mt(1)
mt --
移植可能なテープ装置制御
形式
mt [-f tape device] command [count]
機能説明
mt コマンドは、多数のベンダのシステムに移植可能なインタフェースによって、テープドライブの基本的な制御を提供します。
mt コマンドは次のオプションを取ります。
- -f tape drive
-
このオプションはターゲットテープドライブを指定します。引き数 tape drive は raw 型テープ装置のパス名です。指定されたテープドライブに応じた「巻き戻しなし」のインタフェースを使用してください(たとえば、/dev/rmt/ntape1)。このオプションがコマンド行に含まれていない場合、mt はシステムの省略時テープ装置を操作します。
- command
-
command 引き数は、実行するテープオペレーションを指定します。次の 2 つのオペレーションが定義されています。rewind (テープの巻き戻し) と fsf (スペースの 1 ファイル前送り) です。
- count
-
この引き数は、指定されたオペレーションの実行回数を指定します。rewind 操作が要求された場合、count は無視されます。count の指定がコマンド行で省略されている場合、1 となります。
mt は、正常終了すると``0''を返します。コマンド行の構文が不正であったり、コマンドが認識されなかった場合には``1''を返します。テープオペレーションが失敗すると``2''を返します。
ファイル
/usr/bin/mt
関連項目
tapecntl(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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