syslogd(1M)
syslogd --
システムメッセージの記録
形式
/usr/sbin/syslogd [-d] [-f configfile] [-m interval] [-p path]
機能説明
syslogd は、システムメッセージを読み取って、それをメッセージの優先順位や発信元のシステムの能力に基づいて、適当なログファイルやユーザに転送します。構成ファイル /etc/syslog.conf (syslog.conf(4bsd) を参照) は、メッセージの転送先を制御します。syslogd コマンドは、優先順位 LOG_INFO で、引き数で指定した interval 分(デフォルト:20 分)ごとにマーク(タイムスタンプ)メッセージを syslog.conf ファイルで mark と名づけられている機能に記録します。
システムメッセージは、1 行のテキストで構成されています。またアングルブラケット(<>)で囲まれた優先順位コード番号が、メッセージの前に付きます。優先順位は、sys/syslog.h で定義します。
syslogd は、STREAMS ログドライバ(/dev/log)や /etc/netconfig ファイル /etc/net/transport/hosts ファイル /etc/net/transport/services ファイルに指定されているすべての転送主から読み取りを行います。
syslogd は、始動するときに構成ファイルを読みます。またオープンされているファイルを閉じる時、HUP 信号を受信した時はいつでも構成ファイルを再び読んで、そのファイルにリストされているログファイルだけをオープンします。syslogd は、TERM 信号を受信したときに終了します。
始動の際、syslogd は可能であれば、そのプロセス ID (PID) が含まれているファイル /etc/syslog.pid を作成します。
コマンドオプション
- -d
-
デバッグ処理をオンにする
- -fconfigfile
-
構成ファイルを指定する
- -m interval
-
各マークメッセージ間の時間間隔を分単位で指定する
- -p path
-
ログを指定する(/dev/log 以外のものです。)
ファイル
- /etc/syslog.conf
-
構成ファイル
- /etc/syslog.pid
-
プロセス ID
- /dev/log
-
STREAMS ログドライバ
- /etc/netconfig
-
システムで使用可能な転送主を指定
- /etc/net/transport/hosts
-
各転送ごとのネットワークホスト
- /etc/net/transport/services
-
各転送ごとのネットワークサービス
関連項目
log(7),
logger(1bsd),
syslog(3G),
syslog.conf(4bsd)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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