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![]() 再埋設に際しての注意 |
■発掘の方法 ■埋設管の開封と本体の取り出し ■本体の開封方法 ■収納品の取り出し方 ■収納品の取り扱い方 ■記録類の再生について ■再埋設に際しての注意 |
上部に埋設した第2号機は、100年ごとに開封・再埋設が繰り返されながら、5,000年間 保存されることをわれわれは希望している。したがって、われわれが1970年現在の時点 において試みたと同等、または、それ以上の技術が、再埋設のたびに導入されることが 望ましい。しかし、われわれはできるだけタイム・カプセル本体の姿を改変することな く、これを後世に伝えていただきたいと願っている。すなわち、あくまでも、このカプ セル本体を用い、収納品は殺菌を施し、溶接して密封し、乾燥アルゴンガスを充填(じゅ うてん)するという基本線は崩さずに、操作していただきたい。そして、検査緒果、処 理条件の変更などについての簡潔な記録は、タイム・カプセル本体内にも収納されるこ とが望ましい。 最高最低温度計については、もしある時点でこれ以上の長年月にわたって正確に動作す る、すぐれた記録温度計が開発されれば、それに置き換えていただくことは差し支えな い。どのような方法にもせよ、温度の記録はぜひとっておいていただきたい。 最後に、ここに記した文章は、長い年月の間には、あるいは古語に類することばとなっ ているかもしれない。 われわれはこの文章が後世の人びとのために、その時々のことばに訳されて、その趣旨 が十分に伝えられていくことを希望する。 タイム・カプセルEXPO'70が正しく開かれ、正しく埋設されて、永く後世の人びとへ のこよなき贈り物となることを念じてやまない。 |
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