basic® の「エラー処理」を参照すること。

対象

このメソッドは次のクラスに適用される。これらのクラスは、Direct3DBaseTexture8 のメソッドを実装する。

注意

SetLOD は、管理下のテクスチャの LOD 制御のために使われる。このメソッドは、非管理下のテクスチャに 0 を返す。

SetLOD は、ローカル ビデオ メモリにロードするチェーンの中で最も詳細なミップマップを Microsoft® Direct3D® テクスチャ マネージャに通知する。たとえば、5 レベルのミップマップ チェーンにおいて LODNew で 2 を指定すると、テクスチャ マネージャは常にレベル 2 から 4 のミップマップだけをローカル ビデオ メモリにロードする。

さらに具体的に説明すると、256 × 256 のディメンジョンでテクスチャが作成されている場合、最大詳細レベルを 0 に設定すると利用可能な最大のミップマップが 256 × 256 であることを示し、最大詳細レベルを 1 に設定すると利用可能な最大ミップマップが 128 × 128 であることを示す。このようにして、チェーンの最大ミップ レベル (最も小さいテクスチャ サイズ) まで同様に示される。

参照

Direct3DBaseTexture8.GetLOD