日本人には、なじみの深い履き物。主に和服にあわせて履くが、1970年当時は、学生服やジーパンな 
どの洋風ファッションにあわせて履く若者がいた。「げたを鳴らして奴が来る」と歌う歌がヒットしたのも、 
この頃である。下駄は、明日の天気を占う道具として使われることがある。放り投げて転がした結果、下駄 
が裏がえれば「明日は雨」、きちんと上を向けば「明日は晴れ」という民間伝承が、日本人には受け継がれ 
ている。もちろん、科学的根拠は何もない。少し学術的に語ると、下駄は西アフリカから、インド、東南ア 
ジアなどの「稲作文化圏」に共通する履き物である。稲作業の時、衣服の裾を汚さないための工夫が、下駄 
の「歯」になったと考えられている。 

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