cksum(1)
cksum --
ファイルのチェックサムおよびバイト数の表示
形式
cksum [file ... ]
機能説明
cksum
cksum は、各 file の 32 ビットチェックサムを計算して、stdout へ結果を表示します。file が 1 つも指定されない場合、cksum は stdin から読み込みます。
各 file について、cksum はファイルを読み込み、マシン独立の方法でチェックサムを計算した後、チェックサム、バイト数、およびファイル名を空白で区切って表示します。出力は、file ごとに 1 行表示されます。入力が stdin の場合、ファイル名は表示されません。
ファイル
- /usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxdfm
-
言語特有のメッセージファイル(environ(5) の LANG 参照)
関連項目
sum(1)
診断
エラーが発生した場合、cksumは、診断メッセージを表示し、エラーが発生したファイル(file)をスッキップして、次のファイル(file)の処理を続けます。このとき、cksum は 0 でない結果を返します。
エラーが発生しない場合、終了値は 0 になります。
注意
本コマンドは POSIX.2 のコマンドです。System V にも同様の機能を持った sum という古いコマンドがありますが、cksum は POSIX.2 と System V の両方の標準であり、より正確なので、cksum の使用をお勧めします。
sum と同じように、本コマンドの主な目的は、不確実な媒体を通して転送されたファイルの正しさを検証することです。ファイルの正しさの検証は、送信元ファイルの cksum の結果と送信先ファイルの cksum の結果を比較することによって行います。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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