Platform SDK: DirectX

テクスチャ アドレッシング モードとテクスチャ ラッピング

Direct3D によって、アプリケーションはテクスチャ ラッピングを実行できる。ただし、テクスチャ アドレッシング モードを D3DTADDRESS_WRAP に設定することと、テクスチャ ラッピングを実行することは同じではないので注意が必要である。テクスチャ アドレッシング モードを D3DTADDRESS_WRAP に設定すると、現在のプリミティブに適用されているテクスチャのコピーが複数できる。一方、テクスチャ ラッピングを有効にすると、テクスチャ処理したポリゴンに対するシステムのラスタ化の方法が変更される。詳細については、「テクスチャ ラッピング」を参照すること。

テクスチャ ラッピングを有効にすると、効率的に [0.0, 1.0] の範囲外のテクスチャ座標を無効にできる。この場合、この範囲外にあるテクスチャ座標などのラスタ化の動作は定義されない。テクスチャ ラッピングを有効にすると、テクスチャ アドレッシング モードは使用されない。テクスチャ ラッピングが有効になっているときは、0.0 未満または 1.0 を超えるテクスチャ座標をアプリケーションで指定しないように注意すること。