- 1. テーマ
- 京の茶の未来への展望
- 2. 内容
お茶の未来を語る前に忘れてはならないことがあると思う。 それは、お茶が嗜好品の一つであるということである。
つまり、 お茶の未来は嗜好品としての発展を遂げなければならないということである。
それはお茶と呼ばれるものは例外なく考えなければならないことだと思う。
それでは、嗜好品と呼ばれるものには、どんなものがあるだろうか。
まず第一に挙げられるのは、コーヒーだ。
そして次に挙げられるのは煙草などでしょう。
しかしここでは、飲料について述べるのだから、 コーヒーとの比較で話を進めていこう。
おそらく、コーヒーはお茶よりも広く飲まれている嗜好飲料だと思う。
それはなぜだろうか。まずひとつに「手軽」である事。
これは、インスタントコーヒー、 缶ドリンクなどに楽しめるようにできていることが、 大きな要因となってコーヒーを第一の飲料にしたと思う。
つまりこの手軽さを身につければ、お茶は今以上に広く飲まれることだろう。
この要因については、現在のところかなりのレベルでクリアーしていると思う。
それは、最近のお茶の缶ドリンクの流行に見られるように相当普及している。
そして次の要因は、おしゃれであるということであると思う。
嗜好品は、常にかっこいいなどの理由で愛用されることが多いと思う。
お茶は、その点でコーヒーに劣っていると思う。
それでは、お茶ももっとおしゃれにすればいいと思うだろう。
しかし、お茶にはコーヒーにはない長い歴史というものがある。
確かにこれからの発展のことを考えれば、時代との迎合も大切なように思うが、 必ず他者との迎合がいい結果を生むとは限らない。
私は、お茶の伝統の大切な部分を残していかなければならないものだと考えているし、 もっと広くたくさんの人に飲まれ、親しまれる、 そうコーヒー以上の飲み物にお茶を仕立て上げたいと考えている。
それも、この京都でその第一の狼煙を上げたいと願っておる。
みなさんからの提案をお待ちしています。
提案のページへ
前のページへ戻る