vtgetty(1M)
vtgetty --
端末型、モード、速度、およびラインデシプリンの設定
形式
/etc/vtgetty [-h] [-t timeout] line [speed[type [linedisc]]]
機能説明
vtgetty コマンドは
init(1M) で呼び出されます。このコマンドは、引き数を渡して /etc/getty を実行する一連のプロセス(init-vtgetty-getty-login-shell)の第 2 のプロセスです。/etc/getty プロセスは最終的にユーザを UNIX システムに接続します。vtgetty を実行できるのは適切な特権(ルートのユーザ ID を持つプロセス)を持つユーザのみです。
このコマンドのオプションは、getty(1M) のオプションと同じです。
まず最初に、vtgetty はデバイスをオープンし、そのデバイスに対してオープンされている仮想端末(vt)があるか判別します。アクティブな vt がある場合、ユーザがログアウトしたときに、その vt を自動的にクローズするか、または手動でクローズするかを指定するよう求められます。自動オプションを選んだ場合、vtgetty は各オープン vt に SIGHUP と SIGTERM シグナルを送信します。それから 2 秒間待ち、vt に SIGKILL シグナルを送信して、すべての vt を確実に終了させます。
手動クローズオプションを選んだ場合、最大番号の vt が起動され、ユーザはこの vt を手動でクローズできます。これは、すべての vt が手動でクローズされるまで繰り返されます。
ファイル
/etc/ttydefs
診断
下記の条件の場合、vtgetty は異常終了します。
-
使用できるメモリがない場合
-
指定されたデバイスをオープンできない場合
-
ファイル記述子をファイルポインタに変換できない場合
-
指定されたデバイスのファイルステータス(stat(2))を獲得できない場合
-
ioctl(2) 呼び出しが異常終了した場合
関連項目
getty(1M),
ttydefs(4),
init(1M),
inittab(4),
ioctl(2),
kill(1),
stat(2),
tty(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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