王
の暴政を避けて隠棲しているとき、よく渓流で釣りをしたが、3年のあいだ獲物がなかったことがある。近隣の人は「もうお止めなさい」と言ったがやめなかった。そのうちに大きな鯉を釣り上げ、魚の腹から兵法の書を手に入れた。 後に周の文王に見出され、謀略の書百余篇をつくった。蓮の実、オオバコ、石鐘乳などを服用、200歳近くまで生きた。時経て埋葬しようとしたとき、遺骸はなく、棺の中には6篇の書だけがあったという。