Panasonic Pavilion
埋設地

モニュメント

 ■イントロダクション
 ●埋設について
 ●埋設地点
 ●埋設の方法
 ●モニュメント
 ●図面




 埋設地点は、この記録書にも明記されており、したがって全世界に報告されること 
になるが、端的にその地点を示す何らかの記念碑も必要である。そこで、文化財にふ 
さわしく、またその地点の周囲の状況にもよく調和するモニュメントを設計・製作す 
ることになった。場所的にみて大阪城公園の一角であり、そこには天守閣がそびえて 
いる。それを背景としての理想的な高さ、大きさなどについて関係当局との間の話し 
合いの後、形状が決定された。モニュメントは21ぺージの図に示されるように、地 
表より96cmの高さで、直径1.8mの中央半球部と、下部の広がった正方形の台 
座とからできている。なおこの部分は、カプセル本体にふさわしくステンレス鋼で作 
られた。これが6m平方に敷きつめられたポルトランド産花こう岩の中心部の、その 
表面より19cm高くなったこれも花こう岩の座の上に設置された。この花こう岩の 
座および敷石は、タイム・カプセルの周囲の埋め戻し部分を覆って余りがあり、カプ 
セル位置への雨水などの直接的な進入を防げるようになっている。モニュメントにも 
タイム・カプセル保護の一翼をになわせたのである。 


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