rmdir(1)
rmdir --
ディレクトリの削除
形式
rmdir [-p] [-s] dirname. . .
機能説明
rmdir は、指定されたディレクトリのエントリを削除します。ディレクトリが空でなければなりません。
rmdir には以下のオプションが指定できます。
- -p
-
このオプションを使用すると、ディレクトリ dirname と、空になる親ディレクトリを削除することができます。パス全体が削除されるか、何らかの理由からパスの一部が残されるかどうかを示すメッセージが標準出力にプリントされます。
- -s
-
このオプションは、-p が有効なときに、標準エラーにプリントされるメッセージを抑制するために使用されます。環境変数 POSIX2 を設定している場合は、このオプションの省略値はオンです(つまり標準エラーメッセージを常に抑止します)。
ファイル
- /usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxcore.abi
-
言語固有メッセージファイル(environ(5) の LANG を参照)。
終了コード
メッセージは、いずれも一般に内容が一目でわかるものになっています。
ディレクトリ . と ..
を削除することはできません。これは、以下のようなオペレーションを誤って実行してしまうのを防ぐためです。
rm -r .*
rmdir は、指定されたディレクトリがすべて削除されると終了コード 0 を返します。そうでない場合は、ゼロ以外の終了コードを返します。
関連項目
rm(1),
rmdir(2),
unlink(2)
注意
--
により、ユーザはコマンド行オプションの終わりを明示的に指定することができます。これにより、rmdir は - で始まるファイル名引き数を認識することができます。BSDへの 移行を支援するものとして、rmdir は - を -- の同義語として受け付けます。この移行支援機能は将来のリリースでは削除される可能性があります。-- と - の両方が同じコマンド行にあると、後者はファイル名として解釈されます。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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