edquota_ufs(1M)
edquota_ufs --
ufs ファイルシステムのユーザ割り当ての編集
形式
edquota [-F ufs] [generic_options] [-p proto_user] username . . .
edquota [-F ufs] [generic_options] -t
機能説明
generic_options は、ジェネリックコマンド edquota でサポートされているオプションです。
edquota は、割り当てエディタです。1 名以上のユーザをコマンド行から指定することができます。quotas ファイルを持つマウントされた ufs ファイルシステムについて、ユーザごとに現在のディスク割り当ての値を ASCII 表現を用いてテンポラリファイルを作成し、このテンポラリファイル上でエディタが起動されます。割り当てを後で更新したり、新しい割り当てを追加することができます。割り当てエディタを終了すると、edquota はこのテンポラリファイルを読み込んで、行った変更を反映するようにそのバイナリ形式の割り当てファイルを変更します。
起動されるエディタは、EDITOR 環境変数で他のエディタを指定されていなければ、vi(1) です。
割り当てを編集できるのは、特権ユーザだけです。
ファイルシステム上で割り当てを設定するには、そのファイルシステムのルートディレクトリに、所有者が root である quotas というファイルが含まれていなければなりません。詳細は、quotaon(1M)を参照してください。
proto_user および username は、ユーザの uid に対応した数字の場合もあります。割り当てられていない uid は指定できますが、割り当てられていない名前を指定することはできません。この方法では、省略時の割り当ては、後で割り当てられる uid を持つユーザに対して確立されます。
ufs 固有のオプション
- -p
-
指定された各 username に対して、指定された proto_user の割り当てをコピーします。これは、ユーザのグループに対し割り当てを初期化するのに使用される通常のメカニズムです。
- -t
-
各ファイルシステムのソフト制限時間を編集します。制限時間がゼロの場合には、/usr/include/sys/fs/ufs_quota.h の省略時の制限時間が使用されます。時間単位としては、秒、分、時間、日、週、月が認識されます。制限時間は、1 以上の値を取りうる最大の時間単位で出力されます。
ファイル
- quotas
-
ファイルシステムのルートにある割り当てファイル
- /etc/mnttab
-
マウントされたファイルシステムのテーブル
関連項目
ジェネリック edquota(1M),
ジェネリック quota(1M),
ジェネリック quotacheck(1M),
ジェネリック quotaon(1M),
ジェネリック repquota(1M),
vi(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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