mount_s5(1M)


mount_s5 -- s5 ファイルシステムのマウント

形式

mount [-F s5] [generic_options] [-r] [-o specific_options]
[special | mount_point]
mount [-F s5] [generic_options] [-r] [-o specific_options]
special mount_point

機能説明

generic_options は、ジェネリック mount コマンドによってサポートされるオプションです。

mount は、ユーザが mount_point から s5 ブロック型特殊装置 special を利用可能であることをシステムに通知します。mount を呼び出す前に mount_point が存在していなければなりません。これは、新たにマウントされた special のルートの名前になります。

オプションには次のものがあります。

-F s5
s5 FSType を指定します。

-r
ファイルシステムをリード専用でマウントします。

-o
s5 固有サブオプションを指定します。サブオプションには次のものがあります。

rw | ro
リードライトまたはリード専用。デフォルトは rw です。

suid | nosuid
実行時に setuid に従うか、あるいはこれを無視します。デフォルトは suid です。

保護されていない媒体(フロッピーディスクなど)をマウントすると、セキュリティリスクの可能性が生じます。nosuid を使用してリスクから保護しても、完全に効果があるとは言えません。このようなセキュリティリスクを防ぐ一番の方法は、保護されていない媒体をマウントしないことです。

remount
rw と一緒に使用します。リード専用でマウントしたファイルシステムをリードライトでマウントし直します。そのファイルシステムが現在マウントされていないか、あるいは rw でマウントされている場合には失敗します。オプションは指定した時のみ有効です。

ファイル

/etc/mnttab
マウントテーブル

関連項目

mnttab(4), ジェネリック mount(1M), mount(2), setmnt(1M), setuid(2)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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