Panasonic Pavilion
選定方法

収納品アイデアを公募

 ■イントロダクション
 ■選定方法
 ●選定の三大方針
 ●知名人アンケートの実施
 ●選定上の問題点
 ●収納品アイデアを公募
 ●最終選定確認



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1)国内一般公募
収納品(物品、記録)の選定については、選定委員や単に一部の知名人だけでなく、 
広く一般の人びとに呼びかけ、衆知を集めるところにタイム・カプセルEXPO'70 
の意義がある、という観点から、主催者は第2回選定委員会で国内公募原案の承認 
を得た後、1968年11月1日付け毎日新聞紙上に次のようなことを社告した。 
収納する物 各自の生活の中から、また世界的な広い視野に立って 
収納可能な物を具休的に選ぶ。 
応募の方法 郵便はがき1枚につき、収納する物を1件だけ書く。 
1人何枚でも応募できる。 
締め切り 1968年11月30日 
選考 タイム・カプセルEXPO’70選定委員会の意見に 
基づいて、応募物件から適当な物を選び、抽選で入賞 
者を決める。 
発表 1969年3月中旬の毎日新聞紙上。 
商品 ダイヤモンド賞1人=ナショナル電化製品一式 
金賞10人=ナショナルカラーテレビ 
銀賞30人=ナショナル電子レンジ 
優良賞1、000人=日本万国博覧会入場券 
この結果、現代人がトイレでどんな思考をしていたかを残すために"トイレの落書き" 
を、という奇抜なものから、盲腸、ヘその緒、水虫の薬、天気図、知恵の輪、学校の 
成績通知簿、風鈴、質札、義眼、そろばん、等々と身の回りの生活から浮かんだおも 
しろいアイデアが、続々と寄せられた。 
この応募総数は、11月30日締め切り時に、116、324通にのぼったが、この 
中から、第2回選定委員会でほぼ固まった収納品候補と同一、またはそれと類似して 
いる提案15、016通、および全く新しい提案7、652通について、慎重に審査 
し、第3回選定委員会にはかった。その決定に従って、1969年2月、警察官立ち 
合いのもとに抽選を行い、入賞者1、041人を決めた。 
一般公募から新しく採択された提案を挙げてみると、自然科学分野では、絶滅しつつ 
ある動物および鳥などの鳴き声のテープと生態フィルム・男女の頭髪・人間の歯・義 
眼・塩・かつおぶし・蚊とハエ・肥料・農薬のサンプル・胃カメラ・もぐさ(鍼灸( 
しんきゅう)用具に加える)・酒の製法・視力検査表などがある。 
社会分野では、蚊取り線香・郵便はがき・年賀はがき・さいころ・そろばん・びっく 
り箱・大学入試問題・知恵の輪・旅券・本物の千円紙幣・にせ千円札・宝くじ・折り 
紙の本・手錠・出生届・婚姻届・日本国旗・和装用生地の見本・野点用茶道具一式・ 
煎茶用道具一式・代表的職業の所得表・上位100人の個人所得表・社会的地位に関 
する意識調査・各国の税率・グループサウンズやのど自慢などのふんい気を伝えるも 
の・演奏会的なふんい気を伝えるもの・世界の断面を伝えるものなどが加えられた。 
芸術分野では、世界の児童画が新提案であった。 


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2)主催者提案
一方、主催者側の毎日新間社、松下電器産業株式会杜内でも、それぞれ社内で収納品 
提察を募集し、実行委員会事務局で整理した。その結果を国内一般公募の新提案と合 
わせて、分野別に第3回選定委員会へ提出し、審査、決定を行った。 


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