Panasonic Pavilion
      
タイムカプセルと日本万国博覧会

タイム・カプセルを展示

 ■アジアで初の日本万国博覧会
 ●開催の経緯
 ●会期は183日間
 ●統一テーマと意義
 ●会場施設
 ■伝統と開発の松下館
 ●出展テーマ
 ●伝統の日本建築
 ●タイム・カプセルを展示
 ●来館者数   


  松下館へは、正面道路から前棟正面入口に架けら
 れた橋を渡って入る。前棟はタイム・カプセル
 EXPO'70に関する展示場である。入口を入る
 と、館内中央にタイムカプセルEXPO'70本体
 が置かれ、正面の壁面には埋設状況の模型、左右
 の壁面にはグラスファィバーの先端が色変わりし
 て光るいくつかの装飾展示物が設置されていた。
 階は吹き抜けになっていて、1階、2階、3階、
 天井を見上げると、大星雲を思わせるシャンデリ
 アと、無数の星のまたたきに似せた特殊照明があ
 り、館外の現実とは一変した未来のふんい気を感
 じさせていた。エスカレーターで一挙に3階へ昇
 ると、どこからともなく響く未来音響。3階正面
 は天と地の融合する水平線から昇る太陽を写した大写真。そして床のタイム・カプセルの
 モニュメントがある。回廊の壁面にある、タイム・カプセル開発技術の展示を見ながら
 2階へ降りていくと、正面に収納品が陳列されている。収納品は、一部はガラスだなに
 納め、一部は壁面にエンドレスの仕掛けで動かせて見せていた。また壁面左右の映写幕
 に収納品の映画を写し、音の収納品も、「ボイス・ビション」という特別な装置を作っ
 て聞かせていた。回廊のもう一面には、字宙関係の収納品や児童画が飾られていた。
 そのまま順路を進むと、前棟を抜けて渡り廊下へ出、窓ごしに竹林と水際の石を眺めなが
 ら、後棟の休憩ロビーに至る。後棟は前棟と違って、前面はロビーから窓ガラス越しに外
 を見ることがてきる。反対側は、別に仕切られたた数奇屋風のお茶室「万松庵」があり、
 希望する人は、茶菓券(100円)を買ってお茶を味わうことができた。
  そして後棟を出ると、橋があり、右手には小さな滝が岩をかんで落ちている。ここから深
 い竹林の中をうねる100mの道は「5,000年の道」と名付けられ、竹に細工された音響装置
 によって、足もとからは季節に合った虫の声、頭上からは島の声を聞くことができた。
  松下コンパニオンは総勢70人で、その制服は、松下電器産業(株)の一女子社員の提案を
 採用し、純日本調のきものを春用、初夏用、盛夏用と着用した。脱き着が簡単にてき、活
 動しやすいよう、きものデザイナー大塚末子が特に工夫したツーピース形式のきものであ
 る。全会期中を通じてコンパニオンが和服を着用したのは、これまでの万国博でも初めて
 の例であった。<

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