打ち上げ花火の代表が日本独特の割物。伝統的な花火技術の粋を集めた、花火の花形です。菊、牡丹、芯菊、八重芯菊、柳、菊花残光、菊浮模様、型星などがあります。
ポカ物は割物と同じ完全球体ですが、その名のとおりポカッと二つに割れ、音を出したりしだれたり、様々な細工を見せるものです。分砲、葉落、峰、笛、吊物、連星、月光、遊亀曲、小割花などがあります。
花火大会に欠かせないのが仕掛花火です。文字や絵の形を造るのが枠物。有名なナイヤガラの滝や富士山が夜空に描きだされるのが張物。スターマインや速射、裏打ち、乱れ打ちが立火。ぐるぐる回る回転火花が回転物。金魚やイタチが描きだされるのが水中物など仕掛け花火は楽しい物。
また、花火には音物と煙物があります。運動会の朝などにバンバンバンと打ち上げられるのが『昼花火』の音物。中から国旗やパラシュートが飛び出すのが『袋物』です。