Platform SDK: DirectX

D3DXMatrixIdentity

D3DXMatrixIdentity 関数は、単位行列を作成する。

D3DXMATRIX* D3DXMatrixIdentity(
  D3DXMATRIX* pOut
); 

パラメータ

pOut
演算結果である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

戻り値

単位行列である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

注意

単位行列は、[1,1][2,2][3,3][4,4] 係数に 1 が設定されていること除いて、すべての係数が 0 の行列である。単位行列は、頂点に適用されてもそれらが変更されないという点で特別である。単位行列は、頂点値を変更して回転、平行移動、および 4 × 4 行列で表現できるその他の変換を行う行列の起点として使用される。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXMatrixIdentity 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxmath.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。

参照

D3DXMatrixIsIdentity