/usr/lib/acct/wtmpfix [files]
引き数 -ic は、入力が ASCII 形式であることを示すために使用され、出力は 2 進形式で書き込まれます。
wtmpfix は、標準入力または指定された utmp.h 形式のファイルを検査し、エントリ間で一貫性が得られるように時間/日付のスタンプを訂正し、標準出力に書き込みます。標準入力を表示するために、files の代りに - を使用できます。時間/日付を訂正しない場合、acctcon は日付が変更されたレコードを見つけると異常終了します。
日付けが設定されるたびに、1 組の日付け変更レコードが /var/adm/wtmp に書き込まれます。最初のレコードは、line フィールドの "old time" 文字列と utmp 構造体の type フィールドにある OLD_TIME フラグで示す古い日付です。2 番目のレコードは新しい日付を指定するもので、line フィールドにある``new time''文字列と type フィールドにある NEW_TIME フラグで示されます。wtmpfix は、これらのレコードを用いて、ファイル内のすべてのタイムスタンプを同期化します。
時間/日付スタンプの訂正に加えて、wtmpfix は``name''フィールドが英数字とスペースのみで構成されているかどうか検査して、name フィールドの妥当性を検査します。無効とみなされる名前を見つけると、wtmpfix はログイン名を INVALID に変更し、標準エラーに診断を書き込みます。このようにして、wtmpfix は acctcon が接続課金レコードの処理中に異常終了する可能性を減らします。