DirectX SDK

動作環境

API 要素の構文を紹介する各トピックには、これらの要素を使うときに必要となる、ビルドおよび実行時の動作環境についての情報が含まれている。動作環境の書式は、次のとおりである。

  Windows NT/2000 : Windows NT 3.1 以降が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。
  Windows CE : バージョン 1.0 以降が必要。
  ヘッダー : winuser.h で宣言。
  インポート ライブラリ : user32.lib を使用。
  Unicode : Windows NT/2000 上の Unicode および ANSI バージョンとして実装される。

1 行目では、API 要素をサポートしている Windows NT のバージョンについての情報が記述されている。この情報には、必要とされるサービス パック、オプション パック、または Internet Explorer などのコンポーネントについての情報が含まれる。Windows NT または Windows 2000 で API 要素がサポートされていない場合は、"Windows NT/2000 : 未対応。" という書式で表される。

2 行目では、API 要素が Windows 95 または Windows 98 上でサポートされているかどうかについての情報が記述されている。この情報には、必要とされる OEM サービス リリース、再配布可能かどうか、または Internet Explorer などのコンポーネントについての情報が含まれる。Windows 95 または Windows 98 で API 要素がサポートされていない場合は、"Windows 95/98 : 未対応。" という書式で表される。

3 行目では、API 要素をサポートしている Windows CE のバージョンについての情報が記述されている。Windows CE で API 要素がサポートされていない場合は、"Windows CE : 未対応。" という書式で表される。

4 行目では、API 要素が定義されているファイルについての情報が記述されている。この情報には、.h ファイル、.idl ファイル、または .odl ファイルについての情報が含まれる。ヘッダ ファイルがユーザーによって提供される場合は、"ヘッダ : ユーザー定義。" という書式で表される。

5 行目では、関数またはメンバへの呼び出しの解決に使用されるファイルについての情報が記述されている。この情報には、.lib ファイル、.dll ファイル、または .tlb ファイルについての情報が含まれる。インポート ライブラリがユーザーによって提供される場合は、"インポート ライブラリ : ユーザー定義。" という書式で表される。インポート ライブラリを必要としない API 要素では、この行は省略される。

6 行目では、API 要素が Unicode (W) バージョンおよび ANSI (A) バージョンの両方でサポートされているかどうかについての情報が記述されている。API 要素が Unicode バージョンでサポートされていない場合、この行は省略される。