米作りの第一歩〜田植え〜菊地優太記者
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▲この機械が田植えの強い味方!
 五月に入ると、田植えが始まり、いそがしくなります。

 約一ヵ月ハウスで育てた苗を、田植えの機械で田に植えます。田は植える前に「しろかき」をして平らにしておきます。大切なことは、雨などが降ると、田に水が入りすぎるので少しぬいてあげることです。大変なことは、苗の入って箱は水を含んでいるので、とても重いことです。おばあちゃんやお母さんは二枚ずつ持てますが、ぼくはとても二枚は持てないので、一枚ずつ運んで手伝います。田植えをする機械が通ったあとは、田がぐちゃぐちゃになるので、「レーキ」で平らにしてあげます。それでも植えられないところは、手で植えなければいけません。田んぼに入って仕事をしていると、服はドロだらけになって、手ぶくろも長ぐつもとてもきたなくなります。これらの仕事を終えて、やっとひと安心できるようになるのです。

 田植えは米を作る第一歩の大きな作業です。だからきちんと植えなければ、お米もたくさんとれません。田んぼで田植えをしているところを見ると、そんなに大変そうじゃないけれど、ドロドロしたところを歩くだけで、足がくたくたです。
 大変な作業だけれど、お米を作ることはとても大切なことだと思います。ぼくは、これからもお手伝いができるときは、がんばって、お父さんお母さんとお米作りをしたいです。

▲苗の入っている箱はとても重くて、
ひとつ運ぶのも大変!
お米がちゃんと育つための大切な作業の1つ、それが田植え。機械があるとはいえ、手作業も多くて大変なんだ。でもこれは米作りの第一歩。秋の収穫までには、まだまだいろいろな作業が待っているんだよ。お米作りできみが知りたいことがあったら、教えてね!


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◆ミニ情報◆
 八十八夜
  茶つみの歌で有名な「八十八夜」。これは、立春から八十八日目(今の暦で五月の二日ごろ)
 のことをさす言葉であるが、このころは、たねまきに最もよい時期と言われている。

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