ペルーアマゾン

 
 ペルーアマゾンはアンデス山脈の東部、コロンビアの北、ブラジルの東、そし てエクアドルの北西にある。このペルーアンデスの壮大なジャングルの特徴はユ カヤリ川、マラノン川、チグレ川、プルス川などの沢山の川と混じりあっている ことだ。この地域では川の水路が変わる度に水や土地が変わり、泥沼がたまり、 新しい堤防が出来る。

 熱帯雨林のインディアンの住人は、伝統的に2つのうち1つの生態系に住み適応 してきた。

 それは川の側と、川と川の間である。

 大河付近に住んでいるそれらのグループは、川の側に住むと言う生き方を発達 させた。丸太のカヌーを使って、川や湖で淡泊質に富んだ魚を沢山捕まえる、と いうテクニックを発展させたのだ。彼らの定住地は川と川の間に住んでいたグ ループのよりも、もっと大きくもっと永続的な傾向にあった。

 そのグループは元来は川と川の間に住む存在として適合しており-それは例えば マチゲンガ、シャラナファ、シピボ、そしてカシナファ-魚の為に小川を開発した が、淡泊質の源としては主に狩猟に頼っていた。彼らの地域社会は彼らがしばし ば獲物を探して動くに連れて小さくなる傾向にあった。現在ではかつては遊牧生 活だったり、半ば遊牧生活を送っていた多くのグループがより大きな川のそばに 定着し、川と川との間の環境に適応し始めようとしている。彼らはさらに早く育 つ穀物-例えばトウモロコシ、ピーナッツ、プランテイン、バナナなどを栽培し始 めている。

 他のペルーアマゾンの住民にはセルバティコスと呼ばれる森の中で暮らしている 人々も含まれている。彼らは前世紀あた りに、プカルパ、イキトス そしてエスペランザという熱帯の辺境の街を植民し たのだ。これらの人々は、ゴムや鉱物や油を求める為や、またはそれを探す人々 にサービスを提供する為に、ジャングルに入ってきていたのだ。さらに最近の話 では、アンデス出身のケチュア語を話すインディアンは、耕作に適した土地へと 移動し始めている。彼らはカトリック教の見地から、古代の慣習をまとめると 同様に、伝統的な信念を持ち、移動を続けているのだ。

ナンシー C. ルットキハウス