Panasonic Pavilion
      
タイムカプセルと日本万国博覧会

伝統の日本建築

 ■アジアで初の日本万国博覧会
 ●開催の経緯
 ●会期は183日間
 ●統一テーマと意義
 ●会場施設
 ■伝統と開発の松下館
 ●出展テーマ
 ●伝統の日本建築
 ●タイム・カプセルを展示
 ●来館者数   


  松下館は、日本万国博覧会会場の
 南西端、西口に近く位置し、敷地面
 積は 10,313m2で、日本政府館、
 ソ連館、アメリカ館に次ぐ広さをも
 った出展館の一つであった。道路に
 面した入口側を除く周囲を、約1万
 本のもうそう竹がうっそうと取り囲
 みその内側には人工池が、敷地面積
 の約半分にあたる5,000m2を占め
 ていた。松下館の建物は、この他
 の中に建てられた2棟(とう)から
 なり、建面積2,748m2(前棟1,416m2、後棟その他)1,234m2、、天平時代(西暦
 729〜767年)の建築様式を取り入れた堂宇で、その他)屋根の棟(むね)の高さは18.4
 mあった。堂宇は鉄骨造りで、破風の付いた軒の深い、胴葺(ぶ)き<の入母屋(いりもや)
 の屋根を支え、外装はスチール・サッシに乳白色ガラスをはめていた。松下館の外観は、
 さながら浮御堂(うきみどう)のような2棟の建物が竹林と一体となって池面に映り、
 さわやかな葉ずれの音とともに、他のパビリオンでは感じられない、日本古来の伝統の
 閑静な美しさを見せていた。そして、日中は、端麗(たんれい)な屋根のりょう線と、優
 雅な障子風の璧面が陽光に映え、夜間になると、光る壁が、水面に幽玄な姿を浮かべた。

 松下館建築設計・監理 日本芸術院会員 吉田五十八
 建築施工 (株)大林組・鹿島建設(株)・(株)竹中工務店
 照明設計 松下電器産業(株)照明研究所
 音響設計 松下電器産業(株)音響研究所

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