rmdel(1)


rmdel -- SCCS ファイルからのデルタの削除

形式

rmdel -rSID file . . .

機能説明

rmdel コマンドは SID (SCCS 識別文字列) で指定したデルタを、指定された SCCS ファイルから削除します。削除するデルタは、SCCS ファイルのデルタ連鎖内のブランチの最新のデルタでなければなりません。さらに、指定されたものはデルタ作成のため編集中のバージョンであってはなりません。すなわち、p.file が指定された SCCS ファイルに対して存在する場合(get(1) 参照)、指定されたものが p.file のエントリにあってはいけません。

-r オプションは削除されるデルタの SID レベルを指定するのに用いられます。

ディレクトリを指定した場合には、rmdel は、非 SCCS ファイル(パス名の最後の要素が s. で始まっていないもの)と読み取り不能ファイルが無視される点を除き、ディレクトリ内の各ファイルが指定されている場合と同じように動作します。ファイル名に - が与えられた場合には、読み取られた標準入力の各行が、処理する SCCS ファイル名と見なされます。非 SCCS ファイルおよび読み取り不能ファイルは、この場合も無視されます。

デルタの削除を統べる規則は次のとおりです。まず、自分で作成したデルタは、適切なファイル許可を持つ場合に削除できます。また、そのファイルと新しいデルタファイルのあるディレクトリを自分が所有している場合には、デルタは削除できます。

ファイル

x.file
(delta(1) 参照)

z.file
(delta(1) 参照)

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxepu
言語固有メッセージファイル(environ(5)LANG を参照してください。)

関連項目

delta(1), get(1), help(1), prs(1), sccsfile(4)

診断

診断メッセージの説明を得るためには、help(1) を利用してください。
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