戻り値
以下では、DirectMusic インターフェイスのメソッドが通常返す値を示す。各メソッドが返す可能性のあるエラー コードのリストについては、個別のメソッドの説明を参照すること。これらのリストは必ずしも包括的なものとは限らない。
- DMUS_E_ALL_TOOLS_FAILED
- グラフ オブジェクトは、IStream オブジェクト データからすべてのツールをロードできなかった。これは、ストリーム内でエラーが発生したか、ツールがクライアント上で不正に登録されていることが原因と考えられる。
- DMUS_E_ALL_TRACKS_FAILED
- セグメント オブジェクトは、IStream オブジェクト データからすべてのトラックをロードできなかった。これは、ストリーム内でエラーが発生したか、トラックがクライアント上で不正に登録されていることが原因と考えられる。
- DMUS_E_ALREADY_ACTIVATED
- ポートは既にアクティブ化されており、パラメータは変更できない。
- DMUS_E_ALREADY_DOWNLOADED
- バッファは既にダウンロードされている。
- DMUS_E_ALREADY_EXISTS
- ツールはグラフ内に既に含まれている。新しいインスタンスを作成しなければならない。
- DMUS_E_ALREADY_INITED
- オブジェクトは既に初期化されている。
- DMUS_E_ALREADY_LOADED
- DLS コレクションは既に開いている。
- DMUS_E_ALREADY_SENT
- メッセージは既に送信されている。
- DMUS_E_ALREADYCLOSED
- ポートは開いていない。
- DMUS_E_ALREADYOPEN
- ポートは既に開いていた。
- DMUS_E_BADARTICULATION
- DLS コレクション内に無効なアーティキュレーション チャンクがある。
- DMUS_E_BADINSTRUMENT
- DLS コレクション内に無効な音色チャンクがある。
- DMUS_E_BADOFFSETTABLE
- オフセット テーブルにエラーがある。
- DMUS_E_BADWAVE
- ウェーブ ヘッダーが壊れている。
- DMUS_E_BADWAVELINK
- DLS コレクション内のウェーブリンク チャンクが無効なウェーブを指している。
- DMUS_E_BUFFER_EMPTY
- バッファ内にデータがない。
- DMUS_E_BUFFER_FULL
- 指定したバイト数が最大バッファ サイズを超えている。
- DMUS_E_BUFFERNOTAVAILABLE
- このバッファはダウンロードに利用できない。
- DMUS_E_BUFFERNOTSET
- データ用に準備されたバッファが存在しない。
- DMUS_E_CANNOT_CONVERT
- ミュージック値と MIDI 値との間で要求した変換は行われなかった。これは通常、提供された DMUS_CHORD_KEY 構造体に無効なコードまたはスケール パターンが含まれる場合に発生する。
- DMUS_E_CANNOT_FREE
- メッセージが割り当てられていないか、既に解放されているため、メッセージを解放できなかった。
- DMUS_E_CANNOT_OPEN_PORT
- デフォルトのシステム ポートを開くことができなかった。
- DMUS_E_CANNOTREAD
- IStream オブジェクトから読み込みを行おうとしていたときにエラーが発生した。
- DMUS_E_CANNOTSEEK
- IStream オブジェクトは Seek をサポートしない。
- DMUS_E_CANNOTWRITE
- IStream オブジェクトは Write をサポートしない。
- DMUS_E_CHUNKNOTFOUND
- 指定されたヘッダーを持つチャンクが見つからなかった。
- DMUS_E_DESCEND_CHUNK_FAIL
- チャンク内に下がろうとしたが失敗した。
- DMUS_E_DEVICE_IN_USE
- デバイスは既に使われており (おそらく DirectMusic 以外のクライアントによって)、再度開くことができない。
- DMUS_E_DMUSIC_RELEASED
- DirectMusic オブジェクトの最後のインスタンスが解放されたため、操作を実行できない。DirectMusic オブジェクトの最後の解放が終わるまで、ポートは使用できない。
- DMUS_E_DRIVER_FAILED
- ドライバまたはハードウェアでの障害の可能性を示す予想外のエラーがデバイス ドライバから返された。
- DMUS_E_DSOUND_ALREADY_SET
- DirectSound オブジェクトは既に設定されている。
