postdmd(1)
postdmd --
DMD ビットマップファイル用 PostScript 変換プログラム
形式
/usr/lib/lp/postscript/postdmd [options] [files]
機能説明
postdmd は、dmdps で生成されるような DMD ビットマップの files、または 9 版 bitfile 形式の files を PostScript に変換し、その結果を標準出力に書き込みます。files を省略した場合、あるいは - が入力 files の 1 つである場合、標準入力が読み込まれます。下記のオプションが使用できます。
- -b num
-
num バイトパターンを使って、出力ファイルにビットマップをパックします。0 の値を指定すると、出力ファイルのパッキングがすべてオフになります。省略時解釈の num は 6 です。
- -c num
-
各ページにつき num 部のコピーをプリントします。省略時には、1 部のみプリントされます。
- -f
-
ビットマップをプリントする前に、files のビットのセンスをフリップさせます。
- -m num
-
各論理ページをファクタ num で拡大します。ページは、ページ中央に位置する原点を中心にして均一に拡大されます。省略時解釈の倍率は 1.0 です。
- -n num
-
各用紙に num 枚の論理ページをプリントします。num は任意の正の整数です。省略時には、num に 1 が設定されます。
- -o list
-
コンマで区切られたリストに指定したページ番号のページをプリントします。リストには、各番号 N と番号範囲 N1 - N2 が指定できます。N1 を省略すると最少ページ番号になり、N2 を省略すると最大ページ番号になります。
- -p mode
-
files をポートレート(縦置き)またはランドスケープ(横置き)の mode でプリントします。mode の第 1 文字のみ意味があります。省略時解釈の mode はポートレートです。
- -x num
-
原点を正の値の x 軸に沿って num インチ移動します。省略時解釈の座標系では、原点がページ中央に固定され、正の値の x 軸がページの右側に、正の値の y 軸が上側に位置します。num が正の値であれば、すべて右側に移動します。省略時解釈のオフセットは 0 インチです。
- -y num
-
原点を正の値の y 軸に沿って num インチ移動します。num が正の値であれば、すべてページの上側に移動します。省略時解釈のオフセットは 0 インチです。
各論理ページにプリントされるのは 1 ビットマップのみなので、各入力 files には、最低 1 ビットマップの完全な記述がなければなりません。-b オプションでパターンサイズを小さくすると、高速プロセッサ(PS-810s など)を搭載したプリンタのスループットが向上します。パターンサイズを大きくすると、旧モデル(PS-800s など)では、だいたい右に移動します。
診断
files が正常終了した場合、終了ステータス 0 が返されます。
ファイル
- /usr/lib/lp/postscript/postdmd.ps
-
- /usr/lib/lp/postscript/forms.ps
-
- /usr/lib/lp/postscript/ps.requests
-
関連項目
download(1),
dpost(1),
postdaisy(1),
postio(1),
postmd(1),
postprint(1),
postreverse(1),
posttek(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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