relax(1M)
relax --
省略時のシステムセキュリティの変更
形式
/etc/relax level
機能説明
relax では、選択したシステム単位のセキュリティの省略値を事前定義済みの複数の level のいずれか(high、improved、low、および traditional)に変更します。/usr/lib/scoadmin/security 内のディレクトリはレベルごとに命名され、各ディレクトリには次の 3 つのファイルが格納されています。
- default
-
ファイル /etc/auth/system/default 内で更新するフィールドを指定します。
- etc_def
-
ディレクトリ /etc/default 内で更新または削除するファイルと値を指定します。
- script
-
idtune(1M) を使ってカーネルパラメータなどの設定を変更し、各種ファイルの編集によって省略時の umask の設定を変更するなどの目的で実行されるシェルスクリプトです。
使用例
relax では引き数を 1 つ指定します。この引き数では、次のように /usr/lib/scoadmin/security 内のディレクトリの名前を指定する必要があります。
relax improved
この場合は、システムセキュリティの設定がセキュリティレベル``improved''に再構成されます。
制限事項
選択したレベルのスクリプトによってカーネルコンフィギュレーションが変化する場合、変更結果は UNIX® をリブートするまで有効になりません。
ファイル
- /usr/lib/scoadmin/security/level
-
セキュリティ level ディレクトリ
- /etc/default/

-
他の現在の省略時設定を含むファイル
- /etc/profile
-
- /etc/cshrc
-
/usr/lib/scoadmin/security/level/script によって編集されるファイル
関連項目
idtune(1M),
secdefs(1M),
umask(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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