fsba(1M)


fsba -- ファイルシステムブロックアナライザ

形式

/usr/sbin/fsba [-b target_block_size] file-system1 [file-system2 . . .]

機能説明

fsba コマンドは、指定された論理ブロックサイズを持つ新しいファイルシステムに、既存のファイルシステムからデータを格納するために、必要なディスク領域を決定します。コマンド行にリストされる各 file-system は、既存のファイルシステムを参照するので、デバイス名(例えば、/dev/rdsk/*。* は、マシンに依存します。)で指定しなければなりません。

target_block_size は、新しいファイルシステムの論理ブロックサイズをバイト単位で指定します。有効なターゲットブロックサイズは 512、1024、2048 です。S5 ファイルシステムの指定省略時のターゲットブロックサイズは 2048 です。

fsba コマンドは、古い(既存の)ファイルシステムの中にデータを格納するために 512 バイトディスクセクタをどれだけ割り当てられているか、またその同じデータを、指定された論理ブロックサイズを持つ新しいファイルシステムに格納するために、どれだけ必要になるかについての情報を出力します。また、既存ファイルシステムの割り当て済みと空きの i ノードの数も出力します。

新しいファイルシステムにリストされた空きセクタの数が負の時は、新しいファイルシステムが既存のものより大きくないかぎり、データは新しいファイルシステムに適合しません。新しいファイルシステムは、少なくとも、このファイルシステムについて割り当てるように、fsba がリストするセクタ数の大きさで作成されなければなりません。新しいファイルシステムの最大サイズは、この新しいファイルシステムに使用するディスクパーティションのサイズに制限されます。

既存のファイルシステムの論理ブロックサイズよりも小さい target_block_size を指定することが、可能であることに注意してください。この場合、新しいファイルシステムはデータを格納するのに、より少ないセクタでよいことになります。

関連項目

mkfs(1M), prtvtoc(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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