- 1. テーマ
- 先人の精神を受け継いで
- 2. 内容
- 私は截金(ぎりかね)という仕事をさせて戴いています。
截金についてご存じ無い方は多い事と思います。では運慶、快慶という名前は一度は聞いた事があるでしょう。
截金というのは、その快慶が好んで使った技法で、金箔を髪の毛の様に細く切り、文様にしながら仏像に貼っていく仕事です。
截金を施した仏像も、近くまで寄らないとどんな文様が施されているかが分からない程細かい仕事です。ましてや、お寺に納まった仏像は、暗いお堂の一番奥に安置されますから、截金が施されていても一般の方の目に触れる事は少ないことと思います。
しかし、截金師の人達は、截金というものを人に見て戴く事を主眼に置いて仏像に施してはいないでしょう。
それでも截金は現在まで受け継がれています。私もこの技法を先人の精神を受け継ぎ、後世に伝え手行けるよう精進したいと思います。
みなさんからの提案をお待ちしています。
提案のページへ
前のページへ戻る