quot_ufs(1M)
quot_ufs --
ufs ファイルシステムの所有者の要約
形式
/usr/sbin/quot [-F ufs] [generic_options]
[-acfhnv] [filesystem . . . ]
機能説明
generic_options は、ジェネリック quot コマンドでサポートされるオプションです。
quot では、各ユーザが現在所有している名前付き filesystem 内のブロック(1024 バイト)数が表示されます。ブロック数は、2048 個という制限があります。1024 バイトを超えるファイルは 2048 ブロックファイルとしてカウントされますが、合計ブロック数は正確です。
ufs 固有のオプション
- -a
-
すべてのマウント済みファイルシステムのレポートが生成されます。
- -c
-
ブロック数単位のファイルサイズ、そのサイズのファイル数、そのサイズ以下のファイルが入っている累計ブロック数を示す 3 つの欄が表示されます。ブロック数が 499 を超えるファイルは、499 ブロックとしてリストされます。サイズが 499 ブロックのファイルがなくても、最終行には必ず 499 ブロックとリストされます。
- -f
-
ファイル数と、各ユーザが所有するスペースが表示されます。このオプションは、-c および -v オプションとは併用できません。
- -h
-
ファイル内のブロック数が見積もられます。この場合、穴を含むファイルは考慮されません。
- -n
-
標準入力から読み込まれたファイルのリストに名前がアタッチされます。quot -n は、標準入力からのデータを予期するので、単独で使うことはできません。たとえば、次のパイプラインを考えます。
ncheck filesystem | sort +0n | quot -n filesystem
この場合は、すべてのファイルとその所有者のリストが生成されます。このオプションは、他のどのオプションとも併用できません。
- -v
-
省略時の出力に加えて、過去 30 日間、60 日間、および 90 日間にアクセスされていないブロック数を含む 3 つの欄が表示されます。
ファイル
- /etc/mnttab
-
マウント済みファイルシステム
- /etc/passwd
-
ユーザ名の取得
関連項目
du(1M),
ジェネリック quot(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.