groupmod(1M)
groupmod --
システム上のグループ定義の修正
形式
groupmod [-g gid [-o]] [-K path] [-n name] group
機能説明
groupmod コマンドは、/etc/group ファイルの中の指定されたエントリを変更することにより指定されたグループの定義を修正します。
以下のオプションを使用することができます。
- -g gid
-
新しいグループに対するグループ ID です。このグループ ID は、<param.h> で定義されている MAXUID よりも小さい正の整数でなければなりません。グループ ID の省略時の値は、99 よりも大きい次に使用可能な(一意的な)番号です (0-99 の範囲のグループ ID は予約されています)。
- -K path
-
2 つのカスタマイズしたスクリプトを含むディレクトリのパス名は、グループ作成前と後にそれぞれ実行される groupadd.pre と groupadd.post です。
- -o
-
このオプションを使用した場合、gid を重複することができます(一意でない)。
- -n name
-
グループに対する新しい名前を指定する印字可能文字列。これは、コロン( : )または復帰改行(\n)は含みません。
- group
-
修正するグループの現在の名前です。
group の前に文字``+''が付いている場合(``+student''等)は、グループ定義をネットワーク情報サービス(NIS)が管理します。この場合、グループ ID の値が NIS データベースから取られます。このような仕様では、-g オプションまたは -o オプションを使用すると構文エラーが返ります。詳しくは group(4) を参照してください。
ファイル
- /etc/group
-
関連項目
groupadd(1M),
groupdel(1M),
groupls(1M),
logins(1M),
useradd(1M),
userdel(1M),
usermod(1M),
users(1bsd),
group(4)
診断
groupmod コマンドは、正常終了の場合は 0 で終了します。そうでない場合は、以下の条件に対してエラーメッセージを表示します。
-
コマンド構文が無効
-
無効な引き数がオプションに与えられた
-
gid が一意的ではない(-o オプションを使用していない場合)
-
group が存在しない
-
name がすでにグループ名として存在している
-
/etc/group ファイルを更新できない
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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