一見、髭やむだ毛を剃るカミソリのように思えるが、これは「鉛筆削り」である。70年当時の学生は、
これを器用に使って鉛筆の先端を削り、芯をとがらせた。<BR> だが、いわゆる「鉛筆削り機」も普
及してきており、これを使う必要は少なくなっていた。大人たちが、「近ごろの小学生は、ナイフで鉛筆
も削れないほど不器用になっている」と嘆いたのもこの時期。現在では、そんなことを言う大人はいない。
なにしろ、当時の小学生が今や大人なのだから。
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