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結城紬(ゆうきつむぎ)
茨木県結城市を中心に作られる藍(あい)染めの絣柄(かすりがら)を主とした、日本で最古の
歴史をもつ非常に高級な絹織物。昔ながらの居坐機(いざりばた)で織られ、細かい亀甲柄(き
っこうがら)の経緯絣(たてよこがすり)などになると、絣くくりだけに数十日を要するものも
ある。生地が柔らかく、ふっくらとして、独特の光沢をもち、湯通しを重ねるたびに渋みを増す
特長がある。