kcrash(1M)
kcrash --
ラージメモリクラッシュコマンド
形式
kcrash [ -w ] [ -k ] dumpfile [
namelist ]
機能説明
kcrash コマンドは、crash(1M)コマンドに似ています。このコマンドでは、システム クラッシュ ダンプを検証します。kcrash コマンドインタフェースは、拡張カーネル デバッガに基づいています(ekdb(1M)を参照してください)。次の例外を除き、拡張カーネルデバッガで使用可能なコマンドは、いずれも kcrash でも同じように使うことができます。
-
入出力コマンド(in、out など)は機能しません。
-
実行コマンド(go、tr など)は機能しません。
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マルチプロセッサコマンド(gos、ss、cpu など)は機能しません。
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命令とメモリのブレークポイントコマンドは機能しません。
メモリを変更する(実際にはクラッシュダンプファイルを変更する)コマンドを使う場合は、-w オプションを指定してください。
実行中のシステム上で kcrash コマンドを使う場合は、-k オプションを指定します。この場合 dumpfile として /dev/mem を指定します。
次のコマンドは、kcrash でのみ使用可能です(ekdb(1M) では使えません)。
- < filename
-
- << filename
-
指定したファイルからコマンドが読み込まれ、実行されます。この 2 つのコマンドは、カーネルデバッガで使うので注意してください。
- ! shell-command
-
- !! shell-command
-
指定したシェルコマンドが実行されます。
- q
-
- qq
-
- quit
-
kcrash を終了します。
ファイル
/etc/crash/crash.* クラッシュダンプ
/etc/crash/macros/* カーネルのデバッグ処理に役立つマクロ
/stand/unix 省略時のネームリスト
関連項目
crash(1M),
kdb(1M),
ekdb(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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