fsdb(1M)
fsdb (ジェネリック) --
ファイルシステムデバッガ
形式
fsdb [-F FSType]
[-V] [current_options]
[-o specific_options] special
機能説明
fsdb は、ファイルシステムのクラッシュ後にこのファイルシステムの手動修復を行えるようにするファイルシステムデバッガです。special はデバッグするファイルシステムを示すのに使われるスペシャルファイルデバイス名です。fsdb は経験を積んだユーザだけを対象とするものです。FSTypes はデバッグするファイルシステム型です。異なる FSType は異なる構造を持ち、したがって異なるデバッギング機能を持つので、このデバッギング機能の詳細については FSType 固有の fsdb のマニュアルページを参照しなければなりません。
fsdb は補足のコードセット文字を、LC_CTYPE 環境変数(environ(5) の LANG 参照)中に指定されたロケールに従って処理する。``f''や``="''などの、複数バイト文字を正しく表示できないシンボルは除く。
current_options は fsdb の s5 固有モジュールのサポートするオプションです。他の FSType は必ずしもこれらのオプションをサポートしません。specific_options は、このコマンドの FSType 固有モジュールによる解釈のためのサブオプションと、キーワード属性ペアのコンマで区切られたリストで指定されたサブオプションを示します。
オプションは次のとおりです。
- -F
-
機能する FSType を指定します。FSType はここで指定するか、あるいは /etc/vfstab テーブルのエントリと special を突き合わせることによりこのテーブルから決定可能であるかのいずれかでなければなりません。
- -V
-
コマンド行全体をエコー表示しますが、コマンドは実行しません。コマンド行はユーザの与えるオプションと引き数を使用し、/etc/vfstab から導かれる情報をこれらに加えることにより、作成されます。このオプションを使用して、コマンド行の検証および正当性の検査を行わなければなりません。
- -o
-
FSType 固有オプションを指定します。
ファイル
- /etc/vfstab
-
各ファイルシステムのデフォルトパラメータのリスト
関連項目
fsdb_s5(1M),
fsdb_sfs(1M),
fsdb_ufs(1M),
fsdb_vxfs(1M),
ジェネリック mkfs(1M),
vfstab(4)
注意
このコマンドは、すべての FSTypes に対してサポートされるわけではありません。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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