menu_colors.sh(1)
menu_colors.sh --
menu ツール環境変数
形式
. /etc/inst/locale/${LANG}/menus/menu_colors.sh
機能説明
シェルファイル menu_colors.sh は、menu(1) コマンドのカラーを管理する環境変数をセットアップするために使用します。
このツールをカレントシェルに書き込んでおくと、menu_colors 関数が定義されます。この関数の引き数は、次にメニューツールが呼び出されたときに表示されるカラーと属性を決定します。それらの属性は、menu_colors.sh ファイルを編集することにより構成できます。
有効な引き数は以下のとおりです。
- regular
-
カラースキーマを通常の画面用に定義します。(省略時には、青のバックグラウンドカラーに白のテキスト(白黒ディスプレイでは、黒のバックグラウンドカラーに白のテキスト)です。)
- warn
-
カラースキーマを警告画面用に定義します。(省略時には、マゼンタのバックグラウンドカラーに白のテキスト(白黒ディスプレイでは、白のバックグラウンドカラーに黒のテキスト)です。)
- error
-
カラースキーマをエラー画面用に定義します。(省略時には、赤のバックグラウンドカラーに白のテキスト(白黒ディスプレイでは、白のバックグラウンドカラーに黒のテキスト)です。)
curses ライブラリは、menu ツールのカラーを可能にします。カラーモニタの場合、省略時のカラースキーマは次のとおりです。標準メニュー画面は青のバックグラウンドカラーに白のテキスト、ヘルプ画面はシアンのバックグラウンドカラーに黒のテキスト、エラーメッセージは赤のバックグラウンドに白のテキストです。これらの省略値は、次の環境変数に usr/include/curses.h の値を設定して色を指定し、変数をエクスポートすることにより、上書きすることができます。
- REG_FG
-
標準メニュー画面のフォアグラウンドカラー。省略値は COLOR_WHITE。
- REG_BG
-
標準メニュー画面のバックグラウンドカラー。省略値は COLOR_BLUE。
- REG_FG
-
エラーメッセージのフォアグラウンドカラー。省略値は COLOR_WHITE。
- ERROR_BG
-
エラーメッセージのバックグラウンドカラー。省略値は COLOR_RED。
- HELP_FG
-
ヘルプ画面のフォアグラウンドカラー。省略値は COLOR_BLACK。
- HELP_BG
-
ヘルプ画面のバックグラウンドカラー。省略値は COLOR_CYAN。
- REG_ATTR
-
標準メニュー画面の curses テキスト属性。省略値は A_NORMAL。
- ERROR_ATTR
-
エラーメッセージの curses テキスト属性。省略値は A_STANDOUT(反転)。
- HELP_ATTR
-
ヘルプ画面の curses テキスト属性。省略値は A_NORMAL。
使用例
例えば警告画面を表示するには、下記のようにタイプしてください。
. /etc/inst/locale/${LANG}/menus/menu_colors.sh
menu_colors warn
menu -f form_description_file -o output_file
これは、定義された menu_colors のある環境をセットアップします。ひとつのシェルスクリプト中で一度しかありません。
関連項目
menu(1),
menu(4)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.