「夢の超特急」と呼ばれ、日本を代表する交通機関となったのが「新幹線」で
ある。
1964年に、東京〜大阪間で営業を開始。常用最高速度は210km/hで、
営業用としては世界最高速の列車となった。富士山のすそ野を走る新幹線の姿は、
写真や絵などで海外にもよく紹介された。
電車は、16両編成で全長400m。総定員約1400人。中央集中制御装置、
自動列車制御装置の採用による安全性の高さが自慢である。 その輝かしい成功
をうけて、東京〜大阪間(東海道線)に次ぐ重要路線である山陽線にも、新幹線
建設の機運が高まり、1967年3月から、工事が始まっている。もちろん、山
陽新幹線の開通はまだ先のことであり、東北新幹線や上越新幹線にいたっては、
その計画すら持ち上がっていなかった。
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