makekey(1)


makekey -- 暗号化キーの生成

形式

/usr/lib/makekey

機能説明

makekey はキー空間の検索に要する時間の量によって増加されたキーに依存した暗号化方式の有用性を利用します。``key''のために 8 バイト(入力の最初の 8 バイト)を読み取り、それから``salt''のために 2 バイト(入力の最後の 2 バイト)を読み取ります。出力は、計算を困難にするための入力に依存します(すなわち、1 秒近くを要するもの等)。

入力の最初の 8 バイト(``input key'')は、任意の ASCII 文字とすることができます。最後の 2 バイト(``salt'')は、数字、``.''、``/''、英字の大小文字から選ぶようにします。salt 文字は、出力の最初の 2 字として利用されます。残りの 11 出力文字は salt に対する同じ文字集合から選ばれ、``output key''となります。

実行される変換は、基本的には次のとおりです。salt を使用してアメリカ合衆国標準局 DES アルゴリズムに基づくクリプトグラフ装置の 4096 通りの 1 つを選びます。``input key''をキーとして使用して定数文字列が装置に入力され、何回か循環します。結果としての 64 ビットは、66 の``output key''ビットに配分されます。

makekey は、暗号化を行うプログラムで使用するためのものです。入力と出力はパイプとなるのが普通です。

関連項目

crypt(1), ed(1), passwd(4), vi(1)

注意事項

makekey は、入力が端末でタイプされるか、ファイルからリダイレクトされるかにより異る結果を生じます。

このコマンドは暗号化ユーティリティととも供給されるもので、米国内以外では使用できません。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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