ff_s5(1M)


ff_s5 -- i リスト情報の表示

形式

ff [-F s5] [generic_options] [-I] [-l] [-pprefix] [-s] [-u] [-an] [-mn] [-cn] [-nfile] [-ii-node-list] special . . .

機能説明

generic_options は、ff(ジェネリック) によってサポートされるオプションです。

ff は、special ファイルを s5 ファイルシステムであると仮定して、special ファイルの i リストとディレクトリを読み込みます。選択基準と一致するファイルに対するデータを保存します。出力は、保存されたそれぞれの i ノードに対するパス名と、以下の出力オプションを使用して要求されたその他のファイル情報からなっています。出力フィールドはそれぞ位置が決まっています。この出力は i ノードの順序になっていて、各フィールドはタブで区切られます。ff によって作成されるデフォルト表示行は次のものです。

 
   パス名 i  番号 
-p オプションを指定しない限り、パス名の先頭には``.''(ドット)が付きます。

このコマンドが与える最大の情報は次のものです。

 
   パス名e i  番号 サイズ uid 
後に続くオプション記述の引き数 n は、10 進整数(符号はオプション)として使用されます。ここで、+ n は n よりも大きいこと、- nn よりも小さいこと、および n はちょうど n であること、を意味します。1 日は 24 時間として定義されます。

s5 固有のオプション

-F s5
s5 -FSType を指定します。

-I
各パス名の後に i ノード番号を表示しません。

-l
マルチリンクファイルに対するすべてのパス名の追加リストを作成します。

-pprefix
指定された prefix が生成されたそれぞれのパス名に付加されます。省略時には``.''(ドット)です。

-s
各パス名の後にバイト単位でファイルサイズを出力します。

-u
各パス名の後に所有者のログイン名を出力します。

-an
n 日以内にアクセスされた i ノードを選択します。

-mn
n 日以内に修正された i ノードを選択します。

-cn
n 日以内に変更された i ノードを選択します。

-nfile
引き数のファイル file より後で修正された i ノードを選択します。

-ii-node-list
i-node-list で指定されている i ノードだけについて名前を生成します。i-node-list は、空白なしのコンマで区切られた数のリストです。

関連項目

ジェネリック ff(1M), find(1), ncheck(1M)

注意

-l オプションの指定がないと、マルチリンクされた i ノードについては、可能なパス名すべてのうち 1 つだけが生成されます。-l が指定されると、ファイルシステム上のリンクされたすべてのファイルに関して可能な名前すべてが出力されます。-l-i の両方が指定されると、i ノードリストにリストされてる i ノードに一致するリンクファイルの名前だけを表示します。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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