vxreattach


vxreattach - 一度アクセス可能になったディスクドライブを再アタッチする

形式

/etc/vx/bin/vxreattach [ -rb ] [ accessname ... ]
/etc/vx/bin/vxreattach -c accessname

機能説明

可能であれば、vxreattach ユーティリティは、ディスクを元のディスクグループに再アタッチし、元と同じ媒体名を保存します。

ディスクに過渡的な障害が発生した場合や、一部のディスクドライバがアンロードされた状態か、またはアンロードできる状態でボリュームマネージャが起動された場合は、このオペレーションが必要です。この場合、ディスクは障害状態になります。ディスク上のボリュームが起動される前に再アタッチが発生する場合は、問題が解決したら、vxreattach コマンドを使って、プレックスに無効フラグを設定せずにディスクを再アタッチできます。

vxreattach コマンドは、vxdiskadm メニューからのディスク回復の一部として呼び出されます。

vxreattach は、再アタッチするディスクと同じディスクグループ内で同じディスク ID が付いたディスクを見つけようとします。ディスク障害の当初の原因(または他の何らかの原因)が解決されていなければ、一致するディスク ID を持つディスクが見つかっても、再アタッチオペレーションが異常終了することがあるので注意してください。

オプションは次のとおりです。

-r
このオプションを指定すると、vxreattach ユーティリティは障害を起こしたディスク上で任意のボリュームの無効プレックスを回復しようとします。このオペレーションは、vxrecover を呼び出して実行されます。

-b
このオプションを指定すると、再アタッチオペレーションはバックグラウンドで実行されます。

-c
このオプションを指定すると、再アタッチが可能かどうかが検査されます。オペレーションは実行されませんが、ディスクを再アタッチできるディスクグループの名前とディスク媒体名が表示されます。

終了コード

再アタッチを実行できる場合は終了ステータス 0 が返され、それ以外の場合は 0 以外の値が返されます。

関連項目

vxdiskadm(1M), vxintro(1M), vxrecover(1M)



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