bdiff(1)
bdiff --
大型のファイルでも取り扱い可能な diff
形式
bdiff file1 file2 [n] [-s]
機能説明
bdiff コマンドは、diff と同じように使用して、file1 と file2 がどの行を変更すれば、一致するかを調べます。その目的は、diff には大き過ぎるファイルを処理することにあります。もし file1 (file2) が - ならば標準入力が読み取られます。
bdiff の有効なオプションは次のとおりです。
- n
-
行セグメントの数。省略時の n の値は 3500 です。省略可能な第 3 引き数が与えられ、それが数値である場合には、これを n の値に使用します。これは、3500 行のセグメントが diff には大きすぎて異常終了を起こす場合に便利です。
- -s
-
bdiff による診断メッセージを出力しません(サイレントオプション)。しかし、bdiff が呼び出す diff からの診断メッセージは出力されます。
bdiff コマンドは、2 つのファイルの先頭から共通な行を無視し、各ファイルの残りの部分を n 行のセグメントに分割し、対応するセグメントについて diff を呼び出します。オプションを両方とも指定する場合には、引き数は上記の順序で指定します。
bdiff の出力は diff とまったく同じですが、行番号は、ファイルをセグメント化したことを考慮して調整されます(すなわち、ファイル全体を処理したように表示します)。ファイルをセグメント化しているために、bdiff は、必ずしもファイルの微少な差を探し出せるわけではないことに注意してください。
ファイル
/tmp/bd?????
関連項目
diff(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.