Platform SDK: DirectX

ステップ 1 : プライマリ サーフェスの作成

[Visual Basic]

ここでは、C および C++ でのアプリケーション開発について説明する。Visual Basic については、「DirectDraw Visual Basic チュートリアル」を参照すること。

[C++]

オーバーレイ サーフェスを使用するには、最初に DirectDraw を初期化し、オーバーレイ サーフェスを表示するためのプライマリ サーフェスを作成する。Mosquito では、次のコードでプライマリ サーフェスを作成する。

    // 構造体を初期化し、dwSize メンバを設定する。
    ZeroMemory(&ddsd, sizeof(ddsd));
    ddsd.dwSize = sizeof(ddsd);
 
    // フラグを設定し、プライマリ サーフェスを作成する。
    ddsd.dwFlags = DDSD_CAPS;
    ddsd.ddsCaps.dwCaps = DDSCAPS_PRIMARYSURFACE;
    ddrval = g_lpdd->CreateSurface(&ddsd, &g_lpddsPrimary, NULL );
 

上記の例は、使用する DDSURFACEDESC2 構造体の初期化から始まる。次に、プライマリ サーフェスの作成に必要なフラグを設定し、IDirectDraw7::CreateSurface メソッドを呼び出してプライマリ サーフェスを作成する。この呼び出しでは、最初のパラメータが、作成するサーフェスを記述する DDSURFACEDESC2 構造体へのポインタとなる。2 番目のパラメータは、呼び出しが成功した場合の、IDirectDrawSurface7 インターフェイス ポインタを受け取る変数へのポインタとなる。最後のパラメータは NULL に設定し、COM 処理が起こっていないことを示す。

次項 :ステップ 2 : ハードウェア オーバーレイ サポートのテスト