fold(1)


fold -- 長い行の折り返し

形式

fold [-bs] [-w width | -width] [file . . . ]

機能説明

指定された file の内容か、ファイルが指定されていない場合は標準入力を、width スクリーンコラム(または -b が指定されている場合はバイト)の最大幅が width になるように折り返します。行は文字の中では折り返せません(LC_CTYPE で与えられるロケールで指定されます。environ(5)LANG を参照)。

バックスペース文字が入力中にあると、width カウントは 1 つ減少されます(ゼロ以下にはなりません)。タブがある場合、width カウントは次のタブストップに設定されます。次のタブストップは、次の width の値で 8 の倍数です(最初のコラムを column0 と数えます)。

オプション

-b
width をバイトで数えます。このオプションが指定されていない場合、コラムの位置で width を数えます。

-s
行のセグメントが最初の width コラム位置(あるいはバイト)内に空白を含む場合、幅制限内に納まる最後の空白の後で行を折り返します。空白がなければ、-s オプションは入力行のその出力セグメントには何も行いません(空白は現在のロケールでの LC_CTYPE で定義されます、environ(5)LANG を参照)。

-w width
スクリーンコラムの最大幅(-b が指定されている場合、バイト)を指定します。width に対する標準値は 80 です。タブがあったりタブが拡張されたりするときは、width を 8 の倍数にしてください。

ファイル

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxdfm
言語特有のメッセージファイル(environ(5)LANG 参照)

関連項目

fmt(1), pr(1)

注意

この折り返しはアンダラインまたはオーバーストライクがある時は、正しく働かないかもしれません。

-width オプションは過去の互換性として与えられているだけで、将来のリリースでは取り除かれます。-w width オプションを使用できます。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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