ジョルジュ・ルースは、取壊しになる建物や改装で失われる空間の中で絵を描き、それを写真に撮ります。 ルースによって最後の輝きを与えられた空間は、その作品の中だけに収められ消えていきます。 彼の作品は、制作した場所と制作年がそのままタイトルとなり、人々の記憶に深く刻み込まれます。 1995年、その年の1月17日大地震の被害を受けた神戸で140名を超すボランティアと共に、復興の光を求めて制作活動を行いました。