Platform SDK: DirectX

DLSEffects サンプル

[C++]

ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。C++ については、「DirectMusic C/C++ サンプル」を参照すること。

[Visual Basic]

説明

DLSEffects サンプル アプリケーションでは、音楽以外のサウンド エフェクトに対して、アプリケーションが DirectMusic と DLS ファイルをどのように使用するかを示す。

パス

ソース ファイル : (SDK ルート)\Samples\Multimedia\VBSamples\Dmusic\Src\DLSEffects

実行可能ファイル : (SDK ルート)\Samples\Multimedia\VBSamples\DMusic\Bin\DLSEffects.exe

ユーザーズ ガイド

[C3] から [C10] までのラベルが付いたボタンをクリックすると、音声のエフェクトが演奏される。[On] をクリックすると鼓動音のエフェクトが連続して演奏され、[Note] および [Pitch Bend] スライダを使うとピッチが変化する。右側のスライダを使って、音符のベロシティ (ボリューム) を設定する。ベロシティの変更は、変更後に開始された音符にだけ適用される。

プログラミング上の注意

このアプリケーションは、ダウンローダブル サウンドをサウンド エフェクトに使う方法と、MIDI 音符の送信方法を示している。

DLS 音色は Boids.dls から取得している。コレクションには、"Vocals" という 1 つの音色のみが含まれている。ただし、音色が基づいているウェーブ サンプルは、"リージョン" または音符の範囲によって異なっている。たとえば、最初のスピーチのサウンドは、C3 〜 B3 の間の音符が送信されたときに使用される。スピーチのサウンドは、リージョンで最も低い音符のときにだけ、正しいピッチで演奏される。

Heartbeat のサンプルは、B7 〜 B8 の範囲で有効である。これは音声のサンプルではないので、ピッチを適度に変化させることができる。この処理は、スライダ設定で決定した、範囲内のさまざまな音符で演奏することで実行される。

Heartbeat は、DLS コレクションで唯一の、ループしたウェーブに基づくサンプルでもある。したがって、音符の最大の継続時間まで連続して演奏することができる。ほかのサンプルは、送信された音符の継続時間にかかわらず、一度しか演奏されない。