restore(1M)


restore -- ファイルシステム、データパーティションまたはディスクのリストアの開始

形式

restore [-w] [-i] [-O] [-T] [-W device | [pattern[pattern]] . . .

機能説明

restore コマンドは、ほとんどの小さなマシンおよび最小構成のソフトウェアがインストールされているマシンでのリストアに適する機能を提供します。

多くのオプションはそれを可能とする特権がないと実行できませんが、基本 restore コマンドのいくつかのオプションは、特別な特権を必要とせずにどのユーザでも実行することができます。

restore コマンドは、emergency_disk(1M) コマンドと emergency_rec(1M) コマンドを使用してバックアップされたデータはリストアできません。これらのコマンドでバックアップされたデータは、emergency_disk コマンドを実行したときに作成したフロッピーディスクを使用してリストアしてください。

コマンドオプション

-w
全リストアです。テ−プ上の全ファイルがリストアされます。

-T
テープ装置が使われることを示します。

-W device
device は使用される装置の特殊パス名です。省略時の値は /dev/rdsk/f0 です。マルチボリュームリストア操作を行うには、raw 型デバイスを用いなければなりません。

-i
インデックスファイルを処理します。

-O
既存ファイルを上書きします。

関連項目

emergency_disk(1M), emergency_rec(1M), getdate(3C), mail(1)

注意

バックアップまたはリストアがアボートしたり、終了しない場合、使用した装置が元のバックアップまたはリストアプロセスに予約されたままになっていることがあります。これにより次のバックアップまたはリストア操作が行なえないことがあります。次のように入力して装置が予約されているかどうか調べられます。

devreserv

予約されいる装置とそれに付属するプロセスのプロセス ID をレポートします。装置を解放し、再度使用するには次のように入力します。

devfree pid

piddevreserv によりレポートされた pid です。

UnixWare デスクトップ上のリストアオペレーションで、Release 1.1 のバックアップから Release 2.0 システムへのリストアを行っていると、システム動作がおかしくなります。詳しい情報は、『Installation Handbook』の「Troubleshooting」を参照してください。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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