volcopy_vxfs(1M)


volcopy_vxfs -- VERITAS ファイルシステムのリテラルコピーの作成

形式

volcopy [-F vxfs] [generic_options] [current_options] fsname srcdevice volname1
destdevice volname2

機能説明

volcopy は、デバイスに一致するブロックサイズを使って vxfs ファイルシステム全体をコピーします。

オプション

generic_options
ジェネリック volcopy コマンドがサポートします(volcopy(1M) 参照)。

current_options
volcopy_vxfs の s5 固有のモジュールがサポートします。

-F vxfs
vxfs ファイルシステムタイプを指定します。

-a
コピー前に、10 秒の標準遅延を行わずに、オペレータの肯定(yes)の応答を要求する検証シーケンスを呼び出します。

-y
すべての質問に対して yes の応答とみなします。

その他の options は、9 トラックテープとカートリッジテープの両方で使用されます(カートリッジテープは 9 トラックテープとして扱われます)。

-bpi density
ビット数/インチ

-feet size
リールサイズ(単位:フィート)

-reel num
コピーを再び開始する場合の開始リール番号

-buf
ダブルバッファ I/O を使用します。

-e
テープ終端まで処理し、それから順に次のテープを求めます。

-e オプションを省略すると、長さと密度がコマンド行に指定されていないか、入力テープラベルに記録されていない場合、プログラムはこれらの情報を要求します。ファイルシステムが大きすぎて、1 リールに保存できない場合、volcopy は次のリールをセットするよう指示します。すべてのリールのラベルが検査されます。

テープは複数のドライブに交互にマウントできます。volcopy が中断された場合、停止するか、それともコマンドインタプリタにエスケープするかを、ユーザに問い合わせます。後者を選んだ場合、ユーザはさらに他の操作(labelit(1M) など)を実行できます。その後コマンドインタプリタを終了すると、volcopy に戻ります。-e オプションと -feet オプションは相互に排他的であることに注意してください。

fsname 引き数はコピー中のファイルシステムのマウント名を表します(例えば rootusr など)。

srcdevice または destdevice は、ディスクのパーティションかテープでなければなりません(例えば /dev/vx/rdsk/vol2/dev/rmt/c0s0 など)。

volname は物理ボリューム名です。ボリュームのラベル名は最大6文字使用できます。volname を "-" に指定すると、既存のボリューム名が使用されます。

srcdevice は、ファイルシステムのコピーの抽出元デバイス、また volname1 はファイルシステムのコピーの抽出元ボリュームです。

destdevice ファイルシステムが書き込まれる対象デバイス、また volname2 は、ファイルシステムが書き込まれる対象ボリュームです。

fsnamevolname は、スーパーブロックに記録されています。

注意

volcopy ではテープ間コピーはサポートされていません。テープ間コピーを行うには、dd(1M) を使ってください。

ファイル

/var/adm/filesave.log
コピーされたファイルシステムまたはボリュームのレコード

関連項目

cpio(1), dd(1M), labelit(1M), volcopy(1M), cpio(4), fs_vxfs(4)



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