阪東 妻三郎
(俳優 1901〜1953年)
東京都生まれ。歌舞伎界を経て映画の世界に進む。1923年「浮世絵師・紫頭巾」で注目を集め、代表作「雄呂血」においてそのニヒリズムの一典型を完成させる。製作者としても1925年に日本で最初の独立プロダクションを設立、翌年にはアメリカ・ユニバーサルとの提携を試みるなど常に先進的な活躍を行った。後年は「無法松の一生」など庶民的な義侠心を表現する演技者へと転進し、独特の境地を切り開いていった。
−主な作品−
「浮世絵師・紫頭巾」「影法師」 「雄呂血」「江戸最後の日」 「無法松の一生」「王将」 「素浪人罷り通る」「大江戸五人男」 「破れ太鼓」「あばれ獅子」