ついにウルトラマンが終わる日がやって来た。 実際その日がやってくるまで、誰一人としてそんなことを信じていた子供はいなかったのだ。 正直言ってウルトラマンがゼットンのような無機的な怪獣にやられてしまうことは納得できなかった。 ウルトラマンを倒すのはもっと超越的な絶対的なものであってほしかった。それほどウルトラマンが負けることなど信じたくなかったのだ。 翌日、ゾフィやゼットン星人のことを詳しく覚えていない子供たちが多かったことをみても、彼らの虚脱感がいかに大きかったかを知ることが出来る。左がカプセルトーイ「ウルトラマンHGシリーズ」のゼットン、右がキャンディトーイ「ウルトラマン全集」のゼットン。
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