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![]() 収納品の決定 |
■事業開始の契機 ■開封時期の設定 ■大プロジェクト ■収納品の決定 ■特別製作の収納品 ■760万人に公開 ■万全の保存枝街 ■人災だけが心配 ■日本が国家管理 ■タイム・カプセルEXPO'70に関する覚書 |
どんな事業でも、いくつかの克服しなければならない難題があるが、タイム・カプセ ルEXPO'70にも、要約すると、二つの大きな難題があった。一つは、膨大な1970年 現代の品々の中から、収納品として何を選定するかであり、もう一つは、5,000年と いう超長年月の間いかにして収納品を収納時のままの姿で保存するか、ということで あった。 これらの難題を解決するために、関係者は、広範な専門分野の権威ある学者 および専門家の英知を結集すること、また、現在生存する各種各層の多くの人びとの 衆知を集めることが、欠かせない基本条件であると考えた。まず、収納品の選定につ いては、第1回選定委員会の決定に従って、1968年5月、目本国内および海外各国 の学者をはじめとする知名人にアンケートを送り、収納品に何を選ぶべきかの意見と、 5,000年の未来への簡単なメッセージを求めた。 さらに同年11月には、日本国内の人 びとに呼びかけて収納品アイデアを募集し、約12万件の提案を受けた。選定委員会は、 これらの提案を参考にして、技術委員会の技術上の見解も考慮しながら選定審議を行っ た。 1969年2月28日、この事業の最終決定機関であるタイム・カプセルEXPO'70委員 会が開催され、技術および選定両委員会の報告に基づいて、カプセル本体、収納品、 埋設などについての原案を審議し、決定した。 |
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