1970年当時の最新技術を結集し、映像受像管やICなど主要部品のほとん
どを、新しく開発して作られたのが、写真の超小型テレビである。
世界最小を誇るテレビジョンセットだが、受像画面も38mm(対角長)とか
なり小さい。実用性のあるテレビとは言いがたいが、当時の技術の結晶として、
価値がある品だろう。
万博の時代から、日本の技術はデバイス(部品)に強いという評価があったが、
それは現在も続いている。マイクロマシン(超小型機械)やオプトエレクトロニ
クス(光電子工学)などに関する技術の確かさは、今や世界に認められていると
言っていいだろう。
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