キルヒャーのアンダーグランド
キルヒャーは地球上で起こるあらゆる現象について、その源泉を突き止めずにはおけない人でしたから、火山のような地球活動も当然研究の対象になっていました。
イタリアのベスビオス火山を訪れたときは、噴火の危険も顧みず、山頂に向かったばかりか、火口にまで降りていってしまったほどです。
こうした研究の成果が、地下世界のイメージとなって結実したのです。