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人工の心臓弁
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収納品のSAM弁は、東京女子医科大学の榊原仟、新井達太の開発になるもの。固定されたケージ
がなく、基底リングを除いて弁全体が動き、弁の運動は単純な上下動で、開閉が円滑で容積が小さい
ため、心筋を傷つけたり、刺激伝導系に当たることがなく、移植後の心音はきわめて小さい。また僧
帽弁、大動脈弁、三尖(せん)弁いずれにも使用でき、多くの治療例を得ている。弁には特殊ステン
レス鋼22AT、弁座にはフッ素樹脂が使用されている。タイム・カプセルEXPO’70の本体
に使用されている材料は、これと同一種類のものである。
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