uniq(1)
uniq --
ファイル内の重複行の報告
形式
uniq [-ffields] [-schars] [-cdu] [input [output]]
uniq [+n] [-n] [-cdu] [input [output]]
機能説明
uniq コマンドは、隣接する行を比較する入力ファイルを読み取ります。省略時の解釈では、重複する行の 2 回目以降の行内容が削除されます。残りの部分は出力ファイルに書き込まれます。入力ファイル input と出力ファイル output は、必ず別のものとします。
注意:
重複する行を検出するには、それらの行が隣接していなければなりません。sort(1) を参照してください。
uniq は、環境変数 LC_CTYPE (environ(5) の LANG を参照) に指定されたロケールに従って補助コードセット文字を処理します。uniq には、下記のオプションがあります。
- -u
-
もとのファイルで重複していない行だけを出力します。
- -d
-
重複した行を一回だけ出力します。省略時の出力は、-u および -d の両方を合わせたものとなります。
- -c
-
省略時の出力を行いますが、各行の先頭に重複の回数がつきます。-c オプションは、-u および -d に優先します。
下記のオプションは、各行の最初の部分の比較をスキップする場合に指定します。
- -ffields
-
各フィールドの前のブランクとともに最初の fields フィールドを無視します。フィールドは、タブおよびスペースで隣接するものから区切られた、スペースでもタブでもない文字列として定義されます。入力行に存在しないフィールドを fields に指定した場合、ヌル文字列として処理されます。
- -schars
-
最初の chars 個の文字を無視します。文字より前のフィールドはスキップされます。入力行に存在する文字数より多い文字を chars に指定した場合、余分に指定した文字はヌル文字列として扱われます。
- +n
-
(使用されません。)``-s n''と等価です。
- -n
-
(使用されません。)``-f n''と等価です。
ファイル
- /usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxdfm
-
言語特有のメッセージファイル(environ(5) の LANG を参照)
関連項目
comm(1),
sort(1)
注意
+n と -n は、将来のリリースではサポートされないかもしれません。これらの使用は、控えてください。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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