pcimapsvr.ip(1M)


pcimapsvr.ip -- コネクションサーバデーモンからの同報通信待ち状態

形式

pcimapsvr.ip [-m data] [-n data] [-s] [-D value] [-I addr] [-S]
pcimapsvr.ip -V

機能説明

pcimapsvr.ip は、サイトマップに対する同報通信要求、および pciconsvr.ip からの存在を知らせる同報通信が送信されるのをリッスンします。

pcimapsvr.ip のコマンド行には、以下のオプションを入力できます。

-m data
システムの省略値を無効にするマッピングオプションを指定します。マッピングオプションには、リモートサブネットマップ要求やフィルタの種類をどのマップにも提供できるようにするオプションなどがあります。これらのオプションの設定がユーザのサイトに適さない場合は、-m オプションで無効にすることができます。

オプションの可能な組み合わせは特定のネットワーク環境によって決まるので、これらのオプションはフラグごとに分類されます。

接続されていないネットワークからの同報通信(ルータや専用ゲートウェイを介したものなど)を許可するには、-m r=y オプションを指定しなければなりません。このオプションは、マップサーバに、どの要求にも、たとえ他の(リモート)サブネットから来た要求に対しても、マップを送信するよう通知します。

ホストをゲートウェイとして使用している場合、すべての直接接続されたサブネット上のホストのマップで、1 つのサブネットに到着したいかなるマップ要求に対してもホストが応答できるようにすることが可能です。そのためには、-m f=gateway オプションを指定してください。

-n data
省略値を無効にするネットワークアドレス指定オプションを指定します。ネットワークアドレス指定オプションには、ポート番号、同報通信アドレスの種類などがあり、それらは内部の省略値を持っています。まれにネットワークアドレス指定が競合を起こしますが、そのような場合は、これらのオプションを 1 つまたは複数明示的に指定する必要があります。

オプションの可能な組み合わせは特定のネットワーク環境によって決まるので、これらのオプションはフラグごとに分類されます。このオプションの省略時設定を変更する必要がある場合は(まれにしかありませんが)、PC インタフェースサーバベンダのサポート組織にご連絡ください。

-s
管理者が与えるインターネットアドレスで、システムが供給するコンフィギュレーションを(置換するのではなく)補うときに指定します(-I オプション参照)。

-D value
指定されたチャネルを使用してログファイルをオンにします。このオプションを指定する場合、pcimapsvr.ip のパラメータリストの最初に指定してください。そうすればパラメータリスト内のすべての障害をログ採取できます。

-I addr
明示的インターネットアドレス 3 ビットバイトを指定します。まれに、システムが提供したネットワークインタフェースコンフィギュレーションが不完全で無効なことがあります。このオプションにより、ユーザは明示的にアドレスを指定でき、また複数のアドレスを指定するのに複数のインスタンスを使用できます。このオプションを指定すると、システムが提供するコンフィギュレーションは、-s オプションが同時に指定されない限り使用されません。アドレス 3 ビットバイトの形式は次のとおりです。

local-addr,broadcast-addr,subnet-mask

ここで local-addrbroadcast-addrsubnet-mask は、それぞれローカルアドレス、同報通信アドレス、サブネットマスクの標準表記です。同報通信アドレスとサブネットマスクのどちらかが指定されない場合、ローカルアドレスから解釈されます。ローカルアドレスは必ず指定してください。

-S
pcimapsvr.ip のシングルホストアドレスを指定します。場合により、システムが提供するインタフェースリストを使用したコネクションサービスを提供したくないこともあります。その代わりに、/etc/hosts またはネームサーバにより提供される、標準ホスト名を使用したコネクションサービスを提供できます。

-V
プログラムの内部バージョン番号を表示します。

SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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