df_vxfs(1M)
df_vxfs - VERITAS ファイルシステムの空きディスクブロック数と i ノード数の通知
形式
df [-F vxfs]
[generic_options] [-o s] [directory
| special . . .]
機能説明
df コマンドは、スーパーブロック内に保存されたカウントを検査して、vxfs ファイルシステムまたはディレクトリ内の空きブロック数と空き i ノード数を表示します。
8K 未満のエクステントはすべてのタイプの割り当てに使用できるわけではないので、df は空きブロックの総数を通知する際に 8K に満たないエクステントの空きブロックはカウントしません。
VxFS 2.0 は空きブロックのプールからダイナミックに i ノードを割り当てるので、df が通知する空き i ノード数および空きブロック数は、8K(またはそれより大きい)の空きエクステント数、および割り当てられた i ノードやブロックの現在の割合をもとに概算されたものです。それゆえ、追加ブロックの割り当てを行うと、空き i ノード数が減少したり、逆に増加したりすることがあります。
special デバイス名(例えば、/dev/dsk/c0b0t1d0s5)またはマウントポイントの directory 名(例えば、/usr)を指定しなければなりません。directory がディレクトリ名の場合、通知はそのディレクトリが入っているデバイスに関する情報を表わします。
オプション
- generic_options
- ジェネリック df コマンドがサポートするオプションです(df(1M)参照)。
- -F vxfs
vxfs ファイルシステムタイプ を指定します。
- -o
- vxfs ファイルシステムに固有のオプションを指定します。下記のオプションを使用できます。
- s
- 各サイズの空きエクステント数を表示します。空きエクステントは、常に長さが 2 の累乗の整数で、最小値は 1 ブロック、最大値は割り当て単位の最大サイズです。
ファイル
- /dev/dsk/*
関連項目
df(1M),
fs_vxfs(4)
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