- DMUS_E_DSOUND_NOT_SET
- DirectSound オブジェクトが指定されていないため、ポートを作成できなかった。
- DMUS_E_GET_UNSUPPORTED
- パラメータの取得はサポートしていない。
- DMUS_E_INSUFFICIENTBUFFER
- 要求された操作を実行するためのバッファが十分な大きさではない。
- DMUS_E_INVALID_BAND
- ファイルに有効なバンドが含まれていない。
- DMUS_E_INVALID_DOWNLOADID
- ダウンロード バッファの作成プロセスで、無効なダウンロード識別子が使われた。
- DMUS_E_INVALID_EVENT
- イベントは、有効な MIDI メッセージではない、または動作ステータスを利用しておりバッファ内にパックできない。
- DMUS_E_INVALID_TOOL_HDR
- IStream オブジェクトのデータには、無効なツール ヘッダーが含まれているため、グラフ オブジェクトによる読み込みができない。
- DMUS_E_INVALID_TRACK_HDR
- IStream オブジェクトのデータには、無効なトラック ヘッダーが含まれているため、セグメント オブジェクトによる読み込みができない。
- DMUS_E_INVALIDBUFFER
- 無効な DirectSound バッファがポートに渡された。
- DMUS_E_INVALIDFILE
- ファイルが無効である。
- DMUS_E_INVALIDOFFSET
- DLS コレクション ファイル内のウェーブ チャンクが正しいオフセット上にない。
- DMUS_E_INVALIDPATCH
- コレクション内の音色がパッチ番号と一致しない。
- DMUS_E_INVALIDPOS
- DLS コレクションからウェーブ データを読み込み中にエラーが発生した。これは、不正なファイルであることを意味する。
- DMUS_E_LOADER_BADPATH
- ファイルパスが無効である。
- DMUS_E_LOADER_FAILEDCREATE
- オブジェクトが見つからなかったまたは作成できなかった。
- DMUS_E_LOADER_FAILEDOPEN
- ファイルが存在していないかロックされているのが原因で、ファイルを開くことに失敗した。
- DMUS_E_LOADER_FORMATNOTSUPPORTED
- データフォーマットがサポートされていないため、オブジェクトをロードできない。
- DMUS_E_LOADER_NOCLASSID
- DMUS_OBJECTDESC でクラス ID が供給されなかった
- DMUS_E_LOADER_NOFILENAME
- DMUS_OBJECTDESC でファイル名が供給されなかった
- DMUS_E_LOADER_OBJECTNOTFOUND
- オブジェクトが見つからなかった。
- DMUS_E_NO_MASTER_CLOCK
- パフォーマンス内にマスタ クロックが存在しない。IDirectMusicPerformance::Init メソッドを必ず呼び出すこと。
- DMUS_E_NOARTICULATION
- DLS コレクション内の音色からアーティキュレーションが見つからない。
- DMUS_E_NOSYNTHSINK
- シンクがシンセサイザに接続されていない。
- DMUS_E_NOT_DOWNLOADED_TO_PORT
- オブジェクトがポート上にないため、アンロードできない。
- DMUS_E_NOT_FOUND
- 要求された項目はオブジェクトに含まれていない。
- DMUS_E_NOT_INIT
- 必要なオブジェクトは初期化されていないか、初期化に失敗した。
- DMUS_E_NOTADLSCOL
- ロード中のオブジェクトは有効な DLS コレクションではない。
- DMUS_E_NOTMONO
- ウェーブ チャンクには複数のインターリーブ チャンネルがある。DLS フォーマットではモノラルが要求される。
- DMUS_E_NOTPCM
- ウェーブデータが PCM フォーマットになっていない。
- DMUS_E_OUT_OF_RANGE
- 要求されたタイムはセグメントの範囲外である。
- DMUS_E_PORT_NOT_CAPTURE
- キャプチャ ポートではない。
- DMUS_E_PORT_NOT_RENDER
- 出力ポートではない。
- DMUS_E_PORTS_OPEN
- システム内の任意のプロセスにインスタンス化されたポートがあるときは、要求された操作を実行できない。
- DMUS_E_SEGMENT_INIT_FAILED
- セグメントの初期化に失敗した。メモリで重大な問題が発生したと考えられる。
