enable(1M)


enable, disable -- LP プリンタのイネーブル/ディセーブル

形式

enable printers

disable [options] printers

機能説明

enable コマンドは、指定されたプリンタを起動し、それらを lp コマンドがサブミットした要求をプリントするようイネーブルにします。プリンタがリモートの場合、コマンドはリモートシステムへの要求の転送をイネーブルにするだけです。プリンタを起動するには、リモートシステムで enable コマンドを再実行しなければなりません。(プリンタの状態を獲得するには、lpstat -p を実行します。)

プリントデバイスの属性が変更されると、enable がその変更を認識します。したがって、デバイスの定義または割り当てを変更するには、そのデバイスのプリンタをディセーブルにし、デバイスを変更してから enable を実行しなければなりません。新しいデバイス属性は、enable が実行されると有効になります。

disable コマンドは、指定されたプリンタをイナクティブにし、それらを lp がサブミットしたプリント要求に対してディセーブルにします。省略時には、指定プリンタで現在プリントされている要求は、同じプリンタまたは同じクラスのプリンタの別のメンバ上で、全体が再プリントされます。プリンタがリモートの場合、このコマンドはリモートシステムへのジョブの送信を停止するだけです。プリンタをディセーブルにするには、リモートシステム上で disable コマンドを実行しなければなりません(プリンタのステータスを獲得するには、 lpstat -p を実行します)。disable は、-r オプション(下記参照)に指定された reason の補助コードセット文字を、LC_CTYPE 環境変数(environ(5)LANG 参照)のロケールに従って認識します。

-c
指定プリンタで現在プリントされている要求を取り消します。このオプションは、-W オプションとは一緒に使用できません。プリンタがリモートの場合、-c オプションは警告なしで無視されます。

-r reason
プリンタのディセーブルに対する reason を割り当てます。この reason は、指定されたすべての printers に適用されます。この reason は、lpstat -p によって報告されます。reason には補助コードセット文字を含めることができますが、ブランクを含む場合は、引用符で囲まなければなりません。既存のプリンタに対する省略値は``unknown reason''で、システムに追加されたばかりでまだイネーブルになっていないプリンタの省略値は``new printer''です。

-W
現在プリントされている要求が終了するまで、指定プリンタをディセーブルにするのを待ちます。

このオプションは、-c オプションと一緒には使用できません。プリンタがリモートの場合、-W オプションは警告なしで無視されます。

ファイル

/var/spool/lp/*

/usr/lib/locale/locale/LC_MESSAGES/uxlp
言語固有メッセージファイル(environ(5)LANG 参照)

関連項目

lp(1), lpstat(1)

注意

プリンタ名は、system-defined words であり、ASCII 文字の大文字および小文字に限定されます。
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
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