Platform SDK: DirectX

D3DTEXTUREADDRESS

D3DTEXTUREADDRESS 列挙型は、D3DTSS_ADDRESSD3DTSS_ADDRESSU、および D3DTSS_ADDRESSV テクスチャ ステージ ステートでテクスチャ アドレッシング モードを設定する際にサポートされるモードを記述する。

typedef enum _D3DTEXTUREADDRESS { 
    D3DTADDRESS_WRAP         = 1, 
    D3DTADDRESS_MIRROR       = 2, 
    D3DTADDRESS_CLAMP        = 3, 
    D3DTADDRESS_BORDER       = 4,
    D3DTADDRESS_FORCE_DWORD  = 0x7fffffff, 
} D3DTEXTUREADDRESS; 
D3DTADDRESS_WRAP
すべての整数接合点でテクスチャを貼り合わせる。たとえば、u の値が 0 から 3 までの場合、テクスチャは 3 回繰り返され、ミラーリングは行われない。
D3DTADDRESS_MIRROR
すべての整数接合点でテクスチャのフリッピングが起こることを除けば、D3DTADDRESS_WRAP と同様である。たとえば、u の値が 0 から 1 の範囲にある場合、テクスチャの処理は通常どおりに行われるが、1 から 2 の範囲にある場合はフリップ (ミラー化) が行われ、2 から 3 の範囲の場合は再び通常の処理が行われる。以後、このパターンが繰り返される。
D3DTADDRESS_CLAMP
範囲 [0.0, 1.0] の外側のテクスチャ座標が、それぞれ、0.0 と 1.0 のテクスチャ色に設定される。
D3DTADDRESS_BORDER
[0.0, 1.0] の範囲外にあるテクスチャ座標は境界色に設定される。これは D3DRENDERSTATETYPE 列挙型の D3DRENDERSTATE_BORDERCOLOR に対応する新しいレンダリング ステートである。
D3DTADDRESS_FORCE_DWORD
この列挙型を強制的に 32 ビット サイズにコンパイルする。この値は使用されていない。

注意

D3DRENDERSTATE_WRAPU および D3DRENDERSTATE_WRAPV レンダリング ステートの使用の詳細については、「テクスチャ」を参照すること。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows NT 4.0 SP3 またはそれ以降が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 2.0 以降が必要。
  ヘッダー : d3dtypes.h で宣言。

参照

D3DRENDERSTATETYPE