[スコット、アムンゼンとめざす南極点]
─栄光と悲劇の探検記を追体験─

ギリスの大探検家ジェイムズ・クックが「南方大陸」の存在を確かめるために、南氷洋を航海したのが南極大陸冒険のはじまりです。
クックは、1774年に南極大陸の海岸線から240キロのところまで達するのですが、流氷にはばまれ、上陸はおろか発見もできませんでした。
最初の上陸は、1821年、アメリカのジョン・デイヴィスによってだといわれています。それから、多くの探検隊や科学調査隊が派遣されましたが、ついに南極点への到達にはいたりませんでした。

紀が明けて1910年6月、第2次スコット探検隊は南極点到達の意志をもってイギリスを出港しました。10月12日、船がメルボルン港についたとき、スコット大佐あてにノルウェイの探検家アムンゼンから電報が届きました。

「われもまた南極にむかいつつあり」

こうして、2組の南極点到達への大冒険がはじまったのです。


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