mkds(1M)


mkds -- インストールディスケットをインストールするためのデータストリームイメージの作成

形式

:mkds -s set -l locale [-v] [-F] [-D dir] [-i dir] [-o dir] [-I dir] [-f file] [-G script]

機能説明

:mkds スクリプトには、UnixWare 2.1 インストールディスケットのインストールに適したデータストリームイメージを作成する機能が組み込まれています。このデータストリームイメージは、テープ媒体と CD-ROM 媒体の両方に使われます。

-s set
セット名を必ず指定しなければなりません。UnixWare 2.1 の場合、サポートされる 1 セットは UnixWare です。

-l locale
出力先ロケールを必ず指定しなければなりません。UnixWare 2.1 の場合は、efigsja の 2 セットがサポートされます。また、efigs: C, fr, it, de および es の個々の構成要素も使用可能です。Cfritde および es の各ロケールの場合、公式の SCO 媒体は作成されないので注意してください。

-v
より詳細な情報が出力されます。

-F
処理全体が強制的に実行されます。省略時には、前回 :mkds の実行時以降に再作成されたパッケージのみに対して、インクリメンタル処理が実行されます。

-i spool_dir
入力スプールディレクトリ。

省略値は $ROOT/$SPOOL です。

-o stage_dir
暫定的なステージング領域として使われるスプールディレクトリ。:mkds が完了すると、このディレクトリの内容は将来 :mkds のインクリメント処理を実行するときには不要になるので、領域を必要とする場合は削除できます。

省略値は $ROOT/$SPOOL/stage です。

-I image_dir
パッケージごとに処理済みのイメージが格納されるディレクトリ。これらのイメージと一部のヘッダー情報が、インストールディスケットのデータストリームイメージを構成します。:mkds が完了すると、このディレクトリの内容は、後で :mkds のインクリメント処理を実行するときに使われます。

省略値は $ROOT/$SPOOL/image です。

-f output_file
インストールディスケットのデータストリームイメージに使うファイル名を指定します。

省略値は $ROOT/$SPOOL/image/set_name.image.locale、または、-I オプションを指定した場合は image_dir/set_name.image.locale です。

-G getpkginfo_file
省略時の getpkginfo ファイルの代わりに、指定した getpkginfo_file が使われます。このファイルは、個々の UnixWare 2.1 パッケージの情報を取得するために使います。

省略値は $ROOT/usr/src/$WORK/build/tools/getpkginfo です。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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