モロボシおじさん | あれ、これはJRのターミナル駅じゃない。そういえばキオスクでもオモチャって売ってたっけ。 |
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ホシノ少年 | フフフ。お父さん、ボクはちょっと用事があるので失礼しますが、あとのご案内はこのバルタン博士がお引き受けします。 |
バルタン博士 | フォフォフォ。よろしく。 |
アンヌちゃん | それじゃね。私たちはいそがしいからここで失礼するわ。バルタン博士、うまくやるのよ。 |
バルタン博士 | フォフォフォ。 |
モロボシおじさん | いったい何処にあの怪獣たちは売ってるのかなぁ。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、駅のキオスクでもオモチャは売っているぞ。 |
モロボシおじさん | でも、べつに普通のオモチャが売られているだけで、特徴はないはずだけど…。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、実は一般のオモチャ屋には置いていない種類のオモチャが置かれている場所は結構あるのだ。 ためしにあのキオスクで買ってみなさい。 |
モロボシおじさん | うわっ、なっつかしーなー。これウルトラ警備隊のポインターじゃない。 これはどこのオモチャ屋でも売ってるでしょう。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、大きなオモチャ屋には入っていることもあるが、主にコンビニエンスストアやドラッグストア、ファミリーレストランや観光地のお土産屋、駅のキオスクといった地味な場所で売られている。 例えばこれなぞも先週福島県のお土産屋で見つけたものだ。 |
モロボシおじさん | へぇ〜。でもどうしてそういう店には普通のオモチャじゃいけないの? |
バルタン博士 | フォフォフォ、普通のオモチャはそういう場所では単価が高すぎるのだ。 それに流通も独自だから専門の商品を流した方がコストが安くつく。 そこでそういう、いわば「隙間」のチャネル専門のオモチャメーカーも存在するのだ。 |
モロボシおじさん | このセブンはこんなに小さなソフビなのに結構こまかい動きを出してますねぇ。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、よくぞ気付いた。このソフビは従来の技術では表現できなかった細部の表現を金型技術の革新で初めて可能にしたのだ。中国生産でコストが下がった分だけこんな小さな製品に開発費をかけても元がとれるようになったのだ。 |
モロボシおじさん | 涙ぐましい努力があるんですねぇ。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、この種のオモチャは生産数が少ないのでけっこう稀少価値も高いのだぞ。 ウルトラマンタロウに登場したこのバードンなどは初のソフビ化ということでマニアの間ではだいぶ騒がれたものだ。 |
モロボシおじさん | その時期のものはどうもよく分からないんだけど…。 |
バルタン博士 | フォフォフォ、 ついに真打ち登場だな。 私はあらゆる商品にキャラクターとして登場しているが、まだまだオモチャの世界は広いのじゃぞ。ゲームセンターのキャッチャー物、縁日のお面、ジグソーパズル、文房具などなど。それぞれが専門に専門のメーカーと流通が存在しているのだ。 |
モロボシおじさん | いやぁ、勉強になりました。 |
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