Panasonic Pavilion
            
   タイムカプセルEXPO'70のあらまし

日本が国家管理

 ■事業開始の契機
 ■開封時期の設定
 ■大プロジェクト
 ■収納品の決定
 ■特別製作の収納品
 ■760万人に公開
 ■万全の保存枝街
 ■人災だけが心配
 ■日本が国家管理
 ■タイム・カプセルEXPO'70に関する覚書   

  日本万国博覧会開幕1周年記念日にあたる1971年3月15日、タイム・カプセルEXP
 O'70完工式が、盛大に行われた。2個のタイム・カプセルEXPO'70が埋められた
 上部に開封解説書保存容器が置かれ、さらに地上に花こう岩の敷石とステンレス鋼から
 なるモニュメント(記念碑)が設置された。完工式では、埋設地点におけるモニュメン
 トの除幕式と、会場を変えて、国家への寄贈式および記念パーティーが行われた。
  主催両者は、当初より、この事業は、現代人の遠い未来に対する単なる夢想といった
 ものではなく、現代科学の成果を問うという大実験を長期間にわたって実現しようと
 いう学術的意義があることから、国家に寄贈することが一番適切であると考えていた。
  その願いが受け入れられ、形式上は、この完工式の時点をもって、タイム・カプセル
 EXPO'70および地上部の付属施設は、文部省の管理下におかれることが決定した。
 開始より実に3年余か月、この事業はここで一応の区切りをみたことになる。
  埋設されたものは常時見ることかできないので、多くの人から観覧したいという要望が
 あった。これに応じて、地上用に残されていた本体および収納品一式が大阪市に寄付さ
 れ、1971年11月22日から大阪城公園内にある大阪市立博物館の一室に展示されてい
 る。 また、もう一つの本体および事業の各種配置が、松下電器歴史館に陳列・保存さ
 れている。 なお、タイム・カプセルEXPO'70を国家に寄贈するにあたって、文部
 省、大阪市、両主催者間で、次ぺージにあるような管理上の取り決めが明文化された。

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