fwtmp(1M)


fwtmp, wtmpfix -- 接続課金レコードの処理と utmp エントリの訂正

形式

/usr/lib/acct/fwtmp [-ic]

/usr/lib/acct/wtmpfix [files]

機能説明

fwtmp は、標準入力から読み込んで標準出力に書き込み、/var/adm/wtmp 内で見つけた 2 レコードをフォーマットした ASCII レコードに変換します。ASCII バージョンは、不良レコードの編集が必要なときに役立ちます。

引き数 -ic は、入力が ASCII 形式であることを示すために使用され、出力は 2 進形式で書き込まれます。

wtmpfix は、標準入力または指定された utmp.h 形式のファイルを検査し、エントリ間で一貫性が得られるように時間/日付のスタンプを訂正し、標準出力に書き込みます。標準入力を表示するために、files の代りに - を使用できます。時間/日付を訂正しない場合、acctcon は日付が変更されたレコードを見つけると異常終了します。

日付けが設定されるたびに、1 組の日付け変更レコードが /var/adm/wtmp に書き込まれます。最初のレコードは、line フィールドの "old time" 文字列と utmp 構造体の type フィールドにある OLD_TIME フラグで示す古い日付です。2 番目のレコードは新しい日付を指定するもので、line フィールドにある``new time''文字列と type フィールドにある NEW_TIME フラグで示されます。wtmpfix は、これらのレコードを用いて、ファイル内のすべてのタイムスタンプを同期化します。

時間/日付スタンプの訂正に加えて、wtmpfix は``name''フィールドが英数字とスペースのみで構成されているかどうか検査して、name フィールドの妥当性を検査します。無効とみなされる名前を見つけると、wtmpfix はログイン名を INVALID に変更し、標準エラーに診断を書き込みます。このようにして、wtmpfixacctcon が接続課金レコードの処理中に異常終了する可能性を減らします。

ファイル

/var/adm/wtmp
/usr/include/utmp.h

関連項目

acct(1M), acct(2), acct(4), acctcms(1M), acctcom(1), acctcon(1M), acctmerg(1M), acctprc(1M), acctsh(1M), ed(1), runacct(1M), utmp(4)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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