calendar(1)


calendar -- メモサービス

形式

 
   calendar 

機能説明

calendar コマンドは、現ディレクトリ内のファイル calendar を参照し、当日または翌日の日付を含む行を出力します。``Aug. 24''、``august 24''、``8/24''等の月-日の形式は使用できますが、``24 August''や``24/8''は使用できません。週末の場合「翌日」は、月曜となります。calendarcrontab(1) コマンドや at(1) コマンドを使って規則的に呼び出すことができます。

引き数がある場合には、calendar は、ログインディレクトリにファイル calendar を持つ各ユーザを対象とし mail(1) によって結果を送ります。通常、UNIX オペレーティングシステムの機能として毎日行われます(cron(1M) 参照)。

環境変数 DATEMSK が設定されている場合、calendar はその値を書式文字列を含んでいるテンプレートファイルの省略されていないパス名として使用します。これらの文字列はフィールド記述子およびテキスト文字からなり、これらの文字列を使用して、環境変数 LC_ALLLC_TIME または LANG (environ(5) 参照) を適切に設定することで、異なる言語による許容可能な日付形式を豊富に用意することができます。また、環境変数 LC_CTYPE は書式文字列に使用されているコードセットの詳細のため検査されます。(フィールド記述子の許容可能リストについては date(1) を参照してください)。

使用例

以下の例では、テンプレートとして可能な内容を表しています。
 
   %B %eth of the year %Y 

%B は完全な月名を表し、%e は日、%Y は年(4桁)を表しています。DATEMSK にこのテンプレートが設定されていると次の calendar ファイルのようになります。

 
   March 7th of the year 1989 <Reminder> 

ファイル

/usr/lib/calprog
当日と翌日の日付を計算するために使用するプログラム

/etc/passwd

/tmp/calASTERISK OPERATOR

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxcore.abi
言語特有のメッセージファイル(environ(5)LANG を参照)

関連項目

at(1), cron(1M), crontab(1), date(1), environ(5), mail(1)

注意

該当する行が空白で始まる場合は出力されません。

メモサービスを受けるには、ユーザのカレンダは公共情報としなければなりません。

calendar の「翌日」には、休日は含まれません。


SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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