DPN_SP_CAPS
サービス プロバイダ用のパラメータの設定と取得に使用する。
Type DPN_SP_CAPS
lBuffersPerThread As Long
lDefaultEnumCount As Long
lDefaultEnumRetryInterval As Long
lDefaultEnumTimeout As Long
lFlags As Long
lMaxEnumPayloadSize As Long
lNumThreads As Long
lSystemBufferSizeAs Long
End Type
メンバ
- lBuffersPerThread
- 各 DirectPlay スレッドに割り当てる未処理の受信バッファの数。受信バッファの数を増加した場合、DirectPlay はオペレーティング システム バッファからより多くのデータを引き出すことができる。ただし、アプリケーションの処理速度がデータの到着する速度に追いつかない場合は、遅延時間を延長することもできる。
- lDefaultEnumCount
- デフォルトの列挙カウントを指定する Long 値。
- lDefaultEnumRetryInterval
- デフォルトの再試行間隔 (ミリ秒単位) を指定する Long 値。
- lDefaultEnumTimeout
- デフォルトの列挙タイムアウト値 (ミリ秒単位) を指定する Long 値。
- lFlags
- 以下のフラグを組み合わせることができる Long 値。
- DPNSPCAPS_SUPPORTSALLADAPTERS
- サービス プロバイダは、システムに存在するすべてのアダプタでサポートされている。
- DPNSPCAPS_SUPPORTSBROADCAST
- IP および IPX アプリケーションで、十分なアドレス情報が提供されていない場合、サービス プロバイダがある要素を全要素にコピーしてゲームを検索できる機能がある。
- DPNSPCAPS_SUPPORTSDPNSRV
- Dpnsvr.exe は使用する SP のポートの共有を提供する。現在、このフラグは IP と IPX においてのみ利用できる。DPNSVR の詳細については、「DirectPlay DPNSVR アプリケーションの使い方」を参照すること。
- lMaxEnumPayloadSize
- プレイロード情報の最大サイズを指定する Long 値で、DirectPlay8Event.EnumHostQuery および DirectPlay8Event.EnumHostQuery メソッドに付随する型の ResponseData メンバに送信できる。
- lNumThreads
- サービス プロバイダがサービスするネットワーク要求に対して使用するスレッドの数。デフォルト値は、システムのプロセッサ数を考慮したアルゴリズムに基づく。大部分のアプリケーションでは、この値を変更する必要はない。
プロセスでサービス プロバイダがアクティブになった後は、この値を増加することしかできない。この値を減少しても効果がない。設定はプロセス全体に有効である。つまり、現在の Microsoft® DirectPlay® オブジェクトおよびプロセスのほかの DirectPlay オブジェクトに適用される。
- lSystemBufferSizeAs
- オペレーティング システム バッファのサイズ。このバッファは、アプリケーションの処理速度がデータの到着する速度に追いつかないとき、通信デバイスからのデータを保持する。このバッファの目的は、突然に大量のデータを受け取った場合、または受信スレッドが瞬間的にストールされた場合に、データの損失を防ぐことである。アプリケーションが受信データを適切な速度で処理できない場合、lSystemBufferSize を増加すると遅延時間が長くなることがある。lSystemBufferSize を 0 に設定すると、オペレーティング システム バッファをなくすことができる。ただし、これを行うと、受信したデータを到着後すぐに処理できない場合に、データが失われるおそれがある。