setsizecvt(1)


setsizecvt -- セットのための space 形式のファイルの生成

形式

 
   setsizecvt 

機能説明

setsizecvt コマンドは、セット用の space 形式のファイルを生成します。セットがパッケージングオブジェクトとして含まれる前に、パッケージの pkgmap ファイルのエントリにリストされているものに加えて、インストレーションツールが space ファイルを使用して、パッケージが必要とする追加空間を指定します。

setsizecvt コマンドは、可能な限りシンプルに設計されています。パッケージングツールは、パッケージを処理するのと同じ方法でセットを処理します。

セットのインストレーションディレクトリで setsizecvt を実行すると、setsizecvt はそのセットに含まれる各パッケージから、space ファイル(存在する場合)と setsize ファイルを集めます。setsize ファイルとは、エントリが下記のようにフォーマットされているファイルです。

 
   pkg:/path/name	#blks	#inodes 

この場合、pkg はパッケージ名の短縮形で、それ以外は、ディレクトリとそのディレクトリで使用されるブロック数および i ノード数です。この setsize ファイルは、セットが生成されるときに生成されます。通常、指定されたセットに対する setsize ファイルは、そのセットにあるすべてのパッケージに対して pkgmap ファイルから生成されます。

setsizecvt は、(カレントセットの)パッケージに対する setsize ファイル内で、ユーザがインストールしたいエントリを選び出します。それらのエントリは、space と呼ぶ新しいファイルに集められます。

pkgadd は、ディスクにそのセットをインストールするのに十分な空間があるかどうかを確認するために space ファイルを使います。セットに対する space ファイルは、それがパッケージにある場合と同様に扱われます。

関連項目

space(4)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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