/usr/sbin/prfstat [off | on [system_namelist]]
/usr/sbin/prfdc file [period [off_hour [system_namelist]]]
/usr/sbin/prfsnap file [system_namelist]
/usr/sbin/prfpr [-P processor_id[, . . . ] | ALL] [-t] file [cutoff]
prfld はシステム内の記録機構を初期化するために使用され、system_namelist および /etc/conf/mod.d 内のモジュールから抽出された各システムサブルーチンの開始アドレスを含むテーブルを生成します。現在ロードされているすべてのモジュールをメモリにロックします。これは prfstat on、prfsnap および prfdc で自動的に実行されるため、prfld を使用する必要はありません。プロファイリング活動が完了した後、モジュールのロックを解除するために、必ず prfstat off を実行してください。
prfstat はサンプリング機構をイネーブルまたはディセーブルにするために使用します。プロファイラのオーバヘッドは、3000 テキストアドレスにつき 4% 未満です。また、prfstat は測定されているテキストアドレス数を知らせます。
prfdc と prfsnap は、すべてのテキストアドレスカウンタの現在値を、データ分析用のファイルへ複写することによって、プロファイラのデータ収集機能を実行します。prfdc は、period 分ごとにカウンタを file に格納し、off_hour で指定される時刻にその活動を停止します。off_hour の有効値は 0 - 24 です。省略時の値は 17 です。データ収集は、off_hour が 2 に設定された場合、停止されません。省略時の period は 10 です。prfsnap は、呼び出し時のみデータを収集し、カウンタ値を file に追加します。
prfpr は、prfdc または prfsnap で収集されたデータをフォーマットします。各テキストアドレスは、最も近いテキストシンボルに変換され、その範囲のパーセントアクティビティが cutoff 値より大きければプリントされます。cutoff は 0 またはそれ以上の 10 進数です。-t オプションは、時間をパーセントではなくクロックチック数で通知します。-P オプションは、指定された 1 つ以上のプロセッサ、およびすべてのプロセッサに対するデータを、ユーザが検査することを可能にします。-P オプションが指定されない場合、プロファイル情報の総計が表示されます。