- DMUS_E_SET_UNSUPPORTED
- パラメータの設定はサポートしていない。
- DMUS_E_SYNTHACTIVE
- シンセサイザは既にアクティブ化されており、パラメータは変更できない。
- DMUS_E_SYNTHINACTIVE
- シンセサイザはアクティブ化されておらず、データを処理できない。
- DMUS_E_SYNTHNOTCONFIGURED
- シンセサイザは正しく構成されていないか、開いていない。
- DMUS_E_TIME_PAST
- 要求されたタイムは過去のタイムである。
- DMUS_E_TOOL_HDR_NOT_FIRST_CK
- IStream オブジェクトのデータには最初のチャンクとしてのツール ヘッダーがないため、グラフ オブジェクトによる読み込みができない。
- DMUS_E_TRACK_HDR_NOT_FIRST_CK
- IStream オブジェクトのデータには最初のチャンクとしてのトラック ヘッダーがないため、セグメント オブジェクトによる読み込みができない。
- DMUS_E_TRACK_NOT_FOUND
- 要求されたタイプのトラックがない。
- DMUS_E_TYPE_DISABLED
- トラック パラメータは無効化されているため利用できない。
- DMUS_E_TYPE_UNSUPPORTED
- パラメータはこのトラック上でサポートされていない。
- DMUS_E_UNKNOWNDOWNLOAD
- シンセサイザはこのタイプのダウンロードをサポートしていない。
- DMUS_E_UNKNOWN_PROPERTY
- このポートにはプロパティセットや項目が実装されていない。
- DMUS_E_UNSUPPORTED_STREAM
- IStream オブジェクトは、ロード中のオブジェクトがサポートしているデータを含んでいない。
- DMUS_E_WAVEFORMATNOTSUPPORTED
- 無効なバッファ フォーマットがシンセサイザ シンクに渡された。
- DMUS_S_DOWN_OCTAVE
- 音符が 1 オクターブまたは複数オクターブ分下げられ、MIDI 値の範囲内に収まっている。
- DMUS_S_END
- 操作に成功し、データの最後に達した。
- DMUS_S_FREE
- 割り当てられたメモリを解放すべきである。
- DMUS_S_LAST_TOOL
- グラフ内にはこれ以上のツールがない。
- DMUS_S_NOBUFFERCONTROL
- ポートからのオーディオ出力は、指定された DirectSound バッファと同じデバイスに転送されるが、パンやボリュームなどのバッファ コントロールは出力に影響しない。
- DMUS_S_OVER_CHORD
- ミュージック値がコードの最高音より高い位置にある音符を持っているため、MIDI 値は計算されていない。
- DMUS_S_PARTIALDOWNLOAD
- 一部の音色をポートにダウンロードできなかった。
- DMUS_S_PARTIALLOAD
- オブジェクトは部分的なロードしかできなかった。これは、埋め込まれたトラックやツールなどの一部のコンポーネントが正しく登録されていない場合に発生することがある。
- DMUS_S_REQUEUE
- メッセージを次のツールに渡すべきである。
- DMUS_S_STRING_TRUNCATED
- メソッドは成功したが、返された文字列を切り捨てなければならなかった。
- DMUS_S_UP_OCTAVE
- 音符が 1 オクターブまたは複数オクターブ分上げられ、MIDI 値の範囲内に収まっている。
- E_FAIL
- このメソッドは成功しなかった。
- E_INVALIDARG
- 無効な引数。構造体の dwSize メンバを初期化するのを忘れ、このメンバをメソッドに渡した場合にこのエラーが起こることが多い。
- E_NOAGGREGATION
- 集合体はサポートしていない。LPUNKNOWN パラメータを NULL に設定しなければならない。
- E_NOINTERFACE
- 利用可能なオブジェクトインターフェイスがない。
- E_NOTIMPL
- このメソッドは実装されていない。動作に必要な機能をドライバがサポートしていないために、このメソッドが返されることがある。
- E_OUTOFMEMORY
- メモリ不足のため、タスクを完了できない。
- E_POINTER
- 無効なポインタ (通常は NULL) がパラメータとして渡された。
- REGDB_E_CLASSNOTREG
- オブジェクト クラスが登録されていない。
- S_FALSE
- メソッドは成功したが、すべきことが何もなかった。
- S_OK
- 動作は完了し、成功した。