cal(1)
cal --
カレンダの出力
形式
cal [[month] year]
機能説明
cal コマンドは、指定した年のカレンダを出力します。月も指定した場合には、その月のカレンダだけを出力します。両方とも指定しない場合には、現在の月を出力します。month は、1 から 12 までの数です。year は、1 から 9999 までとします。作成されるカレンダは、グレゴリアンカレンダー(英国と米国で使用されている)の形式のものです。ただし月名と省略形式の曜日名は、環境変数 LC_TIME で指定したロケールで決まります。
cal は環境変数 LC_TIME を調べ、月名と曜日名を決定します。名前を構成する文字の表示書式に関しては、LC_CTYPE を照会します。ロケールエントリにある省略形式の曜日名が画面上の 2 コラム分の幅より長い場合は、コラム2つ分の長さに切り捨てられます。
ファイル
- /usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxue
-
言語特有のメッセージファイル(environ(5) の LANG を参照)
注意
1752 年 9 月のカレンダの出力は通常とは変わっています。その月はうるう年の調整の欠落を補うために 11 日分とばされています。このカレンダを見るためには次のように入力します。
cal 9 1752
cal 83 は、西暦 1983 年ではなく、西暦 83 年を指しています。
歴史的に見て、多少不都合がありますが、年は必ず1月で始まります。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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