ギアナ高地

 
 ギアナ高地はベネズエラ、ブラジルそしてガイアナの交わるところに位置し、 灰色や赤い砂、岩の険しい壁, 高度6,000フィート位の空母型の山々, 巨大な滝で 構成されている。その高地は、砂岩の台地が頂上の山地を形成している。パヤラ イマ山とロライマ山という、その地域での最高峰の山も含んでいる。台地から流 れ落ちる川には、無数の早瀬が、山々や沿岸の平原に入るところにあり、航海す るには役に立たない川となっている。海岸地域と山々には豊富な雨が降り、独特 な植物が存在する。しかし、このあまり知られていない地域には、中央ブラジル のサバンナと似た広範なサバンナもある。

 ギアナ高地の北東部には、かつて「3つのギアナ」として知られている地域が広 がっている。そこはもともとはイギリス、オランダ、そしてフランスがそれぞれ 分割した植民地だ。イギリス領ギアナ(今日はガイアナとして知られている)、 オランダ領ギアナ(今日ではスリナムと言われている)、そしてフランス領ギア ナだ。後者は3つの地域の中では長い間、最も有名なものとして知られている。そ の理由の一部は,そこで生産される胡椒による(そこの首都はCayenne)。 しかし 大きな理由としては、1789年と第2次大戦の間の, 植民地としてのよくない評判の ためである。今日では、ガイアナとスリナムは独立州である。すでにフランスの植民地 ではないギアナは、依然としてフランス連邦の海外領土としてある。 アルミニウムの製造に使われるボーキーサイトは、 3 つのかつての「3つのガイアナ」からの最も重要な輸出品である。

ナンシー C. ルットキハウス