mkfs(1M)
mkfs (ジェネリック) --
ファイルシステムの構築
形式
mkfs [-F FSType] [-V] [-m] [current_options] [-o specific_options]
special size [operands]
機能説明
mkfs は、special ファイル上に書き込むことによりファイルシステムを構築します。special は最初の引数でなければなりません。ファイルシステムは、コマンド行から指定された FSType、specific_options および operands にもとづいて作成されます。mkfs はファイルシステムを構築し始める前に 10 秒間待ちます。この間に <Del> キーを押すことによって中断することができます。
operands は FSType 固有のものであり、詳細については、mkfs の FSType 固有のマニュアルページを参照してください。
current_options は、mkfs の s5 固有モジュールがサポートしているオプションです。他の FSType は必ずしもこれらのオプションをサポートしていません。specific_options は、コマンドの FSType 固有モジュールによる解釈のためのサブオプションとキーワード属性ペアのコンマで区切られたリストで指定されたサブオプションを示しています。
オプションは次のとおりです。
- -F
-
構成すべき FSType を指定します。FSType は、ここで指定するか、あるいは special とテーブルのエントリとの照合を行うことにより /etc/vfstab から決定可能でなければなりません。
- -V
-
コマンドライン全体をエコーしますが、コマンドは実行されません。コマンドラインは、ユーザによって与えられたオプションと引数を使用し、/etc/vfstab から得られた情報をこれらに追加することにより生成されます。このオプションは、コマンドラインの検証と正当性のチェックに用います。
- -m
-
ファイルシステムを構築するために使用したコマンド行を表示します。ファイルシステムはすでに存在していなければなりません。このオプションは、ファイルシステムを構築した際に使用したパラメータを調べるのに用います。これは current_options、specific_options、operands と一緒には使用できません。
- -o
-
FSType 固有オプションを指定します。
- special
-
mkfs は、special ファイルに書き込むことによってファイルシステムを構築します。
- size
-
ファイルシステムの論理 512 バイトセクタ数を指定します。ファイルシステムの最大サイズ値は、512 バイトセクタが 4,194,304 個(2 ギガバイト)です。
ファイル
- /etc/vfstab
-
各ファイルシステムに対するデフォルトパラメータのリスト
関連項目
mkfs_bfs(1M),
mkfs_s5(1M),
mkfs_sfs(1M),
mkfs_ufs(1M),
mkfs_vxfs(1M),
prtvtoc(1M),
vfstab(4)
注意
このコマンドは、すべての FSType についてサポートされているわけではありません。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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