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■収納品注釈
江戸小紋(こもん)
型紙捺染(かたがみなっせん)による和服の模様染めの一種。18世紀(江戸時代中期)、裃(かみしも)や小袖(こそで),単衣羽織などに用いられ発達した。以後、細かい模様の型染めを総称して単に小紋と呼んでいたが、1954年(昭和29年)文化財保護委員会が、特定の模様構成のなされている小紋型染の技法を、重要文化財に指定するために、他と区別して、京都の友禅染に対して、江戸(東京)で盛んだったことから、この名を付けた。型紙を切る技術から、鮫(さめ)小紋,縞(しま)小紋,角通し小紋に分けられる。