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面はねぶたの命でもある。めぶた師の情熱と個性をそこに垣間見ることができよう。受け継がれた伝統と工夫がねぶたを支える。
The face of the NEBUTA "toro" is important to NEBUTA artists, called NEBUTA-SHI. The NEBUTA "toro" was invented and is maintained by the tradition of NEBUTA-SHI.
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ねぶたの後ろ姿は送り絵、見送り、送りねぶたなどとも言われる。夜の闇に小さく消えていくその姿は行く夏を惜しむようでもあり哀愁を誘う。
THE NEBUTA "toro's" back view makes me feel sad. I feel NEBUTA "toro's" back view symbolizes the sorrow felt because of the end of summer.
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束の間の夏に、北国の祭りは狂おしく燃え、生命の熱気が奔流と化す。沸き上がる歓喜の渦潮は天地を揺るがす。
I gaze at NEBUTA "toro", I have the illusion that NEBUTA "toro" grows infinitely large.
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青森に産まれた子どもたちは、物ごころついた頃から、ねぶた祭の興奮を肌で感じる。近所の子どもたちで参加する子供ねぶた。子どもたちは、年ごとのねぶた祭を楽しみにして大きくなっていく。
The children in Aomori City grow up enjoying NEBUTA festival.
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闇を裂き、天地を揺さぶる太鼓の音。子供のたたく小太鼓から数人でたたく大型太鼓まで、太鼓の乗りに祭りは絶頂に達する。
The sound of NEBUTA drums shakes the earth. NEBUTA festival climaxes with powerful sound.
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勇壮な太鼓の音とは相反して笛の音には哀愁がある。甲高いその音は燃やし尽くす祭りの中にあって、行く夏を惜しむかのようだ。
The sound of bamboo flutes sounds sad to me, yet I feel the sounds of NEBUTA drums are brave.
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ねぶたを動かす大切な役目が曳き手。先導者の合図と息のあった運行で、ねぶたは右に左にまるで生きているかのように迫力あるあるものに生まれ変わる。
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