Tahitiはエージェント・サーバーの役割を果たすアプリケーションプログラムです。ユーザーは複数のサーバー(Tahiti)を違うポート番号を与えて一台のコンピューターで動かすことが出来ます。 Tahitiの提供するユーザー・インターフェースで、エージェントを監視し、作り出し、送り出し、消滅させることが出来ます。 また、サーバーに対するエージェントのアクセス権を設定することも出来ます。
コマンドプロンプトのウィンドウを開き Agletsパッケージの中のスクリプトを開始させます。
agletsd もしくは、 agletsd -port 9000 (Unixプラットフォームにおけるユーザの場合)
このデーモンはエージェントの要求をデフォルトポートである434(これはモバイルエージェントのために予約されています)で受け取ります。 そしてTahitiが画面に現れます。 Tahitiはエージェントを管理するためのインターフェースです。 初めてTahitiを起動すると、登録するように要求されますので従ってください。
コマンドプロンプトのウィンドウを開きagletsパッケージの中のスクリプトを実行します。
agletsd もしくは、 agletsd -port 9000 (Unixプラットフォームにおけるユーザの場合)
このデーモンはエージェントの要求をデフォルトポートである434(これはモバイルエージェントのために予約されています)で受け取ります。
コマンドプロンプトのウィンドウをもうひとつ開きもうひとつデーモンを開始させます。
agletsd -port 500 もしくは、 agletsd -port 9000 (Unixプラットフォームにおけるユーザの場合)
このデーモンはエージェントの要求を別のポートで受け取ります。この場合はポート番号500です。実際には他のアプリケーションやオペレーティングシステムに占有されてなければどんなポート番号でも構いません。するとTahitiが画面に現れます。Tahitiはエージェントを管理するためのインターフェースです。初めてTahitiを起動すると、登録するように要求されますので従ってください。
Tahitiには設定できるオプションが4つあります。
Font:Tahitiで用いられるフォントのサイズを指定します 設定の変更はTahitiを次回起動したときに反映されたりそうでなかったりします。これはJavaのバージョンに依存します。
Startup:Tahiti起動時に自動的に立ち上がるAgletを指定します。 (Launch Startup Agletというチェックボックスをチェックすると使用可能になります)
Cache Control: キャッシュされたクラスをフラッシュします。
User Information: ここでTahitiに登録されている名前と所属をチェック・修正することが出来ます。名前と所属はAgletがAgletContextのプロパティとして参照しています。
Http Proxy: ファイアーウオールに守られた環境にある場合には、Http Proxyを設定することによってファイアーウオールの外にあるHttp Serverにアクセスすることが可能です。
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セキュリティのオプションとしてagletのセキュリティのカテゴリごとに(ファイルシステム、ネットワーク、プロパティ、その他の)資源に対するアクセス権限の詳細を設定することが可能になります。(現在trusted と untrustedがセキュリティカテゴリーとして定義されています。)
Trusted Agletとは、"Create a new Aglet"というパネルを使ってローカルなAgletとして作られたものです。Trusted Agletは同じAgletサーバーに別のTrusted Agletを作ることが出来ます。
Untrusted Agletとは別のサーバーで作られたか、リモートサイトにあるAgletのインスタンスとして作られたAgletです。 一般的に、アクセスコントロールの設定はTrusted AgletよりもUntrusted Agletに対する方が厳しくします。
File Access Control: ファイルアクセスパスは、一つまたは複数のディレクトリパスで指定を行います。
Network Access Control: <port number>を Listen リストボックスに定義することが可能です。現在選択されているセキュリティカテゴリのagletはここに指定されたポートに対しlistenすることを許されます。<hostname:port number>を Connect lリストボックスに定義することが可能です。現在選択されているセキュリティカテゴリのagletはここに指定されたポートに対しconnectすることが可能です。
Properties: T.B.D.
Others: Warning Message, Open Window, JDBC, RMI Client, RMI Serverへのアクセス制御がここで設定できます。
すべてのエージェントはTahitiのリストボックスに表示されます。その中から一つを選択してコントロールします(送り出す、削除する、ダイアログを出す、など)。
新しいAgletを生成します。AgletのURLを指定するウィンドウが現れます。(Agletの生成に関するより詳しい情報はこちら)
ダイアログパネルを開きます。(ボタンが押されると、onDialog()メッセージがAgletに対し送られます)
エージェントのプロパティを表示します。
エージェントを消滅させます。
エージェントのコピーを作ります。
エージェントを他のサーバーの送り出します。もとのエージェントをサーバーに置いておくかどうかも指定できます。目的のURLに対するプロトコルはAgent Transfer Protocolです。次のような形で指定してください。
atp://aglets.trl.ibm.com:434
送り出したエージェントを呼び戻します
Tahitiはエージェントを扱ったりサーバを制御するための機能を提供します。
Tahitiの初期設定に関するトラブルでは、環境変数の設定に関係していることが多くあります。
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