Platform SDK: DirectX

Space Donuts サンプル

[Visual Basic]

ここでは、C および C++ でのアプリケーション開発について説明する。Visual Basic については、「DirectDraw Visual Basic サンプル」を参照すること。

[C++]

説明

この簡単なゲームでは、DirectDraw、DirectInput、およびDirectSound の組み合わせ方法について示す。他の DirectX コンポーネントについても示すが、主に複数のスプライトをアニメーションする方法について示す。

パス

ソース ファイル :(SDK ルート)\Samples\Multimedia\DDraw\Src\Donuts

実行可能ファイル :(SDK ルート)\Samples\Multimedia\DDraw\Bin\Donuts.exe

ユーザーズ ガイド

デフォルトの入力はキーボードであるが、[Game] メニューからジョイスティックも選択できる。

このゲームで使用できるコマンドは、オープニング スクリーンでリストされる。すべての数字はテンキーパッドから入力する。"Joy" は、ジョイスティック ボタンに対応する。

キー コマンド
EscF12 終了
4 左回転
6 右回転
5 (Joy 3) 停止
8 前進
2 後退
7 (Joy 2)
Space キー (Joy 1) 発射
Enter ゲームの開始
F1 後続残像影響のオン/オフの切り替え
F3 オーディオのオン/オフの切り替え
F5 フレーム レート表示のオン/オフの切り替え
F10 メイン メニュー

Space Donuts のデフォルト設定は、256 色で 640 × 480 である。デフォルト以外の解像度とピクセル深度は、コマンド ラインで指定できる。

このゲームでは、大文字と小文字の区別のある以下のコマンド ライン スイッチを使用する。

e ハードウェア アクセラレータではなく、ソフトウェア エミュレーションを使用する。
t 入力の必要のないテスト モード。
x ストレス モード。設定する場合、停止することはできない。
S サウンドのオン/オフを切り替える。

これらのスイッチの後に、x 解像度、y 解像度、およびピクセルごとのビットを表す 3 つのオプション数字が続くこともある。以下に例を示す。

donuts -S 800 600 16
 

プログラミング上の注意

このゲームでは、DirectDraw の多くの機能を示す。ドライバをサポートする場合、ハードウェア アクセラレータを利用する。

このプログラムでは、1 MB 未満のビデオ RAM が必要である。

このアプリケーションのサウンド コードは、DirectSound API を強調するように故意に設計されている。DirectSound API の効果的な使用方法を示しているわけではない。たとえば、スクリーン上の個々の項目記号は異なるサウンド バッファを使用する。Space Donuts では 70 以上のサウンドバッファ (複製も含む) を作成し、20 から 25 のサウンドバッファ間ではいつでも遊びが存在する可能性がある。

Dsutil.h および Dsutil.c (Sdk\Samples\Misc ディレクトリにある) のヘルプ関数を使用すると、サウンドを実装できる。これらの関数を使用すると、アプリケーションに素早くかつ簡単にサウンドを追加できる。