庶民の楽しみ
徳川家康が江戸に幕府を開いた慶長年間以降(1603〜)、江戸の銭湯の形式 は蒸し風呂から「板風呂」「戸棚風呂」「ざくろ風呂」へと変化してゆき、江戸には江戸独特の文化が発達し、ことに江戸時代後期にはようやく武家の存在価値が薄れ、変わって経済的に台頭してきた町人時代へと移行していきました。銭湯は庶民文化の中に根をおろしていきました。