茶碗を置くと動きだす仕組み
「ゼンマイさえ巻いてあれば、いつでも動きだせる態勢にあります。腕と腕の間にある茶碗受けに重みを加えると、ストッパーが外れるようになっています。写真で見ると左側の板に沿ってストッパーが垂れています。簡単ですがよくできているスイッチですね」
重みを取ればすぐに止まる仕組み
「設計図の“に”の部分に茶碗受けがあり、ここに茶碗を置くとその重さで軸木が回り、ストッパー“い”が下がります。この先が行司輪のツメ輪にひっかかって、すべての運動を停止させることになるのです。茶碗を置いたり取ったりすることによって生じる人形の手の上下が、人形の運動のスイッチというわけです」
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