オーレリーのハードな一日が始まる。パリを征服した日本人デザイナーの一人、アツロー・タヤマのフィッティングへ。斬新で新鮮、シャープでピュアなラインの伝統を重んじる者のみがあえて挑戦できる、未来主義的なスタイルだ。
お次は、まったく別な世界へ。カラフルで大胆なジャン=シャルル・ドゥ・カステルバジャックのフィッティング。ユーモアを交えたエレガンスで女性を着飾るこのデザイナーには、チャールズ皇太子もひかれたほど。今や、洋服は遠くから眺めるものではなく、着るもの。彼は、その時代に応じてクラッシクなものを考え直すべきと言う。そんな彼のポリシーにオーレリーは感動。
非常にユニークな個性の持ち主、ヴィヴィアン・ウェストウッドのフィッティングで、少し戸惑い気味のオーレリー。元パンクの女王であるイギリス人デザイナーは、“フェイク・ヒップ”でセンセーションを巻き起こす。自分の庭師をコレクションに起用したりと、つねに話題を提供し続ける。