whodo(1M)
whodo --
システムの使用状態
形式
/usr/sbin/whodo [-h] [-l] [user]
機能説明
whodo は、/var/adm/utmp、/etc/ps_data および /proc/pid ファイル内の情報をフォーマットし、日付をつけて出力します。
表示の先頭には、日付、時間、マシン名が示されます。ログインしているユーザごとにデバイス名、ユーザ ID、ログインした時刻、さらに続けてユーザ ID に対応づけられているアクティブなプロセスのリストが表示されます。このリストには、デバイス名、プロセス ID、消費した CPU 時間(分、秒)、およびプロセス名が含まれます。
user が指定された場合、出力はそのユーザに関する全セッションに制限されます。
下記のオプションが使用可能です。
- -h
-
heading を抑制します。
- -l
-
ロング形式の出力を生成します。表示されるフィールドは、ユーザのログイン名、ユーザが存在する tty 名、ユーザがログインした時間(hours:minutes)、アイドル時間 - つまりユーザが最後に何かを入力してからの経過時間(hours:minutes)、その端末ですべてのプロセスおよびその子が消費した CPU 時間(minutes:seconds)、現在アクティブなプロセスが消費した CPU 時間(minutes:seconds)、および現在のプロセス名と引き数です。
使用例
上記コマンドは、下記のような表示を行ないます。
Tue Mar 12 15:48:03 1985
bailey
term/09 mcn 8:51
term/09 28158 0:29 sh
term/52 bdr 15:23
term/52 21688 0:05 sh
term/52 22788 0:01 whodo
term/52 22017 0:03 vi
term/52 22549 0:01 sh
xt/162 lee 10:20
term/08 6748 0:01 layers
xt/162 6751 0:01 sh
xt/163 6761 0:05 sh
term/08 6536 0:05 sh
上記は、任意のユーザに対する表示例です。
ファイル
/etc/passwd
/etc/ps_data
/var/adm/utmp
/proc/pid
診断
PROC ドライバがインストールされていないか、構成されていない場合、あるいは /proc がマウントされていない場合は、その影響に対するメッセージが出力され、whodo は異常終了します。
正常終了した場合は 0 を返し、異常終了した場合は 0 以外の値を返します。
関連項目
ps(1),
who(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.