idconfupdate(1M)


idconfupdate -- システムコンフィギュレーションファイルの更新

形式

idconfupdate [-f] [-o file] [-s] [-r confdir]

機能説明

idconfupdate コマンドにより、インコアリソースマネージャデータベースで定義されているように、ディスク上のシステムコンフィギュレーションファイルがカレントシステムコンフィギュレーションと一致するようになります。

idconfupdate がオプションなしで起動されると、/dev/resmgr からリソースマネージャデータベースを読み込み、次の 2 つの機能を実行します。

  1. データベースが再ブートできるように、/stand/resmgr にリソースマネージャデータベースを保存します。インコアリソースマネージャデータベースを変更した後で idconfupdate を実行していない場合、これらの変更内容はシステムが再ブートされた時に失われます。

  2. /etc/conf/sdevice.d ファイルにあるハードウェアドライバのパラメータを更新し、リソースマネージャによって提供されたものと一致するようにします。

    ハードウェアドライバの sdevice ファイルだけが影響を受けます。ハードウェアドライバは、Master ファイルのフラグフィールドに h を保持することで識別されます。

    リソースマネージャデータベースにないすべてのドライバがオフにされます。つまり、その sdevice ファイルの各行の``config''フィールドが``Y''から``N''に変更されます。

idconfupdate-s オプションを付けて起動された場合、リソースマネージャデータベースは sdevice ファイルを使用して構築されます。ユーザが誤って /stand/resmgr を上書きしないよう、-o オプションを -s オプションと一緒に指定してください。

オプション

-f
idconfupdate に新しいデータベースを作成させ、たとえ resmgr のタイムスタンプが更新の必要がないことを示していても、sdevice files を更新させます。

-o file
指定したファイルに resmgr データベースを保存します。file の指定を省略した場合、/stand/resmgr とみなされます。-s オプションを使用する場合、安全のために -o オプションも指定してください。

-r confdir
代わりのルートが指定できるよう、内蔵されている /etc/conf パスを無効にします。たとえば、idconfupdate -r $ROOT/$MACH/etc/conf のように指定します。

-s
現在の sdevice ファイルを読み込み、それに基づいて resmgr データベースを作成します。/stand/resmgr システムデータベースが誤って破壊されることを防止するため、-s オプションを使用するときには、-o オプションも指定してください。

ファイル

/dev/resmgr
リソースマネージャデータベースのインコアコピー

/stand/resmgr
リソースマネージャデータベース

関連項目

dcu(1M), idbuild(1M), idcheck(1M)
SCO UnixWare Forum Beta Release (BL12) -- September 1997
© 1997 The Santa Cruz Operation, Inc. All rights reserved.