brc(1M)
brc, bcheckrc --
システム初期化手続き
形式
/sbin/brc
/sbin/bcheckrc
機能説明
bcheckrc 手続きは、最初にルートファイルシステムのステータスを検査します。ルートファイルシステムが不良であることが判明した場合、bcheckrc はそれを修復します。次に、ファイルシステム /stand、/proc および /var (存在すれば) をマウントします(/var はルートファイルシステムのディレクトリとして、または別のファイルシステムとして存在できます)。bcheckrc は、システムのブート時は常に、/etc/inittab のエントリによって init で実行されます。
brc スクリプトは、ファイルの共用に関する管理タスクを実行します。brc の機能性は他のスタートアップルーチンに組み込まれており、もはや /etc/inittab では実行されません。brc は互換上の理由から維持されています。
bcheckrc を実行した後、init が /etc/inittab の initdefault 値を検査します。これは、どの実行レベルにシステムを置くかを init に通知します。たとえば、initdefault に 2 を設定した場合、システムは rc2 手続きによってマルチユーザ状態に置かれます。
bcheckrc は必ず brc より前に実行します。また、これらのシェル手続きはいくつかの実行レベル状態で使用できます。
関連項目
fsck(1M),
init(1M),
inittab(4),
mnttab(4),
rc2(1M),
shutdown(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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