ckyorn(1)


ckyorn, erryorn, helpyorn, valyorn -- yes/no の入力要求および妥当性検査

形式

 
   ckyorn [-Q] [-W width] [-d default] [-h help] [-e error] 
   	[-p prompt] [-k pid [-s signal]] 
   

erryorn [-W width] [-e error]

helpyorn [-W width] [-h help]

valyorn input

機能説明

erryorn- prompt for and validate yes/no

helpyorn- prompt for and validate yes/no

valyorn- prompt for and validate yes/no

ckyorn はユーザに入力を要求し、応答の妥当性を検査します。ckyorn は、プロンプトメッセージのなかで、その応答が yes か no、ヘルプメッセージかエラーメッセージのテキスト、および省略値(これはユーザが <Return> で返答した場合に返されます)でなければならないものを定義します。

すべてのメッセージは 70 文字長に制限され、自動的に編集されます。定義に使用した空白スペース(復帰改行を含む)はいずれも削除されます。-W オプションは自動編集機能を取り消します。-h オプションおよび -e オプションの場合、メッセージ定義の始めか終わりにチルダを置いたとき、省略時テキストがその場所に挿入され、カスタムテキストと省略時テキストの両方が表示されます。

プロンプトメッセージ、ヘルプメッセージまたはエラーメッセージが定義されていない場合、省略時メッセージ(「注意」参照)が表示されます。

3 つのビジュアルツールモジュールが ckyorn コマンドにリンクされます。それらは (エラーメッセージを編集して表示する) erryorn、(ヘルプメッセージを編集して表示する) helpyorn、および (応答の妥当性を検査する) valyorn です。これらのモジュールは FMLI オブジェクトと共に使用しなければなりません。この場合は、FMLI オブジェクトがプロンプトを定義します。

このコマンドのためのオプションと引き数は下記のとおりです。

-Q
終了を有効な応答として許可しません。

-W
プロンプトメッセージ、ヘルプメッセージ、エラーメッセージの行の長さとして width を使用します。

-d
省略値は default です。この値は検査の対象にならないので、いかなる基準にも合わせる必要はありません。

-h
ヘルプメッセージは help です。

-e
エラーメッセージは error です。

-p
プロンプトメッセージは prompt です。

-k
ユーザが中断を選択した場合、プロセス ID pid のプロセスにシグナルを送信します。

-s
終了(quit)が選択されたとき、-k オプションで pid を指定されたプロセスに signal を送信します。シグナルが指定されなかった場合は、SIGTERMを使用します。

input
``y''、``yes''、``Y''、``Yes''、``YES''、``n''、``no''、``N''、``No''、``NO''として検証すべき入力です。

終了コード

0
正常終了

1
入力時 EOF

1
使用法エラー

3
ユーザ終了(quit)

注意

ckyorn に対する省略時のプロンプトは下記のとおりです。

Yes or No [y,n,?,q]

省略時のエラーメッセージは下記のとおりです。

ERROR - Please enter yes or no.

省略時のヘルプメッセージは下記のとおりです。

Enter y or yes if your answer is yes;
or no if your answer is no.

終了(quit)を選択した場合(それを許可された場合)、戻り値 3 と共に q が返されます。valyorn モジュールは出力を一切行いません。正常終了の場合はゼロを、異常終了の場合はゼロ以外の値を返します。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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