ff_ufs(1M)


ff_ufs -- ufs ファイルシステムに対するファイル名と統計リストの作成

形式

ff [-F ufs] [generic_options] [-I] [-l] [-pprefix] [-s] [-u] [-an] [-mn] [-cn] [-nfile] [-ii-node-list] [-o a,m,s] special . . .

機能説明

generic_options は、ff (ジェネリック) によってサポートされるオプションです。

ff は、special ファイルをファイルシステムであると仮定して、special ファイルの i リストとディレクトリを読み込みます。選択基準と一致するファイルに対する i ノードデータを保存します。出力は、保存されたそれぞれの i ノードに対するパス名と、以下の出力オプションを使用して要求されたその他のファイル情報からなっています。出力フィールドはそれぞれ位置が決まっています。この出力は i ノードの順序になっていて、各フィールドはタブで区切られます。ff によって作成されるデフォルト表示行は次のとおりです。

 
   パス名 i 番号 

ufs 固有のオプション

-F ufs
ufs-FSType を指定します。

-I
各パスのあとに i ノード番号を表示しません。

-l
マルチリンクファイルに対する全てのパス名の追加リストを作成します。

-pprefix
指定された prefix が生成されたそれぞれのパス名に付加されます。省略時には``.''(ドット)です。

-s
各パス名の後にバイト単位でファイルサイズを出力します。

-u
各パス名の後に所有者のログイン名を出力します。

-an
n 日以内にアクセスされた i ノードを選択します。

-mn
n 日以内に修正された i ノードを選択します。

-cn
n 日以内に変更された i ノードを選択します。

-nfile
引き数のファイル file より後で修正された i ノードを選択します。

-ii-node-list
i-node-list で指定されている i ノードだけに付いて名前を生成します。i-node-list は、空白なしのコンマで区切られた数のリストです。

-o
ufs ファイルシステム固有オプションを指定します。利用可能なオプションは次のとおりです。

a
``.''と``..''のディレクトリエントリを出力します。

m
モード情報を出力します。

s
スペシャルファイルとセットユーザ ID モードのファイルだけを出力します。

関連項目

find(1), ジェネリック ff(1M), ncheck(1M)

注意

-l オプションの指定がないと、マルチリンクされた i ノードについては、可能なパス名すべてのうち 1 つだけが生成されます。-l が指定されると、ファイルシステム上のリンクされたすべてのファイルに関して可能な名前すべてが出力されます。ただし、生成される名前にはどんな選択基準も適用されません。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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