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博多織(はかたおり)
16世紀中ごろ(天文年間)に創始され、福岡市の博多一帯で作られる先染 練絹織物(さきぞめねりぎぬ)の一種。経(たて)に細かい撚(ひね)り糸,緯(よこ)にやや太い片撚り糸を用いて固く織り込み、平織りとしたもの。琥珀(こはく)地で、粗剛な手触りと、独特な幾何学模様に 代表される帯地が有名である。その他,財布,バッグ,帯締め,装丁用などにも使われる。