vxresize(1M)
vxresize - ファイルシステムが入っているボリュームの長さを変更する
形式
/etc/vx/bin/vxresize [ -g diskgroup ] [ -F fstype ] [ -xsb ] volume new_length [ medianame ... ]
機能説明
vxresize コマンドでは、ファイルシステムとその基礎となるボリュームを、指定した新規ボリューム長に合わせて拡大または縮小します。拡大または縮小できるかどうかは、ファイルシステムごとに異なります。一部のファイルシステムタイプの場合、このオプションを正常終了するには、ファイルシステムをマウント解除しなければならない場合があります。
注意: vxresize は、vxfs および ufs ファイルシステムにしか機能しません。
状況によっては、大型ボリュームのサイズ変更時に、このコマンドが完了するまでに時間がかかることがあります。
new_length オペランドを + または - で始めると、カレントボリューム長から加算または減算して新規長が計算されるように指定できます。
medianame オペランドでは、ボリュームの新規スペースの割り当てに使うディスクを指定します。これらの引き数では、ディスク媒体レコードの単純名を指定するか、または medianame,offset フォームを使って、指定したディスク内のオフセットを指定できます。オフセットを指定すると、そのオフセットからディスクの終わりまでのリージョンが割り当て候補と見なされます。
オプション
- -g diskgroup
- コマンドのオペレーションは、ディスクグループ ID またはディスクグループ名で指定したディスクグループに限定されます。volume オペランドは、指定したディスクグループと相対評価されます。
- -x
- オペレーションでボリューム長の増加を表すように要求されます。それ以外の場合は、オペレーションが異常終了します。
- -s
- オペレーションでボリューム長の減少を表すように要求されます。
- -b
- サイズ変更オペレーションはバックグラウンドで実行されます。このコマンドからはすぐに値が返されますが、サイズ変更は進行中です。オペレーションの完了時期を判別するには、vxprint コマンドを使います。
- -F fstype
- このオプションでは、サイズ変更するファイルシステムのタイプを指定します。
ファイル
- /etc/vx/type/usage_type/vxresize
- ボリュームの用途タイプに応じて、サイズ変更を実行するコマンドの名前。
関連項目
vxintro(1M),
vxprint(1M)
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