idresadd(1M)


idresadd -- リソースマネージャデータベースの更新

形式

idresadd [-r confdir] [-d] [-f] [-n] module_name

機能説明

idresadd コマンドは、/etc/conf/sdevice.d で指定されたドライバの System ファイルを読み込みます。つまり、module_name で指定されたファイルを読み込み、System ファイルのすべてのアクティブエントリについて、リソースマネージャデータベースの中にエントリを作成しようと試みます(アクティブエントリとは、構成されたファイルの中で``Y''が付けられているものです)。

idresadd コマンドは、まずリソースマネージャの中の既存のエントリに追加されるハードウェアデバイスとのマッチングを試みます。一致するためには、リソースマネージャエントリに MODNAME が設定されていないか、追加されるドライバの名前と一致する MODNAME を持っていなくてはなりません。また、ドライバはハードウェアパラメータ(IRQDMACHANIOADDR または MEMADDR)のうちの少なくとも 1 つが設定されていなくてはならず、パラメータはリソースマネージャエントリと System ファイルエントリのパラメータと一致していなくてはなりません。

一致するエントリがリソースマネージャの中になかった場合には、新しいエントリがファイルに追加されます。-f オプションでエントリの強制的な追加が指定されていない限り、ドライバのためのエントリがすでに存在する場合、エントリはリソースマネージャに追加されません。

-n オプションが指定されていない場合、リソースマネージャデータベースの中の新しいエントリには CM_ENTRY_DEFAULT というタグが付けられます。-n が指定されている場合、ドライバの MODNAME に一致し、CM_ENTRY_DEFAULT のタグが付けられている他のエントリは削除されます。

オプション

-d
エントリを追加するのではなく、エントリを resmgr から削除します。

-f
すでにリソースマネージャに存在するドライバのエントリを強制的に追加します。

-n
新しい非省略時のエントリ。

-r confdir
/etc/conf ディレクトリの代わりのディレクトリを指定します。

ファイル

/dev/resmgr
リソースマネージャデータベースのインコアコピー。

/stand/resmgr
リソースマネージャデータベース

関連項目

dcu(1M), idbuild(1M), idcheck(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.