postreverse(1)


postreverse -- PostScript ファイル内のページ順の反転

形式

/usr/lib/lp/postscript/postreverse [options] [file]

機能説明

postreverse フィルタは Adobe のバージョン 1.0 またはバージョン 2.0 ファイル構造規則に準拠するファイル内のページ順を反転し、その結果を標準出力に書き込みます。指定できるのは 1 入力 file だけです。file を省略すると、標準入力が読み込まれます。下記の options が指定できます。

-o list
list 内にコンマで区切って指定した番号に対応するページを選択します。list には、各番号ごとの N と番号の範囲 N1 - N2 が指定できます。N1 を省略すると最小ページ番号になり、N2 を省略すると最大ページ番号になります。

-r
file のページ順を反転しません。

グローバル定義がすべて %%BeginGlobal コメントと %%EndGlobal コメントで囲まれている場合、postreverse フィルタはページ独立性に違反する限られたクラスのファイルを処理できます。さらに、プロローグセクションとトレーラセクションが位置付けされていれば、各ページの終りを %%EndPage: label ordinal コメントでマークしたファイルもページ順を正しく反転できます。%%EndProlog または %%EndSetup コメントが見つからない場合は、postreversefile 全体をそのまま標準出力にコピーします。

グローバル定義はそれぞれのページから抽出され、プロローグに入れられるので、入力 file が上記の規則に準拠していなくとも、少なくともファイルは準拠します。

使用例

file のページ 1 から 100 までを選んで、ページを反転するには下記のように指定します。

postreverse -o1-100 file

各物理ページの 4 論理ページをプリントし、全ページを反転するには下記のように指定します。

postprint -n4 file | postreverse

ページを反転せずに dpost で生成された出力から、最低限上記の規則に準拠するファイルを作成するには下記のように指定します。

dpost file | postreverse -r

診断

file が正常終了した場合、終了ステータス 0 が返されます。

注意

このコマンドはグローバル変数や手順を再定義しません。標準入力を使用する場合、入力 file は 3 度読み込まれてから反転されます。

関連項目

download(1), dpost(1), postdaisy(1), postdmd(1), postio(1), postmd(1), postprint(1), posttek(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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