当たり前のように川と海を行き来するサケ。もともと両方で生きる機能を備えていますが、塩分の強い海水と淡水にあわせて、きちんと飲む水の量、そして、排出する尿の量を自分でコントロールしています。
[サケ(シロザケ)]成熟年数2〜6年・体長45cm〜85cm
サケ科魚類は共通して、「あぶらびれ」という肉質の小さな扇状のひれを持っています。
◆体色・体型の変化
海洋では銀白色(ギンケ)ですが、産卵期が近づき川へ戻る時には、黒味をおびます。また、オスのなかには、背部が張出し(セッパリ)、鼻が鉤状(鼻まがり)に曲がるものもいます。
◆サケの進化
元来サケは淡水魚で、氷河期に餌の豊富な海を求めて航海性を強めたともいわれています。
●サケの種類
[カラフトマス]成熟年数3〜4年・体長30cm〜60cm
[サクラマス]成熟年数3年・体長40cm〜65cm
[ベニザケ]成熟年数3〜5年・体長30cm〜50cm