sact(1)
sact --
現在の SCCS ファイル編集作業の情報の出力
形式
sact file . . .
機能説明
sact コマンドは、指定された SCCS ファイルのデルタを使用しようとしているユーザを報告します。こうした事態は、-e オプション付きの get を最初に実行し、delta を実行しなかった場合に発生します。コマンド行でディレクトリを指定した場合には、sact は、非 SCCS ファイルと読み取り許可のないファイルが無視される点を除いて、ディレクトリ内の各ファイルが指定された場合と同じように動作します。ファイル名として - を指定した場合には、標準入力を読み取って入力された各行を、処理する SCCS ファイル名と見なします。
指定した各ファイルに対する出力は、空白で区切った5個のフィールドから構成されています。
- Field 1
-
新しいデルタを作成するために変更を加えようとする SCCS ファイルの、現在存在するデルタの SID を示します。
- Field 2
-
新しく作成されるデルタの SID を示します。
- Field 3
-
デルタを作成しようとするユーザ(すなわち、編集のため get を実行したユーザ)のログイン名を示します。
- Field 4
-
get -e を実行した日付
- Field 5
-
get -e を実行した時刻
関連項目
delta(1),
diff(1),
get(1),
help(1),
unget(1)
診断
診断メッセージの説明を得るためには、help(1) を利用してください。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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