rtcpio(1M)
rtcpio --
制限付きの信頼可能なインポート/エクスポートアーカイブ
形式
rtcpio -o[aLvVx] [-C bufsize] [-M message] -O output-file
[-X low_level,high_level]
rtcpio -i[bdfkPrsStuvVx] [-C bufsize] [-E file] -I file
[-M message] [-N level] [-n num] [-R ID] [-T file]
[-X low_level,high_level] [pattern . . .]
機能説明
rtcpio コマンドによりオペレータは、管理用ファイルへのアクセスは禁止されますが、ユーザファイルのバックアップおよびリストアを行うことができます。rtcpio コマンドは、バックアップおよびリストアされるファイルのレベル範囲を制限して、tcpio コマンドを呼び出します。
ユーザが、-X オプションでレベル範囲を指定しない場合、rtcpio は -X オプションの省略時解釈として範囲 USER_PUBLIC、USER_LOGIN を指定し、tcpio を呼び出します。
ユーザが、-X オプションでレベル範囲を指定した場合、指定範囲が許された範囲であるか比較します。指定された範囲が許された範囲にない場合、エラーメッセージが表示され、どのファイルもバックアップあるいはリストアされません。指定された範囲が許された範囲にある場合、rtcpio は -X オプションの引き数は変えないで tcpio を呼び出します。
-X が指定されたかどうかにかかわらず、ユーザによって指定された他のすべてのオプションと引き数は変更せずに tcpio に渡されます。
-X オプションの詳細は、次のとおりです。
- -X low_level,high_level
-
low_level と high_level の間の MAC レベルのファイルのみを取り出します。high_level は、low_level より上位になければなりません。加えて、指定された範囲は、許可された範囲になければなりません。low_level は USER_PUBLIC より上位に、high_level は USER_LOGIN より下位になければなりません。LID、エイリアス名、または適切なレベル名は、low_level と high_level を指定するのに使用できます。有効な名前またはエイリアス名のみが使用できます。LID は、削除されていても使用できます。
他の全てのオプションは変更せずに tcpio に渡されます。これらのオプションの詳細については、tcpio(1) マニュアルページを参照してください。
関連項目
tcpio(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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