頭にかぶって、寒暑を防いだり、頭を保護したりするために生まれたものだが、今やファッションがそ
の主な目的となっている。
明治の文明開化、西洋文化の普及とともに日本でも、帽子をかぶる人は多くなった。大正や昭和初期に
は、身だしなみとして、フェルト帽(写真のもの)をかぶって外出する男性が多かったのだが、しだいに
その風習はすたれていったようだ。
70年代はじめまでは、女性も帽子を愛用しており、新婚旅行には必ずと言っていいほど、帽子をかぶっ
ていたものだ。写真のようなベレー帽は人気があり、万博のコンパニオンたちも帽子ルックが多かった。
現代の日本では、帽子文化は衰退気味といってもいいかもしれない。
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