Platform SDK: DirectX

DirectSound アーキテクチャの概要

DirectSound は、デジタル サウンドのサンプルの再生とキャプチャリング、およびサンプル ソースのミキシング用の新しいモデルを実装している。DirectX API の他の要素と同様、DirectSound はハードウェアの機能を最大限に引き出し、ハードウェアがサポートしていない特定の機能をソフトウェアでエミュレートする。

[C++]

DirectSound の再生機能は、IDirectSound コンポーネント オブジェクト モデル (COM) インターフェイスと、サウンド バッファおよび 3D エフェクトを操作する他のインターフェイスによって構築されている。これらのインターフェイスは、IDirectSoundBufferIDirectSound3DBufferIDirectSound3DListener である。

DirectSound キャプチャは、IDirectSoundCapture および IDirectSoundCaptureBuffer の各 COM インターフェイスに基づいている。

もう 1 つの COM インターフェイスである IKsPropertySet は、将来採用されるものも含めたサウンド カードの拡張機能をアプリケーションが活用するための手段を提供する。

最後に IDirectSoundNotify インターフェイスは、再生やキャプチャがバッファの特定のポイントに達したときに、イベントのシグナルを送る。

DirectX API を使ったアプリケーションを作成するために理解すべき COM の概念については、「コンポーネント オブジェクト モデル」を参照すること。

[Visual Basic]

DirectSound の再生機能は、DirectSound クラスと、サウンド バッファおよび 3D エフェクトを操作する他のクラスによって構築されている。これらのクラスは、DirectSoundBufferDirectSound3DBufferDirectSound3DListener である。

DirectSound キャプチャは、DirectSoundCapture および DirectSoundCaptureBuffer の各クラスに基づいている。

最後に DirectXEvent クラスは、再生やキャプチャがバッファの特定のポイントに達したときに、DirectX7.CreateEvent メソッドで作成されたイベントと共にイベントのシグナルを送る。