Panasonic Pavilion
本体

本体(容器)の開発

 ■イントロダクション
 ●本体(容器)の開発
 ●形状と大きさ
 ●材質
 ●気密構造および溶接
 ●表面仕上げ
 ●内部区画
 ●記録写真




 タイム・カプセル EXPO'70の本体は、いうまでもなく収納品を5、000年 
間保護する容器である。それは収納品の劣化を促進する湿気、酸素、炭酸ガスその他 
の有毒ガスや紫外線を絶ち、また自信などの外部衝撃から収納品を守るものでなけれ 
ばならない。言い換えると、機械的に、物理的に、科学的に、強い構造と材質を備え 
たものでなければならないのである。 
技術委員会その他の諸委員会を組織して以来、本体小委員会と開発本部を中心として 
関連する諸問題について実り多い討議がなされた。その結果、計上、大きさ、設計上 
の基礎事項、材質、構造、加工方法、溶接方法、品物の収納方法などについて大綱が 
決まり、1969年2月、本体の設計完了と同時に鋳造準備に入り、同年12月、第 
1番機の完成をみた。ついで第2番機、第3番機が鋳造され、1970年5月、第4 
番機の鋳造をもって本体の鋳造が完了した。これと並行して溶接方法、収納用内箱の 
検討、製作も行われ、その内箱に品物を収納して本体に納め、溶接による密閉が完了 
したのは1970年12月であった。 


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