Microsoft DirectX 8.0 (Visual Basic)

DLS シンセサイザ

MIDI ノートなど、ウェーブ形式になっていないデータをサウンド カードで再生するには、ウェーブ形式に変換する必要がある。この変換は、シンセサイザによって行われる。

DirectX Audio は一部のオペレーティング システムで基本的な MIDI 合成をサポートしているが、多くのアプリケーションは Downloadable Sounds (DLS) Level 2 規格を実装するシンセサイザを使用する。適切なハードウェア シンセサイザがない場合は、Microsoft のソフトウェア シンセサイザが使用される。

シンセサイザは、ウェーブ サンプルに基づいてサウンドを生成する。これによって、あらゆる種類のサウンドに加え、高度なティンバーも生成できる。

  DirectX 7 インターフェイスと共に使用される DLS Level 1 シンセサイザには、リバーブ機能が含まれており、デフォルトで有効になっている。Waves TrueVerb リバーブ テクノロジが Microsoft にライセンスされており、SimpleVerb として実装されている。

DirectX 8.0 と共に使用される DLS Level 2 シンセサイザには、組み込みのリバーブ機能は含まれていない。その代わり、リバーブは DMO として実装されている。このために Waves MaxxVerb が Microsoft にライセンスされている。