Panasonic Pavilion
            
   タイムカプセルEXPO'70のあらまし

万全の保存枝街

 ■事業開始の契機
 ■開封時期の設定
 ■大プロジェクト
 ■収納品の決定
 ■特別製作の収納品
 ■760万人に公開
 ■万全の保存枝街
 ■人災だけが心配
 ■日本が国家管理
 ■タイム・カプセルEXPO'70に関する覚書   

  保存技術の検討は広範囲にわたったが、その一つにタイム・カプセル本体、つまり、収
 納品を詰める容器の研究・開発・製作があった。技術委員会の指導のもと、開発本部は、
 日本が関発したNTK−22ATの組成をもつ特殊ステンレス鋼を材料とした、球状
 (つぼ形)の本体の製作に取りかかった。そして、材質テスト、鋳造実験、溶接実験を
 念入りに繰り返し行ったうえ、1969年4月に本格的な第1回鋳造を開始し、同年11月
 に待望の第1番機が完成した。この後第4番機まで体を次々に製作した。 現物中心の収
 納品は、材質が多種多様であるため、加速寿命試験を行って、その長年月の間に起こる
 劣化状状を推定し、いろいろな保存技術を施した。 すべての収納品は、酸化エチレンに
 よるガス殺菌、放射線殺菌、加熱殺菌などの方法を使い分けて、殺菌処理を行った。
 また、本体内部を29個のステンレス鋼の内箱に分割して収納した。さらに、材質の変化
 が他の品物に影響を及ぼす恐れのあるものについては.一つずつ石英管などの小容器に
 密封した。

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