df_ufs(1M)
df_ufs --
ufs ファイルシステム上の空きディスクスペースの通知
形式
df [-F ufs]
[generic_options] [-o i]
[directory | special]
機能説明
generic_options は、df (ジェネリック) によってサポートされるオプションです。
df は、ufs ファイルシステムの占有するディスクスペースの大きさ、使用されているスペースおよび利用可能なスペース量、使用されたファイルシステムの総容量の大きさを表示します。
使用中および利用可能として通知されるスペース量は、ファイルシステムにおけるスペース量よりも小さいことに注意してください。これは、システムがそのファイルシステムのスペースの一部を確保して、ファイルシステム割り当てルーチンがうまく機能するようにしているからです。確保している大きさは通常は 10% 程度です。これは、tunefs(1M) を使用して調節することができます。この確保スペース以外のファイルシステム上のすべてのスペースが使用中である場合、スーパユーザだけが新しいファイルと既存のファイルのデータブロックを確保することができます。このようにしてファイルシステムの割り当てが過剰に行われた場合、df は、そのファイルシステムが 100% を超えて利用されているという通知を行う場合があります。
ufs 固有のオプション
- -F ufs
-
ufs-FSType を指定します。
- -o
-
ufs ファイルシステム固有オプションを指定します。利用できるオプションは以下のとおりです。
- i
-
使用中およびフリー i ノードの個数を通知します。generic_options として使用できません。
ファイル
- /etc/mnttab
-
現在マウントされているファイルシステムのリスト
関連項目
ジェネリック df(1M),
du(1M),
mnttab(4),
ジェネリック mount(1M),
ジェネリック quot(1M),
ジェネリック tunefs(1M)
注意
df はマウントしているファイルシステムとそうでないファイルシステムとでは、その結果を別々に算出します。マウントされていないシステムでは、数字は上記に示したように確保した 10% を反映しています。これは、ジェネリックコマンドによって通知された利用できる空間が、このモジュールによって通知された利用できる空間と異なるからです。ジェネリック -k オプションはフリースペースをパーセンテージで出力します。
-b および -e オプションは、-t オプションによって無効にされます。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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