cmp(1)


cmp -- 2 つのファイルの比較

形式

cmp [-l] [-s] file1 file2 [skip1 [skip2]]

機能説明

2 つのファイルの内容が比較されます。(file1 または file2 が``-''である場合には、標準入力が使用されます)。オプションの指定がない場合は、cmp は、ファイルが同じであれば何の注釈も出力しません。ファイルに相違がある場合には、相違のあるバイト位置と行番号を表示します。一方のファイルが他方のファイルの先頭部分である場合には、そのことが報告されます。skip1skip2 は、それぞれ file1file2 に対する初期バイトオフセットで、8 進数または 10 進数のいずれでもかまいません。数値の形式は、環境変数 LC_NUMERIC により決定します(C のロケールでは先頭のゼロは 8 進数を意味します)。(environ(5)LANG および strtol(3C) を参照。)

オプション

-l
相違点ごとにバイト位置(10 進)と違っているバイトの内容(8 進)を出力します。

-s
ファイルの相違に関しては、何も出力しません。リターンコードだけを返します。

診断

ファイルの終わりの検出時に、cmp は以下の行を標準エラーに出力します。

UX:cmp: INFO: EOF on file

POSIX2 を設定している場合は、ファイルの終わりにある診断メッセージは以下のようになります。

cmp: EOF on file

エラー

ファイルが同じである場合終了コード 0 を、ファイルに相異がある場合 1 を、アクセス不能の場合または引き数がない場合には 2 をそれぞれ返します。

ファイル

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxcore.abi
言語特有のメッセージファイル(environ(5)LANG 参照)

関連項目

comm(1), diff(1)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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