makemap(1M)


makemap -- sendmail 用データベースマップの作成

形式

/etc/mail/makemap [-Ndforv] [maptype] [mapname]

機能説明

makemap では、sendmail(1M) 内のキー付きマップ検索に使われるデータベースマップを作成します。このコマンドでは、標準入力から入力が読み込まれ、指定した mapname に出力されます。

makemap では、コンパイル方法によっては、maptype パラメータで選択したデータベース形式が最高 3 種類までサポート処理されます。

dbm
DBM 形式のマップ。この形式には、ndbm(3bsd) ライブラリが必要です。

btree
B-Tree 形式のマップ。この形式には、新しい Berkeley dbm(3bsd) ライブラリが必要です。

hash
ハッシュ形式のマップ。この形式にも、dbm(3bsd) ライブラリが必要です。

いずれの場合も、makemap では、空白類で区切られた 2 語からなる数行が標準入力から読み込まれます。最初の語はデータベースキーで、2 つ目の語は値です。値には、パラメータの置換を示す In 文字列を含めることができます。カッコ自体を使う場合は、二重(( ))にする必要があります。空白行と # で始まる行は無視されます。

オプション

N
文字列を終了するヌルバイトがマップに組み込まれます。この指定は、sendmail.cf K 行の -N フラグと一致しなければなりません。

d
マップ内で重複キーが許されます。このオプションは、B-Tree 形式のマップ上でのみ指定できます。同一キーが 2 つ読み込まれると、両方がマップに挿入されます。

f
通常、キーに含まれる大文字はすべて小文字に変換されます。このフラグを設定すると、その動作がディセーブルになります。これは、sendmail.cf 内の K 行に含まれる -f フラグと整合させるためのオプションです。値が大文字に変換されることはありません。

o
旧ファイルに追加します。このオプションを使うと、引き数として既存のファイルを指定できます。

r
既存のキーを置換できます。通常、キーを反復させると makemap からメッセージが表示され、挿入は実行されません。

v
makemap の実行内容を示す詳細情報が出力されます。

関連項目

sendmail(1M)

下位互換性

makemap コマンドは 4.4 に対応しています。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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