dcopy(1M)
dcopy (ジェネリック) --
アクセス時間最適化のためのファイルシステムのコピー
形式
dcopy [-F FSType]
[-V] [current_options]
[-o specific_options]
inputfs outputfs
機能説明
dcopy は、ファイルシステム inputfs を outputfs へコピーします。inputfs は、既存のファイルシステムに対するデバイスファイルです。outputfs は、再編成した結果を保持するデバイスファイルです。最も効果的な最適化を行うためには、inputfs をraw 型デバイスとし、outputfs をブロックデバイスとする必要があります。inputfs と outputfs は両方ともマウントされていないファイルシステムでなければなりません。
current_options は、dcopy の s5 固有モジュールがサポートするオプションです。その他の FSType では、これらのオプションをサポートしていない場合があります。specific_options は、コマンドの FSType 固有のモジュールによる解釈のためのサブオプション、もしくはキーワード属性のペアのコンマで区切られたリストで指定されるサブオプションを示しています。
コマンドオプション
- -F
-
操作する FSType を指定します。FSType はここで指定するか、もしくは inputfs (デバイス) を /etc/vfstab テーブル中のエントリと一致させることによって /etc/vfstab から判定可能であるかの、いずれかとなります。
- -V
-
コマンド行全体をエコー表示しますが、コマンドは実行しません。コマンド行は、ユーザが指定したオプションと引き数を使用し、/etc/vfstab からの情報を追加して作成されます。このオプションを使用してコマンド行を検証し、その正当性を検査することができます。
- -o
-
FSType 固有のオプションを指定します。
ファイル
- /etc/vfstab 各ファイルシステムの省略時のパラメータリスト
-
関連項目
dcopy_s5(1M),
vfstab(4)
注意
このコマンドは、すべての FSType をサポートしているわけではありません。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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