setsizecvt
setsizecvt コマンドは、可能な限りシンプルに設計されています。パッケージングツールは、パッケージを処理するのと同じ方法でセットを処理します。
セットのインストレーションディレクトリで setsizecvt を実行すると、setsizecvt はそのセットに含まれる各パッケージから、space ファイル(存在する場合)と setsize ファイルを集めます。setsize ファイルとは、エントリが下記のようにフォーマットされているファイルです。
pkg:/path/name #blks #inodes
この場合、pkg はパッケージ名の短縮形で、それ以外は、ディレクトリとそのディレクトリで使用されるブロック数および i ノード数です。この setsize ファイルは、セットが生成されるときに生成されます。通常、指定されたセットに対する setsize ファイルは、そのセットにあるすべてのパッケージに対して pkgmap ファイルから生成されます。
setsizecvt は、(カレントセットの)パッケージに対する setsize ファイル内で、ユーザがインストールしたいエントリを選び出します。それらのエントリは、space と呼ぶ新しいファイルに集められます。
pkgadd は、ディスクにそのセットをインストールするのに十分な空間があるかどうかを確認するために space ファイルを使います。セットに対する space ファイルは、それがパッケージにある場合と同様に扱われます。