Platform SDK: DirectX

DirectMusic オブジェクトとインターフェイスの概要

[Visual Basic]

ここでは、C++ でのアプリケーション開発について説明する。Visual Basic については、「DirectMusic クラスの概要」を参照すること。

[C++]

DirectMusic では、多くのオブジェクトが複数のインターフェイスを備えているので、オブジェクトとその COM インターフェイスを区別することが重要である。たとえば、IDirectMusicCollection インタフェースをサポートするオブジェクトは、IDirectMusicObject と同様に、COM の標準的な IPersistStream インターフェイスをもサポートする。

ここでは、DirectMusic オブジェクトをその主要または固有のインターフェイス名で呼ぶが、最初の "I" は省略する。そのため、IDirectMusicCollection によって表されるオブジェクトを DirectMusicCollection オブジェクトと呼ぶ。オブジェクトは、コレクションパフォーマンスセグメントトラックなどの、短い名前で呼ばれる場合もある。

インターフェイス ポインタはしばしばそのオブジェクトへのポインタとして使われるので、ほかのインターフェイスのメソッドを通してそれらのオブジェクトにアクセスもできる。実際、インターフェイスの 1 つである IDirectMusicDownloadedInstrument は、自分自身の固有なメソッドを備えておらず、ほかのインターフェイスのメソッドのパラメータとしてのみ使われる。

DirectMusic は多くの COM オブジェクトとインターフェイスによって構成されており、それらは複雑な方法で互いに関連している。ただし、次の広範な機能に従っていくつかのカテゴリに分類できる。