mkdir(1)


mkdir -- ディレクトリの作成

形式

mkdir [-m mode] [-p] dirname . . .

機能説明

mkdir コマンドは指定のディレクトリをモード 777 (通常、umask(1) で変更されます) で作成します。

ディレクトリの標準のエントリ(例えば、ディレクトリ自身を示すファイル . と親ディレクトリを示すファイル ..)は自動的に作成されます。mkdir はこれらのエントリを名前で作成することはできません。ディレクトリの作成にあたっては、親ディレクトリでの書き込み許可が必要です。

新しいディレクトリの所有者 ID とグループ ID は、それぞれ、プロセスの実ユーザ ID と実グループ ID に設定されます。

mkdir には次の 2 つのオプションがあります。

-m mode
新しいディレクトリには mode を使用してください。mode の選択については chmod(1) を参照してください。

-p
まず存在しない親ディレクトリを作成します。

使用例

ltr/jd/jan というサブディレクトリ構造を作成するには次のように入力します。

mkdir -p ltr/jd/jan

終了コード

mkdir は、コマンド行のすべてのディレクトリがうまく作成されると、終了コード 0 を返します。そうでない場合には、診断を出力し、0 以外を返します。

ファイル

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxcore.abi
言語固有メッセージファイル(environ(5)LANG を参照してください。)

関連項目

Intro(2), mkdir(2), rm(1), sh(1), umask(1)

注意

8 進数モードは、将来のリリースではサポートされない可能性があるので、-m オプションでは、8 進数モードよりも、シンボリックモードを用いるべきです。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.