setcolor(1)


setcolor, setcolour -- 画面色の設定

形式

 
   setcolor [-nbrgopc] argument [argument] 
   

setcolour [-nbrgopc] argument [argument]

機能説明

setcolorsetcolour により、画面に特定の色を設定できます。フォアグラウンド色、バックグラウンド色のどちらも 16 色の範囲で別々に設定できます。さらに、反転色とグラフィック文字色も設定できます。引き数を省略すると、使用メッセージが現れ、利用可能な色をすべて表示します。その後、画面は元の状態に戻ります。

たとえば、次の色が利用できます。

blue magenta brown black
lt_blue lt_magenta yellow gray
cyan white green red
lt_cyan hi_white lt_green lt_red

 
 blue      magenta      brown      black 
 lt_blue   lt_magenta   yellow     gray 
 cyan      white        green      red 
 lt_cyan   hi_white     lt_green   lt_red 

オプション

setcolor および setcolour では、下記のオプションが使用できます。下記に示す引き数のうち、color は上記の色範囲になります。

-n
画面を通常どおり、バックグラウンド色を黒、文字を白にします。

color [color]
フォアグラウンドに第 1 の色を設定します。第 2 色選択を指定すると、バックグラウンドに第 2 色を設定します。

-b color
バックグラウンドに指定した色を設定します。

-r color color
フォアグラウンドの反転文字に第 1 色を設定し、反転文字のバックグラウンドに第 2 色を設定します。

-g color color
フォアグラウンドのグラフィック文字に第 1 色を設定し、グラフィック文字のバックグラウンドに第 2 色を設定します。

-o color
画面境界(スキャン範囲を超えた部分)の色を設定します。境界色を解除するには、-o black を指定します。

-p pitch duration
ベルのピッチと持続時間を設定します。ピッチはマイクロ秒単位の時間で、接続時間は 5 分の 1 秒単位です。このオプションを指定した場合、<Ctrl>-G (ベル) を画面にエコーさせないと、コマンドは動作しません。たとえば、以下のように指定します。
 
   setcolor -p 2500 2 
   echo ^G 

-cfirst last
カーソルをスキャンする行の範囲(先頭行と最終行)を設定します。

注意

上記機能を設定する setcolor の関数は、これらの機能をサポートする装置の機能に依存します。たとえば、-o オプションはカラーグラフィックスアダプタ(CGA)では無効です。

setcolor で出力されるエスケープシーケンスがモノクローム装置で有効かどうかは、使用するモノクローム装置により異なります。

ときどき画面色を変更すると、モニターの寿命を長持ちさせることができます。


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