pen.gif 提案者: 松本 孝之さん




タイトル:2050年の京都の産業


社会全体の風潮としてストック社会では物を大切に扱うことになる。従って使い 捨てという考え方は無く、良い物を長く使う−−修理して、子孫に伝えて−−このような生活態度は 、わが国でも僅か60年前までは当然のことだった。地球環境やエネルギー、廃棄物の問題が大きく なつた21世紀初頭からこのような生活態度が復活した。良いものを少し作る。職人の腕が見直され、町工場的な生産体制が見直されてく る。京都の伝統工芸に代表される、手作りの「わざ」はその伝統的な生産体制と共に脚光をあびるこ とになる。京都は中小企業の街であることがこの時代になり利点となる。 物を大切にすることから、メンテナンスやリペアー産業も盛んになる。「かけつ ぎ」や「ゆのし」のような手仕事に代表される修理再生からリサイクル産業まで、特に京都では伝統 工芸との関連が密接な職人技によるメンテナンスやリペアー産業の繁栄が見込まれるであろう。 また産業とは言いがたいが、田園住宅に住まいする人々の自給する果物や農産物 、味噌醤油、梅干しなどの加工食品など自家消費を目的とする生産もある。さらに余暇時間を利用し た手作りの家具や家屋、その他電気製品など生活に密着した物の手作りには、高度に発達した情報シ ステムから製作ノウハウを引き出すなど、サポートを受けて容易に手作りすることが出来るようにな ろう。






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