nohup(1)
nohup --
ハングアップや中止を無視したコマンドの実行
形式
nohup command [arguments]
機能説明
nohup コマンドは、command を、ハングアップや中止を無視して実行します。ユーザが出力をリダイレクトしない場合、標準出力と標準エラー出力はファイル nohup.out に送られます。現ディレクトリで nohup.out に書き込めない場合、出力は $HOME/nohup.out にリダイレクトされます。
使用例
nohup をパイプラインやコマンドリストに対して使用することがよくあります。これは、パイプラインやコマンドリストをシェルプロシージャと呼ばれる 1 つのファイル内に置くことによってのみ行うことができます。したがって次のようにすると、
nohup sh file
nohup は file 中のすべてに対して適用されます。シェルプロシージャ file が頻繁に実行される場合は、file に実行許可を与えることにより、sh とタイプする必要がなくなります。アンパサンドを付けると、file の内容は、割り込みも無視してバックグラウンドで実行されます(sh(1) 参照)。
nohup file &
file の内容の例は以下のようなものです。
sort ofile > nfile
ファイル
- /usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxue
-
言語固有メッセージファイル(environ(5) の LANG 参照)
関連項目
chmod(1),
nice(1),
sh(1),
signal(2)
注意
次のコマンドの場合、
nohup command1; command2
nohup は command1 に対してのみ有効です。次に、
nohup (command1; command2)
は文法的に誤りです。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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