captoinfo(1M)


captoinfo -- termcap の記述から terminfo の記述への変換

形式

captoinfo [-v . . . ] [-V] [-1] [-w width] file . . .

機能説明

captoinfofile から termcap の記述を捜します。1 つが見つかるごとに、それと同等な terminfo の記述を、一緒に見つかった注釈とともに標準出力に書き込みます。他の記述と関連しているような表現の記述(termcap tc= field で指定されるような)は出力される前に最小スーパーセットにします。

file が与えられなかった場合は、環境変数 TERMCAP がファイル名またはエントリの指定に使われます。TERMCAP がファイルへの絶対パス名であれば、環境変数 TERM で名前が指定された端末だけがそのファイルから取り出されます。環境変数 TERMCAP が設定されていなければ、ファイル /usr/share/lib/termcap が読み取られます。

-v
プログラム実行時に標準エラー出力にトレース情報を出力します。もう 1 つ -v オプションを追加するとさらに詳細な情報が出力されます。

-V
使用しているプログラムのバージョンを標準エラー出力に出力して終了します。

-1
1 行につき 1 つのフィールドを出力します。-1 オプションを指定しない場合は複数のフィールドを 1 行につき最大 60 文字まで出力します。

-w
出力の長さを width 文字にします。

ファイル

/usr/share/lib/terminfo/?/ASTERISK OPERATOR
コンパイルされた端末記述データベース

関連項目

curses(3curses), infocmp(1M), terminfo(4)

注意

captoinfo を使用して、termcap のエントリを terminfo のエントリに変換してください。それは、(UNIX System V の初期バージョンからの) termcap データベースが将来のリリースには提供されない可能性があるからです。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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