du(1M)
du --
ディスク使用状況の要約
形式
du [-sarkx] [name . . .]
機能説明
du コマンドは、指定されたファイルあるいはディレクトリ内の全ファイルおよび(再帰的に)ディレクトリにあるセクタ数(512 バイト)を表示します。ブロック数には、ファイルの間接ブロックが含まれます。name を指定しない場合には、現ディレクトリについて報告します。
ユーザが適切な特権を持つ場合、すべてのファイルあるいはディレクトリについての情報を表示することができます。
du はマルチスレッド化されており、機能強化した nftw(ftw(3C) 参照)(ファイルツリーの移動)を使用して実行速度の向上が計られています。
T オプションの引き数は以下のとおりです。
- -s
-
(指定した name それぞれについて)与えられる統計だけを報告します。
- -a
-
各ファイルに対する使用ブロック数を出力します。
- -k
-
ブロック数をキロバイトで報告します。
- -x
-
シンボリックリンクを使わないブロック数を返します。
-s と -a をどちらも指定しないと、各ディレクトリに対する使用ブロック数を出力します。
- -r
-
読み取れないディレクトリ、オープンできないファイルなどについて du にメッセージを出力します(省略時にはメッセージは出されません)。
複数にリンクされているファイルは、1 回だけ数えられます。
環境変数
POSIX2 を設定している場合、エラーメッセージを常に通知します(つまり、コマンドは -r オプションが常に指定されているものとして動作します)。
関連項目
df(1M)
注意
-a オプションを指定しなければ、引き数として指定した非ディレクトリについては出力されません。
ファイルシステムの階層の別の枝にある異なるディレクトリ内のファイル間でのリンクがある場合、du はブロック数を重複して数えることがあります。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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