getty(1M)
getty --
端末の種類、モード、速度、およびラインディシプリンの設定
形式
getty [-h] [-t timeout] line [speed [terminal [linedisc]]]
getty -c file
機能説明
getty は、getty を直接呼び出す一部のアプリケーション用の旧リリースと互換性を持たせるために用意されています。getty は、適切な特権を持つプロセスによってのみ実行できます。最初に getty は、ログインプロンプトをプリントし、ユーザがログイン名を入力するのを待ってから、login コマンドを起動します。getty は、コマンド行に指定されたオプションと引き数を使用して、システムを端末の速度に適合させます。
- line
-
getty 自身がアタッチする /dev 内の TTY 回線の名前。getty は、この文字列を /dev ディレクトリのファイル名として使用して、読み込みおよび書き込みのためにオープンします。
- -h
-
-h フラグが設定されていない場合、速度を 0 に設定して、ハングアップを強制してから、速度を省略値または指定速度に設定します。
- -t timeout
-
回線でオープンに成功したが、timeout 秒間に何もタイプされなかった場合、その getty を終了させることを指定します。
- speed
-
speed 引き数は、ファイル /etc/ttydefs の速度および TTY 定義に対するラベルです。この定義で、getty に初期実行速度、TTYの初期設定、および次回試行速度を知らせます。その速度が不適当であれば、ユーザは BREAK キーを押してユーザに示さなければなりません。コマンド行に指定がない場合、speed は省略時には /etc/ttydefs の最初のエントリを使用します。
- terminal
-
terminal オプションは、端末の型の名前です。
- linedisc
-
linedisc オプションは、ラインディシプリンの名前です。
- -c file
-
-c オプションは、gettydefs ファイルの検査を実行します。
オプションの引き数が指定されていないと、getty はインタフェースの speed を /etc/gettydefs の最初のエントリで定義される速度に設定し、いずれのパリティも許可し、改行文字を復帰とラインフィードに変換し、標準出力上ではタブ拡張を行います。getty はログインプロンプトを出力してから、ユーザ名を 1 文字づつ読み込みます。ヌル文字(またはフレーミングエラー)を受け取ると、ユーザが BREAK キーを押したものとみなします。この場合 getty は一連の速度の中から次の speed を試みます。getty が試みようとする一連の速度は、/etc/ttydefs 内のエントリによって決定されます。
ファイル
- /etc/ttydefs
-
関連項目
ct(1bnu),
ioctl(2),
login(1),
sttydefs(1M),
tty(7),
ttymon(1M)
注意
将来 getty のサポートは行われない可能性がありますので、管理者および開発者は ttymon(1M) を使用することをお勧めします。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.