tsad(1)
tsad --
SCO UnixWare 用のストレージ管理サービス(SMS)ターゲットサービスエージェント(TSA)のデーモン
形式
tsad [-f config_file] [-t register_timeout] [-c connect_timeout]
[-p path_to_tsaunix]
機能説明
tsad プログラムは、SCO UnixWare 用のストレージ管理サービス(SMS)ターゲットサービスエージェント(TSA)の一部であるデーモンプロセスです。このプログラムの仕事は、NetWare® サーバのセットに対して、バックアップを行うべき UnixWare マシンが存在することを通知し、これらのサーバのいずれかからのバックアップ要求を待つことです。NetWare サーバからバックアップの要求が到着すると、tsaunix(1) プログラムが spawn され、NetWare サーバのオペレータと対話を行い、バックアップするデータを送信します。
通知された NetWare サーバのいずれかがリセットされると、そのサーバは SCO UnixWare マシンを認識しなくなります。このため、tsad は register_timeout 秒ごとに起動し、個々の NetWare サーバに再び通知を送ります。
通知する NetWare サーバと、各サーバへの通知に使用されるプロトコルは、config_file から読み込まれます。このファイルの形式の詳細については、unixtsa.conf(4) を参照してください。unixtsa という名前の NIS マップが、現在バインドされている NIS ドメインに見つかると、このマップでもサーバがスキャンされます。
エラーメッセージが発生した場合は、/var/adm/unixtsa.log に書き込まれます。
オプション
以下のオプションをサポートしています。
- -f config_file
-
使用するコンフィギュレーションファイルを指定します。省略値は /etc/unixtsa.conf です。
- -t register_timeout
-
登録タイムアウトを秒単位で指定します。この期限が過ぎると、デーモンは自分が認識しているすべての NetWare サーバに対して再び登録を行います。省略値は 1 時間(3600)です。
- -c connection_timeout
-
接続タイムアウト値を秒単位で指定します。何らかの理由で NetWare サーバと通信を行うとき、デーモンはこの時間だけ応答を待ちます。デーモンが他のサーバと通信しようと試みている間は、バックアップを実行するよう求めるサーバ要求へのサービスが提供できないので、この値は低速のネットワークでは増やさなくてはならないことがあります。省略値は 30 秒(30)です。
- -p path_to_tsaunix
-
tsaunix 実行可能ファイルへの完全パスを指定します。省略値は /opt/bin/tsaunix です。
ファイル
- /usr/lib/locale/LC_MESSAGES/tsad.cat
-
言語固有のメッセージファイル(environ(5) の LANG の項を参照)。
- /etc/unixtsa.conf
-
各サーバについて使用するプロトコルを登録する NetWare サーバがリストされている省略時コンフィギュレーションファイル。この情報は、NIS マップ unixtsa からも読み込まれます(存在する場合)。
関連項目
tsaunix(1),
unixtsa.conf(4)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.