userls(1M)


userls -- ユーザとシステムのログイン情報のリスト

形式

/usr/sbin/userls -admo -g group,... -l user,... -x extendedOptionString -X optionsFile

機能説明

userls では、構成済みのユーザアカウント、ユーザアカウントに関連付けられた属性、またはグループに関連付けられたユーザアカウントがリストされます。

オプション

次のオプションがサポートされます。

-a
指定したグループアカウントに関連付けられたすべてのオプションが、拡張オプション構文で標準出力に送信されます(-X オプションによってデータファイルから解析可能)。指定したユーザに関連付けられた属性がすべてリストされます。

-d
重複する UID を持つログインが選択されます。

-m
複数グループのメンバーシップ情報が表示されます。

-o
出力は、複数のフィールドがコロンで区切られた 1 行の形式にフォーマットされます。

-g group
group に所属するすべてのユーザを指定します。複数のグループを指定する場合は、コンマで区切る必要があります。グループ全体が数字で構成される場合はグループ ID として扱われ、それ以外の場合はグループ名として扱われます。

-l user
ユーザ名、ユーザ ID、グループ ID、およびコメントが、拡張オプション構文で解析できる形式で表示されます。ユーザが存在せず、数字だけで構成される場合は、UID として解釈されます。複数のログイン名を指定する場合は、コンマで区切る必要があります。

-x extendedOptionString
拡張アカウント属性がリストされます。ほとんどの属性は、変更可能なアカウントパラメータですが、userls コマンドを使わなければ照会できません。属性の一覧表については、useradd(1M) を参照してください。

-X optionsFile
ユーザ属性を取り出すファイルを指定します。

診断

userls コマンドは、正常終了すると 0 を返し、異常終了すると 1 または 2 を返します。 次の条件についてはエラーメッセージが表示されます。
 
   * Invalid command syntax.

ファイル

/etc/passwd
パスワードファイル

/etc/group
グループファイル

関連項目

groupadd(1M), groupdel(1M), groupls(1M), logins(1M), useradd(1M), userdel(1M), usermod(1M), userls(1M), users(1bsd), group(4)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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