【インドラ神】

・『リグ・ベーダ神話』で大活躍する神族の王。

“インドラは雄力もて震撼せしめたり、あたかも風が、その力もて水を浪だたすごとくに。彼は力を発揮し、山々の頂を切断せり・・”
(リグ・ベーダ/4-19-4)

ルーツは非常に古く、紀元前14世紀にまでさかのぼる。かつては、ビシュヌ神やシバ神より、はるかに中心的な存在で、強大な権力を持っていた。また雷神であることから、ギリシャ神話のゼウスに相当する神格を持っていたとされる。

仏教では、「帝釈天」として描かれている。