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■収納品注釈
京都友禅
京都市加茂川染として盛んに行われた多彩な模様染め。17世紀(江戸時代中期)、京都の絵師 
の宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)が考案した染法。この染法により、従来まで絞りや刺繍 
(ししゅう)に頼っていた、人物、花鳥など多色の色模様を自由に染め出すことができるように 
なり、日本の着物の美しさが、一段と進歩をみせた。いっさいの工程が手描(てが)きで行われ 
る高級品と、19世紀末以後量産されるようになった型紙使用の型友禅がある。