nd(1M)
nd --
ネットワークアダプタドライバの起動/停止スクリプト
形式
/etc/nd start [ interface ]
/etc/nd stop [ interface ]
/etc/nd restart [ interface ]
機能説明
/etc/nd コマンドは、構成済みのネットワークアダプタドライバを起動または停止するときに使います。/etc/nd が /etc/rc2.d/S35dlpi にリンクされていれば、構成済みのネットワークアダプタドライバはシステムの起動時に自動的に起動します。同様に、/etc/nd が /etc/rc0.d/K97dlpi にリンクされていれば、システムのシャットダウン時に自動的に停止します。詳細については、rc0(1M)および rc2(1M)を参照してください。/etc/nd コマンドでは、次の引き数を指定できます。
- start
-
ネットワークドライバを起動します。
- stop
-
ネットワークドライバを停止します。
- restart
-
ハードウェア障害の発生後にネットワークドライバを再起動します。
- interface
-
起動または停止するドライバの名前。この名前の書式は netn-1 で、n はシステム上で構成済みのアダプタ数です。この引き数を指定しなければ、/etc/nd コマンドを実行すると、構成済みのすべてのドライバが起動または停止します。
/etc/nd コマンドを実行すると dlpid デーモンが起動し、共通 DLPI モジュールのインスタンスが各 MDI ドライバのインスタンスにリンクされます。/etc/nd の起動は、ネットワーク トランスポート スタックや他の上位プロトコルの起動より優先されます。
警告
ネットワーク ドライバの起動スクリプトやシャットダウンスクリプトは、手作業で編集しないでください。編集すると、そのドライバがディセーブルになることがあります。ネットワークアダプタドライバのコンフィギュレーションの追加と変更には、Network Configuration Manager を使ってください。
関連項目
mdi(7),
dlpid(1M),
rc0(1M),
rc2(1M)
「LAN 接続の設定」
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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