Panasonic Pavilion
      
タイムカプセルと日本万国博覧会

会場施設

 ■アジアで初の日本万国博覧会
 ●開催の経緯
 ●会期は183日間
 ●統一テーマと意義
 ●会場施設
 ■伝統と開発の松下館
 ●出展テーマ
 ●伝統の日本建築
 ●タイム・カプセルを展示
 ●来館者数   


シンボルゾーン
 会場は、建築家の丹下健三プロデューサーを中心に
 建設された。330万平方メートルの会場の中央口か
 ら南北に伸びる「シンボルゾーン」には、高さ60m
 の「太陽の塔」が立ち、塔内は地下−過去(根源の
 世界)地上−現在(調和の世界)空中−未来(進歩
 の世界)という3段階の展示によって、生命の誕生
 から進歩の過程を示し、人類の尊厳と無限の可能性
 を力強く訴えた。ポリエステルフィルム製の大屋根
 で覆われた「お祭り広場」では、式典のほか、世界
 中のショーが披露され、各国、州、都市のナショナ
 ルデーには、民族色豊かな催しが繰り広げられた。
 その他、水上ステージ、万国博ホール、古今東西の
 名品を集めた万国博美術館などが、このゾーンの主
 なものであった。


展示館
 45万平方メートルを占める展示地区には、日本を含め77か国の政府館と、松下館などの33
 の民間企業館(国内民間・公共企業館31館と海外民間企業館2館)が、広場方式で建設さ
 れた。その他、さらに海外から国際連合、経済協力開発機構、欧州共同体、アジア開発銀
 行の4国<際機構団体、10の州や都市が参加し、前回のカナダ・モントリオール万国博の
 参加国61か国を大きく上回るとともに、アジア、アフリカ詣国の参加が目立った。ソ連館
 の宇宙開発や、アメリカ館の月の石の展示をはじめ、各パビリオンも最新の技術を結集し
 て展示盛示に趣向を凝らし、特に、映像を主体とした動的な演出が全体の70%を占めた。
 

入場者
 183日間の総入場者数は64,218,770人で1日平均350,922人。最高人場数は9月5日(土)
 の835,832人最低は3月16日(月)の163,857人だった。総入場者数のうち、日本人は、
 約6,251万人(97.4%)、外国人は約170万人(2.6%)で、日本人の中では、22歳以下の
 若年層が41.2%もあった。
  こうして日本万国博覧会EXPO'70は、5か年の準備期間と2千億円の費用(関連工事
 を含めると1兆円)をかけ、日本を含めて77か国が同一テーマのもとにアイデアを競い、
 延べで 日本全国民の半数以上を動員するという史上最大の記録となった。

homepage <TABLE ALIGN="right"><TR><TD> <FONT SIZE=-2> <A HREF="../../../index01.html" TARGET="_top">HOME</A> </FONT></TD></TR></TABLE> <BR CLEAR=all>

Copyright(C)1996 MATSUSHITA ELECTRIC INDUSTRIAL CO.,LTD.