volcopy_s5(1M)
volcopy_s5 --
s5 ファイルシステムのリテラルコピーの作成
形式
volcopy [-F s5] [generic_options] [current_options]
fsname srcdevice volname1 destdevice volname2
機能説明
generic_options は、volcopy (ジェネリック) によってサポートされるオプションです。
volcopy は、そのデバイスに一致するブロックサイズを使用して s5 ファイルシステムのリテラルコピーを作成します。
コマンドオプション
- -F s5
-
s5 -FSType を指定します。
- -a
-
コピーを行う前に、標準の 10 秒間の遅延の代わりに肯定的なオペレータの応答を必要とする検査シーケンスを呼び出します。
- -y
-
全ての質問に対して yes の応答を想定します。
その他の options は 9 トラックテープとカートリッジテープの両方で使用されます(カートリッジは 9 トラックテープとして扱われます)。
- -bpidensity
-
ビット数/インチ
- -feetsize
-
リールサイズ(単位:フィート)
- -reelnum
-
コピーを再び開始する場合の開始リール番号
- -buf
-
ダブルバッファ I/O を使用します。
- -e
-
テープの終端まで処理し、それから順に次テープを求めます。
-e オプションを省略すると、長さと密度がコマンド行に指定されていないか、入力テープラベルに記録されていない場合、プログラムはこれらの情報を要求します。ファイルシステムが大きすぎて 1 リールに保存できない場合、volcopy は次のリールをセットするよう指示します。全てのリールのラベルが検査されます。テープは複数のドライブに交互にマウントできます。volcopy が中断された場合、停止するか、それともコマンドインタプリタにエスケープするかを、ユーザに問い合わせます。後者を選んだ場合、ユーザはさらに他の操作(labelit など)を実行できます。その後コマンドインタプリタを終了すると、volcopy に戻ります。
注意:
-e オプションと -feet オプションは相互に排他的です。
fsname 引数はコピーされるファイルシステムのマウントされている名前(たとえば``root''、``usr''など)を表します。
srcdevice または destdevice はディスクパーティションまたはテープでなければなりません(例えば、/dev/rdsk/*、/dev/rmt/* など)。
volname は物理ボリューム名です。このようなラベル名は6文字以下に制限されています。volname は``-''として、存在しているボリューム名を使用するようにできます。
srcdevice と volname1 はファイルシステムのコピーの抽出元のデバイスおよびボリュームです。destdevice と volname2 はターゲットデバイスとボリュームです。
fsname と volname はスーパブロックに記録されます。
ファイル
- /var/adm/log/filesave.log
-
コピーされるファイルシステム/ボリュームの記録
関連項目
cpio(1),
dd(1M),
fs_s5(4),
ジェネリック labelit(1M),
sh(1),
ジェネリック volcopy(1M)
注意
volcopy ではテープ間コピーがサポートされていません。テープ間コピーを行うには、dd(1M) を使用してください。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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