Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic) |
ライティングが有効になっているとき、Microsoft® Direct3D® はレンダリングの最終段階としてシーンをラスタライズする際、シーンの光源によって生成されるライティングの色と強度や、シーンのアンビエント ライト レベルのほかにも、現在のマテリアル カラーおよび関連付けられたテクスチャ マップのテクセル、頂点のディフューズ色とスペキュラ色 (指定されている場合) の組み合わせに基づいて、レンダリングする各ピクセルの色を決める。Direct3D のライティングとマテリアルを使用するときは、Direct3D で自動的にライティングの詳細を制御するようにできる。経験を積んだユーザーであれば、必要に応じて自分でライティングを実行できる。
ライティングとマテリアルの処理方法によって、レンダリングしたシーンの表示は大きく異なる。マテリアルは、サーフェスからの反射光の状態を定義する。ダイレクト ライトとアンビエント ライト レベルは、反射光を定義する。ライティングが有効のときは、マテリアルを使用してシーンをレンダリングしなければならない。ライティングはシーンのレンダリングにおいては必須ではないが、ライティングなしでレンダリングしたシーンの細部は見えない。ライティングのないシーンをレンダリングした場合は、シーンのオブジェクトのシルエットが表示される程度である。細部は十分に表示されない。