getvol(1M)
getvol --
装置のアクセス状態の確認
形式
getvol -n [-l label] device
getvol [-f|-F] [-wo] [-l label | -x label] device
機能説明
getvol は指定した装置がアクセス可能であり、また適切な媒体のボリュームが挿入されていることを確認します。getvol は対話形式で、指示プロンプト、エラーや必要なラベルの情報を表示します。getvol は、ボリュームラベルを検査する時に装置の属性を判断するために装置テーブル /etc/device.tab を用います。
コマンドオプション
getvol のオプションは以下のとおりです。
- -n
-
コマンドを非対話モードで実行します。ボリュームは、コマンドを呼び出す前に挿入されていることが前提となります。
- -l label
-
挿入したボリュームに、ラベル label があることを指定します(-o オプションのある場合は -o が優先されます)。
- -f
-
ボリュームの挿入後、フォーマットを行います。ボリュームのフォーマットには、装置テーブルに定義されているフォーマットコマンドを使用します。
- -F
-
ボリュームの挿入後フォーマットを行い、装置上にファイルシステムを設置します。ボリュームのフォーマットおよびファイルシステムの作成には、装置テーブルのこの装置に定義されているフォーマットコマンドを使用します。
- -w
-
装置に新しいラベルを書き込みます。ユーザに新しいラベル名を入力するよう促します。このオプションは -n オプションが用いられている場合、無効となります。
- -o
-
挿入したボリュームのラベルチェックを行いません。
- -x label
-
label というラベルが装置上にあることを指定します。このオプションはラベルが視覚的にしか確認できない場合、-l オプションの代わりに使われます。このオプションを指定するとメッセージが表示され、管理者にラベルが label であることを確認するよう求めます。
- device
-
アクセスの状態を確認したい装置の名前を指定します。
ファイル
/etc/device.tab
戻り値
getvol は、正常終了すると 0 を返します。異常終了すると、コマンドの構文が正しくないか、無効なオプションを使用しているか、または内部エラーが発生した場合は 1 を、装置テーブルを読み取り用にオープンできない場合は、3 を返します。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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