コロンピアとパナマを結ぶダリエン地峡は、南北アメリカ大陸で唯一、
パン・アメリカンハイウェー〈舖装道路)が途切れている箇所で、
密林に覆われた手つかずの大自然が残っており、世界遺産条約に
登録されているほどの地域である。
そのジャングルはヨーロッパ人として最初に太平洋岸に辿り着いた バルボアが苦闘した16世紀初頭と、あまり変化はないと考えられている。 原始林が広がるダリエン地峡は、一般通行ルートがないため、 麻薬業者の密輪基地があり、反政府ゲリラたちが暗躍している地域でもある。 ダリエン縦断に関しては自然的な障害に加え、政治的・社会的な間題があり、 事故が起これば単なる遭難では済まない状況が予測された。
最悪の場合には外交間題にまで発展する可能性もあり、
もっとも神経を使う地域 |
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