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![]() 本体の開封方法 |
■発掘の方法 ■埋設管の開封と本体の取り出し ■本体の開封方法 ■収納品の取り出し方 ■収納品の取り扱い方 ■記録類の再生について ■再埋設に際しての注意 |
タイム・カプセル本体は、2重のふたで密閉されており、外ぶたと内ぶたの間は空気が 入っているが、 内ぶたより内部は、乾燥アルゴンで充填(じゅうてん)されている(30℃ で約1.15気圧を封入)。 収納品には熱に弱いものが多く含まれているから、開封にあたっ ては、 無用の熱の伝達や加工ひずみの発生をできるだけ避けながら徐々に開封していく。 収納品はすべて殺菌のうえ、長年月の間、一定のふんい気、一定の温度(17℃前後)に静 置されている。 したがって、開封に際しては、急激な温度やふんい気の変化、急激な光の 導入などを極力避けねはならない。 外ぶた、内ぶたの開封およびそれに続く収納品の取り出しにあたっては、いったん17℃ (発掘後の温度を考慮すること)の冷暗所に置き、徐々に室温に慣らし、光や空気をゆっ くり導入していくよう注意しなけれはならない。 1)外ぶたの開封 フランジ構造となっており、そこに設けた開先部分を溶接してある。この部分を深さ20 〜30mmのフランジに平行に切削して切り離し、外ぶたを取りはずす。 2)内ぶたの開封 (1)まず上部ノズル(収納時に内部の排気およびアルゴン置換に使用した後、上部を密 封)の一つを上部より25〜30mmの位置でゆっくりと切断する(前に述べたように内圧は1 気圧よりやや高めである)。この時、内部のアルゴンガスの検査用試料を採取して、有害 な気体や細菌などの有無を確認してから、内ぶたの開封作業に取りかかる。 (2) ノズルからアルゴンガスを導入しながら内ぶたの開封を始める。 (3) 内ぶたは.本体と垂直面において接した部分に関先が設けられ、溶接されている。 したがって、垂直方向に円周に沿いながら深さ10〜15mm切削して切り離し、内ぶたを取り はずす。 |
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