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阪神アートプロジェクト展
GEORGES ROUSSE
GEORGES ROUSSE 略歴
1947年7月28日にパリで生まれ、
現在もパリで生活し、活動している。

海外における滞在と活動
1983年 ニューヨークのヴィラ・メディシス
1985-87年ローマのヴィラ・メディシス
1987年 東京と金沢に滞在

受賞
1988年 ICP賞。ニューヨークの現代写真研究所。
1989年 デッサン賞。フランスのモンルージュ・サロン。
1993年 写真ナショナル・グランプリ

奨学金
1992年 カルカッタ・ロマン・ロラン奨学金

展覧歴
 1980年代の初頭、世界各国で、新たな絵画の動向をはじめとするニューウェイヴが
話題を呼んだ。1982年の第12 回パリ・ビエンナーレでデヴューを遂げたジョルジュ・
ルースの初期の写真作品は、当時のこうした自由な絵画の時代精神を反映している。欧
米各国で、その頃さかんに行われたフランスの新たな絵画の潮流を紹介する展覧会のか
ずかずに、ルースの写真作品が展示された。1984年にはシドニー・ビエンナーレに参
加し、1985年には東京の西武美術館で開催されたグループ展にも出品している。
 ルースは80年代の後半に、それまでの人物像を中心とした初期の具象的な絵画からシ
ンプルな幾何学形態へと移行して、絵画と写真の二つの分野を融合する独自の芸術の世
界を確立する。この頃、世界各国で、写真を使った独創的な作品を手がける若手のアー
ティストが脚光をあびるようになった。絵画の流れの中では異端的な存在であったルー
スの作品は、写真というメディアの再考によって、パイオニア的な位置を獲得するとと
もに、より広い新たな関心を呼ぶことになる。
 現在に至るまで、ルースの重要な個展は世界各国で開かれている。1993年に写真ナ
ショナル・グラン・プリを取得、フランスでもっとも重要な写真を手がける作家として
の名声を得た。1994年にはパリとその周辺地域を巻き込む一連のすばらしい個展シリ
ーズを開催して大きな話題を呼ぶ。作品はパリのポンピドゥ・センターをはじめとする
各国の美術館にコレクションされている。



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