野口英世の生家を訪ねて山本裕子記者
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▲野口英世像と中庭にたつ生誕地の碑
 わたしは五月に福島県会津若松市に行きました。磐梯山・猪苗代湖・白虎隊で有名な会津地方ですが、特に有名なのは、猪苗代湖畔にある野口英世の生家「野口英世記念館」です。  皆さんは野口英世を知っていますか? 野口英世がなぜ有名なのかを紹介しますね。

 1876年に猪苗代でとても貧しい家に生まれた野口英世は、1歳半の時に左手をいろりにつっこんで大やけどをし、指と指がくっついてしまいました。  16歳のときに友達や先生が出してくれたお金で手の手術に成功した英世は、とても感動し、自分も医者になろうと決心します。 ものすごい努力でわずか21歳で医者になる試験に合格。この頃初めて顕微鏡で病気の菌を見て、この不思議な生き物に興味を持ったそうです。横浜でペスト患者の治療にあたった後、アメリカのフィラデルフィアで毒へびの研究。ロックフェラー研究所で梅毒スピロヘーターの研究に成果をあげました。41歳の時にエクアドルで黄熱病原菌を発見。黄熱病の研究のためにアフリカに行き、1928年5月、52歳の時にアフリカのアラクで自分も黄熱病にかかって死んでしまいました。お墓はアメリカのニューヨークにあります。

 「野口英世」がどんなすごい人だったか、これでわかってもらえましたか? 私たちの病気を治すためにたくさんの研究をしてくれた人なんです。私は野口英世はとてもすごい人だなと思いました。

▲いろりもそのままの姿で保存されている
1996年は、野口英世が産まれて120年。野口英世は、伝記が最も多く読まれている偉人のひとりなんだ。困難に負けずに夢を実現する生き方が多くの人の共感を得ているんだね。きみの将来の夢は何? 感想やきみの夢をきかせてね!


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◆ミニ情報◆
  野口英世記念館
  〒969ー32 福島県耶麻郡猪苗代町三城潟
  0242(65)2319
  *電話をかけるときは番号をしっかり確かめよう。

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